由美と美弥子 3189

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    「逃がさないから」「これじゃ、ピストン出来ないだろ」「グリグリして」「なるほど」 わたしの陰茎は、最深部まで挿入した状態だった。 恥骨が、志津子のクリトリスを圧している。 そこに体重をかける。 かけながら、尻を踊らせる。 立っているから、動きは自在だ。「ほらほら」 膝をクッションにして、尻をグラインドさせる。「あひあひ」「気持ちいいか?」「いいっ、ぃぃっ」「それそれ。 うーーーーー、マンボ!」「昭和なギャグはやめて」「ギャグじゃないよ。 『マンボNo.5』って曲だ。 昭和には違わないけど。 よし、乗って来たぞ。 おれに抱きつけ。 首に手を回して」 志津子の両手が、わたしの首を巻いた。 志津子の体幹を少し持ちあげ、下に手を差しこむ。 そのまま抱き起こす。 志津子は、テーブルの縁に腰掛けた状態になった。 もちろん陰茎は、志津子の膣内に埋もれたままだ。「首、しっかり持ってて」 志津子の背中にあったわたしの手が、志津子の腿裏に移った。 さらに手を差しこみ、両の尻たぶを鷲掴む。「持ちあげるぞ」 首に回した志津子の手に力が入った。 おれたちは生きている。 今を生きていると思った。 志津子の尻を引きつけ、わたしの上体を起ちあげる。 静子の尻が、テーブルを離陸した。 そのまま後ずさりし、テーブルを離れる。 これは、「櫓(やぐら)立ち」という体位になるが……。 俗称の「駅弁」の方が有名だろう。 しかし、駅のホームでの駅弁売りが消えた今となっては……。 若い人には、由来がわからないのではないか。 考えてみれば、志津子とこれをやるのは初めてだった。 わたし自身も、何年ぶりかわからない。 やったのは、妻とだった。 若さゆえというやつだ。 新婚当時は、四十八手をすべて試してみたりしてたのだ。由美と美弥子 3188 <目次> エロ本を拾った話
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