由美と美弥子 3422

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「そうこなくっちゃ。 さすが絵里子さん」「あんたたちだけに、恥ずかしい思いはさせないよ」「絵里子さんの場合、楽しい思いじゃないんすか」「あぁ、そうだよ。 第一、この格好じゃ、気分出ないわ」 絵里子は、スウェットの上下を着ていた。 上下同色だと、ジョギングに出るような格好になってしまう。 なので絵里子はいつも、上下別の色を着ていた。 今日は、上がグレー、下が黒だ。 これなら、普通に部屋着で通用する。 なにより、楽なのでやめられない。 しかし、さすがにこの格好で外に出る気にはならない。 外出と言えば……。 もちろん、あのアイテムだ。 その前に、こいつを脱がなくては。 スウェットの上下は、何の結滞もなく脱げてくれる。 ここもいいところだ。 あっという間に、ブラとショーツ姿になった。 われながら、スゴい体型だと思う。 廻しを着けたら、立派な相撲取りだ。 ブラとショーツを、むしり取るように脱ぎ捨てる。 全裸だ。 なんと素晴らしい響きだろう。 このまま外に出られたら、どんなにいいか。 そして、道行く男と、ことごとく性交するのだ。 性器から、男たちの精液を垂れ流して歩く。 なんて素敵な道行きだろう。「絵里子さん? 目が飛んでますよ。 まさか、その格好で出るつもりじゃ……」「裸で出てる気分にさせてくれる、とっておきのアイテムがあるんだよ」 絵里子は、ドアホンのモニター脇のフックから、割烹着ワンピースを外して来た。 普通の割烹着とは違い、背中側も覆われている。 ゆったりとしたワンピースの造りだ。 裾は膝下まである。 テレビショッピングで買った、「買物にも出られます」という品だ。 普段は、部屋着の上からこれを羽織り、そのまま買い物に行っている。 もちろん、気分の出たときは、全裸の上から着て出た。 絵里子は、頭から割烹着を被った。「はい、出来あがり」「おそろですね」 香織が、自分のデニムスカートを引っ張って見せた。 絵里子の割烹着も、ジーンズのような色合いだった。 やっぱりいい。 着ていても、肩にしか布地を感じない。 全裸で歩いているみたいだ。「さ、出かけるよ。 楽しいお散歩に」由美と美弥子 3421 <目次> エロ本を拾った話
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