由美と美弥子 3426

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Mikiko’s Room
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2021-11-10 05:31:09
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「バンザイして」 美咲は、腕で胸を抱いたままかぶりを振った。「あんたには、拒否する権利はないの。 わかるでしょ。 グズグズしてると、リスクが大きくなるばかりだよ。 ここには監視カメラはないけど……。 階段ホールにはあったかも知れない。 2人連れの女がトイレに入ったのを、警備員が見てる可能性もある。 その2人が、長い時間出てこなかったら……。 何か事故が起きたと判断されるんじゃないの。 警備員が確認に来るよ。 ま、いきなり女子トイレには入れないだろうから……。 まずは女の店員を呼んで、確かめさせるんだろうけど。 つまり、こんな能書き垂れてる時間も、もったいないってこと。 ほら、バンザイ」 絵里子は、美咲の腕で結滞している布地を上に引っ張って催促した。 美咲は、もう抵抗しても無駄だと思ったのだろう。 それなら、早く済ましてしまった方がいい。 美咲の腕が解けた。 ワンピースを抜きあげる。 絵里子は、そのワンピースを持って再び個室に入った。 美咲のワンピースをドアのフックに掛けるためだ。 しかし、そこでいたずら心が起きた。 絵里子はドアを閉め、鍵を掛けた。「美咲ちゃん。 ずっとそこでそうしてな」 すぐに、サンダルの足音がドア前に駆け寄ってきた。 ドアがノックされる。「絵里子さん! 助けて」「誰か来たら、隣の個室に入ればいいだろ。 でもその隙に、わたしは服持って出ちゃうけど。 どうやって帰る?」「助けて。 お願い……。 助けて下さい」「言うことを聞くね」「はい」 可愛い子。 絵里子は、ドアを開き外に出た。 美咲が半泣きで立っていた。由美と美弥子 3425 <目次> エロ本を拾った話