目次１．２．３．風俗メシとはすすきのの風俗で遊んだ後、余韻に浸りながら、またはひとりで反省会をしながら食べるご飯のこと。だいたい脳内では『孤独のグルメ』の五郎さんのナレーションが聞こえている。『北福仁』の基本データ店名：北福仁場所：中央区南1条西7丁目 ビルヂングフクダ地下1F『北福仁』の体験談今回のお店は厳密にはすすきのではないんですけど、大通公園から南はざっくりすすきのって事で。牛タンと言えば仙台！というイメージがありますけど、札幌も昔から牛タンのお店が多いんですよね。長く営業している牛タン屋さんがあちこちにあります。私が人生ではじめて「牛タン＋麦飯＋とろろ＋テールスープ」の正統派牛タン定食を食べたのは狸小路近くにある『牛助』というお店で、それから私の牛タン人生が始まったんですけど、初めて牛タン定食を食べたのがちょうどこの時期で、だから寒くなってくると無性に牛タンとテールスープが食べたくなるんですよねぇ。で、ここ何年か地味に通っているのが『北福仁』さん。数年前に変態紳士仲間に教えてもらって、そこから定期的に通っているお店です。お店は狸小路と大通公園の間あたり、西7丁目という絶妙に人通りが少なくなる立地。これまた絶妙にわかりにくいビルの中に入ると目に入るのがこれ。そこを地下に降りて行くとこれ。どのビルに入ればいいのかわからないんですけど、入ってしまえば「これでもかっ！」って感じで看板が出ているので、あとは階段を降りて行くだけ。ドアを開けてお店の中に入ると、10人ぐらいが座れる長いカウンターと、その後ろにテーブル席がいくつもある広い店内です。いつもならお昼も夜もけっこう賑わっているんですけど、こういうご時世なので店内にあまり人がおらず並ばずに座れます。メニューを見つつこの日頼んだのは「牛タン焼飯」。ここ、ランチメニューには「牛タンチャーハン」、通常メニューには「牛舌焼飯」と別表記なんですけど(たぶん)同じものです。お茶を飲みながら待っていると、5分ほどでやってきます。どーん！どーん！！どどーん！！！食べてないのにもう美味しい！！！まずはテールスープから。一口、スープを口の中に入れるとじんわりと全身が温まるような優しい味付け。だしがしっかり出ていて、そしてあっさりとした塩味、最後にふわっと残るのはこしょうですかねぇ。全体的にあっさりした味わいなのに美味しいからいくらでも飲めそうなんですよ。スープの中に入っているお肉も大きくてしかも柔らかいから、なんかもうこのお肉も飲み物。さらにネギがたっぷり入っているんですけど、これも変な辛みがなくて好きです。美味しいテールスープを飲んでから牛タン焼飯へ。スプーンですくって一口食べてみるとわぁぁぁなにこれ美味しいぃぃぃ「牛タン乗せたチャーハンだろ」と思って食べたんですけど、これ、チャーハンとは別物です。まずお米が麦飯なんですよ、だからか噛み応えがすごく良いんです。噛み始めると油の香ばしさと一緒に旨みが出てくるんですよ。この旨み、なんなんでしょう、、、テールスープとは逆にしっかりとした味付けでめちゃめちゃ美味しい。鉄板焼き屋さんのガーリックライスに近いかもしれません。焼飯の上に乗っている小さく切られた牛タンも、しっかり北福仁の牛タンで焼飯と一緒に食べるとさらに美味しくてパクパク食べられちゃいます。付け合わせの菜っ葉も好きな味で、テールスープ、焼飯、菜っ葉の無限ループであっという間に完食です。今回は牛タン焼飯の小を頼んだんですけど、ちゃんとしたボリュームでお腹いっぱいです。お茶を飲んで少し休んでからお会計。牛タン焼飯(小)とテールスープで850円。冒頭でも書きましたが、札幌には色んな牛タン屋さんがあって好みは人それぞれですが、このお店は牛タン定食以外にも今回の焼飯や、さらにタンシチューもあってバリエーション豊かなので楽しいです。テールスープ含めて体が温まる、この時期に食べたい牛タン焼飯でした。(追記)このお店で牛タン以外のものを食べると、すぐ後に牛タン定食も食べたくなる呪いにかかります。気を付けてください。なので後日、牛タン定食をランチで食べに来ちゃいました。いつもならランチ時間には待たなきゃ入れないんですけど、こういう時期だからかすんなりお店に入る事が出来ました。この日は「牛タン定食(4枚)」にとろろを追加して2,000円。柔らかくて牛タンそのものの味を楽しめるシンプルな味付け、なのに後を引くから麦飯がバカスカ進みます。ここって1枚を2切れにしてくれるんですけど最初は2枚4切れしかお皿の中に入っていないんです。パクパク食べ進めているとあとから2枚4切れを追加してくれるスタイルなので、最後まで温かくて柔らかい牛タンを楽しむことができるんですよねぇ。麦飯にとろろを入れて食べているとあっという間に完食。テールスープでホッと一息つきました。当たり前ですけど、牛タン定食も美味しい。