由美と美弥子 3030

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     万里亜が、バラ鞭を腰のストラップに挿した。 片手の平を、口元に翳した。 万里亜の頬が収縮した。 唇が突き出る。 その先から、粘性の液体が繰り出された。 もちろん、唾液だ。 水飴のように糸を引く唾液が、窪めた手の平に呑みこまれていく。 万里亜の表情が元に戻った。 手の平が、上を向いたまま下降する。 唾液を貯めた手の平は、まるで仏像の印相のようだった。 万里亜のもう一方の手が、ディルドゥを持ちあげた。 亀頭が上を向く。 印相の手の平が、ディルドゥを越えるまで下降し……。 亀頭を掬うように掴んだ。 手首をローリングさせながら、万里亜は満遍なく亀頭に唾液を滑らせた。 万里亜が、少年の背中に向けて歩を進める。 万里亜の片手が、少年の肩にかかった。 2人の身長は、通常であれば同じ位なのかも知れないが……。 万里亜が高いピンヒールのブーツを履いているのに対し、少年は裸足だ。 しかも、少年は腰を折っている。 万里亜の腕は、少年の肩を上から押さえつけるような角度で伸びていた。 万里亜が、腰を沈めた。 やっぱり……。 さっきまで、万里亜のディルドゥの切っ先は、少年の仙骨のあたりを指していた。 しかし、万里亜が腰を沈めることにより、ディルドゥは、少年の尻を下から覗う位置まで降りた。 やはり、そうなのか。 そして……。 そのとおりだった。 万里亜は、肩に掛けた片手はそのままに、もう一方の手でディルドゥの根元を握った。 少年に、にじり寄る。 肩に伸ばした腕に、筋肉の筋が浮き出た。「ひぎ」 少年の全身が、瘧のごとく震えた。 少年の足指が、1本1本、鍵盤のように上下していた。 まりあの腰は、少年の尻に密着していた。 空隙はない。 むろん、ディルドゥは消えていた。 どこへ? もちろん、少年の直腸深く突き刺されたのだ。由美と美弥子 3029 <目次> エロ本を拾った話
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