捏造記者

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    ダイヤモンド・オンラインの記事。オイラは昔、KKベ×トセラーズで、捏造記事を書かされていたので…ああいう記事が生まれるカラクリがよくわかる。雑誌の記事は出版社の編集部での会議で決まる。書店に並ぶまで、取材、印刷などの工程があるので、発売日に丁度「旬であるだろう話題」を見通した内容になる。ツイッターでも書いたけど 20年近く前「日産工場の閉鎖で女子工員が風俗嬢に…」の特集に関わった。当時は「工場閉鎖で2万人の解雇」が話題になった。そこで、風俗に女性従業員が流れた…と、雑誌の発売の頃にタイムリーなネタを入れた。でもこれ、例の ナイナイ岡村発言 (新型コロナで美人さんが風俗) と同じ憶測 に過ぎない。編集会議で記事が決まると担当編集者を決め…フリー記者に発注する。でもこれ、巻頭にヌードグラビアがあってエロ記事満載の男性誌での話。逆にダイヤモンド社が発行するような社会派の雑誌は、ライターなどのフリー記者からの情報提供があって、その裏を検証した上で記事を掲載する。…と思っていた。風俗ライターで、オイラ。この頃はフリーのライター兼カメラマンをやっていた。他にもAVのパッケージ撮影、ビデオ撮影、編集…かつての編集仲間からは「ひとり編プロ」などと呼ばれたりした。風俗ではシティ・ハ×レム、ギャ×ルソン などのC級風俗誌。男×特選街、クラブ・ア×ターなどなど…数えたらキリがないぐらいの媒体で風俗取材をしていた。一回の取材で多くの媒体にネタを提供出来るのは効率的だし…なにより媒体が多ければ売り先が増える事になる。風俗店側もオイラの取材で多くの媒体に宣伝が出来るので…利害関係が一致するワケ。当然オイラのところには最新の風俗情報が集まる。例えば…雑誌が「風俗版ワールドカップを企画」した時のこと(2002年に実際に書いた)オイラに外国人風俗嬢の情報についての問い合わせが入る。「取材オッケーな外国人なら4、5人ならいまっせ!」と返信。…で、こんな記事が出来る。(←)国籍が散っているが…この辺はテキトー。店側には許可を取って、フィリピン人やコロンビア人の風俗嬢をアメリカ人だぁイタリア人に仕立てちゃう。これも捏造っちゃ捏造だけど(笑)。こんな軽度の捏造記事なんかは簡単だった。他にも「高学歴風俗嬢」「出身地方別風俗嬢」…実在する嬢の写真さえ載せれば、どんな企画でもカンタンに捏造っちゃえる企画。そもそも、嬢のプロフィールに真実の個人情報なんかないのだから…ね。店側だって客が来るならどんな企画でもノリノリで対応してくれる。もちろん、風俗店からオイラのところに集まる情報を提供して、記事が決まる場合も少なくない。新人情報。AV女優の入店情報。盆暮れ、バレンタイン、ゴールデンウィーク、クリスマス企画。などなど。風俗店もメディアも、どちらにも利益がある形態の記事はオイラの得意とするところ…だった。暗黙のNG逆に…風俗店に何のメリットもなかったり…マイナスのイメージになるような雑誌記事は風俗店からの協力は一切得れない。例えば、本番をヤラせてくれるヘルス嬢。 こんな記事が店舗情報と一緒に掲載されたら…店は管理売春で即逮捕されてもおかしくはない状況になる。実はソープランドでも同じで、具体的なプレイ内容は掲載できない。写真でも「映していはいけないルール」があったりする。もちろん嬢の裸の写真もダメ。オイラが編集長時代に一度だけ、吉原ソープ嬢のヌードグラビアの掲載した。店名は誌面に掲載しないで…店舗情報はダイアルQ2で…という裏技を使ったが…。これでもギリギリの線(アウトの可能性大)だった。本番関係は…雑誌では大抵、裏フーゾク扱い。嬢の写真や風俗店の具体的な情報は一切なく、潜入ルポの文章のみの記事の扱いになった。これは、本番情報の具体的な記事は、店側だけでなく、出版社側も売春幇助で摘発される危険があったからだ。なので、裏フーゾク潜入ルポは店舗特定もしない 文章のみ記事。…結果、捏造記事のの温床 にもなりがちになった。皮肉にもこれが人気記事になったりしたものだ。風俗店のディメリットになる記事といえば…他にも病気関係 がある。オイラが風俗誌やっていた頃は…まだエイズパニックの時代。STOP AIDS の裏で生フェラ風俗が大人気だった。どこぞの嬢がエイズに感染したなんて情報は以ての外。まぁほとんどがガセ情報だっが…それがガセ情報でも業界全体に影響するレベルの話なので…性感染症を含め病気の話題はNG。これは当たり前。これが…ね。前回のダイアモンド・オンラインでの記事。ソープランドのチェーン店の幹部から「系列店舗で新型コロナ感染の嬢がいた」という情報が出たという…話そのものが「ありえない」と言える理由でもあるのよね。風俗と性感染症を記事にするなら…それこそ、社会派の雑誌で、しっかりと裏を取って記事にすべき事だと思う。情報ソースの出どころを把握していないと…業界から風評被害で訴えられた場合どうするのか?ちゅう話になっちゃう。専門知識冒頭の「日産工場の閉鎖で…」の担当編集から、「ちょっと来い」と連絡があった。結局、書くライターをオイラにしたようだ。ここはいつも無理難題を押し付ける。最悪の場合、捏造っちゃえ!匂わされてもも…オイラは風俗は分かっても「日産工場の実態」がわからない。女子工員いたのか?給与形態もなにもかも分からない。厄介だったのは、その担当編集者はオイラの前職の編集での大先輩だったこと。立×談志責任編集の雑誌の実質の編集長だった人だ。オイラに連絡が来たという事は…おそらく、他のライターに断られたって事なんだろうな(笑)やはり専門知識がない分野での記事を書くのは「捏造」でもリアルに書くのはキツい作業(笑)当時はフリーのオイラ。上記したように、媒体を多く抱えているのは風俗記者としてはメリットになる。しかも 「KK ベス×セラーズ」 は大手だ。後に「これ、ボクが書きました」ってのは、フリーライターとしても大きな宣伝になるのよ。記事の内容ではなく、媒体にコネがある証拠の方が大事だった(笑)これで…捏造記事に手を染める…ってか「めんどくせぇ~仕事受けさせられた~!」ってのが正直な印象だった。そんな経験がオイラが勝手に「ダイアモンド・オンライン」(以下、媒体D(笑))でああいう記事が出るカラクリを邪推する。目には目を、捏造には…オンライン配信は雑誌のように印刷、配本工程の時間がいらない。話題になる事案に対して数時間もあれば記事にして発信する事ができる。問題は取材するだけの時間だけだね。岡村発言は23日の深夜に放送された。炎上したのが2~3日後だったろう。この記事が出たのは、放送から一週間を経た。今月1日の早朝。この間に、岡村発言に「雇用調整助成金」や「(風俗を)早く卒業してほしい」という、社会問題、や弱者救済のようなイデオロギーまで乗っけて来た。オイラの経験に当てはめてみると…「風俗専門の記者」が「雇用調整助成金」などの知識などあるはずもない。逆もまたしかり「雇用調整助成金」の知識があるライターが「風俗に知識」があるとも思えない。媒体Dの記事にはふたりの記名がある。副編集長のS氏とジャーナリストF氏のふたりの女性だ。風俗チェーン店の幹部に取材出来るコネがあるのか…経歴を調べてみたら…このふたり、同じ北海道新聞出身という接点があった。オイラと KKベスト×ラーズ の担当編集とソックリな構図(!)他のライターが断るような面倒な記事を「捏造」して共同執筆するにはピッタリな間柄(笑)ジャーナリストF氏のキャリアを見ると「労働格差問題」「社会保障問題」の経験はある。だが、ソープランド・チェーンの幹部を取材出来るコネがあるとは思えない。前の記事でも書いたが、風俗記者が接点を持てるのはせいぜい「広報担当」なのだ。チェーン店の管理者など言わば「経理部長」「総務部長」と同じ、一介に雑誌記事に、何のメリットもないのに対応をするワケもない!このジャーナリストがオイラだったら、知らない分野なら「精通した人」に取材しなければならない。…とても違和感を感じたのは風俗に関わる記事に必ず出て来る「風俗に詳しいジャナーリスト」が登場していない 事なのよね。記事の基本ですよ。ジャーナリストは万能ではない。得手不得手のジャンルがある。これが芸能記事なら「芸能ジャーナリスト」「芸能事情に詳しいA氏」が登場して話を伺うテイに記事を書く。問題だったのはインパクトを重んじるあまり「岡村隆史発言に風俗店幹部が怒る」 という記事タイトルを先につくっちゃった事…ではないかと思う。こういう風呂敷を広げると…「風俗ライターから聞きました」では済まなくなる。そして、これも憶測だが…編集会議の段階から記事に雇用調整助成金や弱者救済のようなイデオロギーも含む事が決まっていたのではないか…と。雇用調整助成金や弱者救済って、「風俗に詳しいライター」が風俗店幹部から引き出す内容ではないものな(笑)やはり幹部が自らのクチで語った事にするしかない。記事には「如何にも取材しました」テイの写真が上がっているが、これも捏造の常套手段。こんなん編集者のお父さんにでも頼める。どうせやるなら「風俗チェーン店の幹部」なんだから、高級腕時計をチラ見せでもしてもらって欲しいけどね。腕時計すらしてないんだよね。なによりも…安っぽい喫茶店だ。「ウチの系列でもコロナ感染した嬢が出た!」「ヤミ営業をしている風俗店がある」という、ヤバい状況を語るのはあまりに…無防備に思える。壁に耳あり…障子になんとか撮影も女性記者の名前がクレジットされている。つまり取材はジャーナリストF氏と風俗店幹部とのふたりだったと思わせる。うーむ。記事では、風俗で働いていると誰かに知られることを極端に嫌がる。と書かれている。風俗嬢の個人情報を管理している人物が謎の女性と喫茶店で写真まで撮られていたら…しかも、この幹部は「休業するべき―Aさんはそう経営者に訴えたが、即座に却下された」という立場。問題ありありじゃね?風俗店幹部ならそれなりの場所を持っているハズ。店内だったり、個室の喫茶店とか…だって、暴露に近い内容を幹部が語るんだぜぇ。何のメリットもないが(笑)メディアの終わりしがないエロ本編集者のオイラのボヤキ…だけど…媒体Dのような、大正2年操業の由緒ある出版社、しかも経済、金融という絶対的な信頼を必要とする媒体を発行する出版社がこれをやっちゃお終いだと思うのよね。最後に…この岡村発言を厳しく言及し…生活困窮者からの搾取だと叩きまくっていたNPO法人の代表。彼とこの記事のジャーナリストが前から接点があった事が判明。ここまで書いて気付きましたが…編集部からの依頼ではなく…ジャーナリストからの売り込みの記事の可能性も出てきましたね(アチャー)副編集長と北海道新聞での繋がり…ただ、やはり風俗に関する店はやはり信頼できない。媒体Dが風俗の幹部の証言を怪しいと思うほどの…パイプがあるとも…ウラを取るほどの力があるとも思えない。捏造に乗せられたのは媒体Dかもしれないな…だとしても、風評被害で訴えられた場合の責任は…どうなんだろうかしら。由緒ある出版社と特定イデオロギーの接点…これはね。やはり問題だと思います…社会正義のためなら…捏造も正義!と考える人が増えましたね。まぁそれは報道ではないのですけどね。怖っ!
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