由美と美弥子 3119

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    「Gスポット」「これが?」「そう」「あなたのおちんちんの先を……。 おろし金にかけるみたいにして擦ってちょうだい。 腰を上下させればいいの」 男はシャワーハンドルを握り直すと、慎重に上下動を始めた。 亀頭の先が膣壁にあたる度に、ザラッとした感触がある。 まるで、数の子の粒を一面に貼り付けたおろし金のようだった。 そこに、亀頭の裏を滑らせる。「あひぃ。 いぃ。 いぃ。 もっと。 もっと」 完全に奉仕させられている形だ。 同年代の女性だったら、反発心も湧いたのかも知れない。 しかし、二回りも年上の女性の命に従うのは、むしろ心地よかった。 男は、背中の汗が、尻まで流れ落ちるのを感じた。 額からも汗が落ちる。 額を、前方に突き出した二の腕に擦りつけ、目に入ろうとする汗を拭う。「ぃひひひひひひひひぃ。 イク……。 イクイクイク」 女性の声が裏返った。 男にも限界が訪れようとしていた。 吐精の予兆もそうだが、手脚の踏ん張りも限界だった。 二の腕は、プルプルと震えていた。「イクイクイク。 ……。 イックぅぅぅぅぅ。 あきゃ。 あきゃきゃ」 女性の身体が、蹲ったまま跳ね踊る。 陰茎が抜けないよう、最下端まで腰を落とす。 腹で、女性の尻を押さえつけた。「あぅ」 男が、オットセイのように呻いた。 射幸感が脊椎を貫いた。 亀頭の先に、激しい迸りを感じた。 射精しているのだ。 女性の膣内に。 男の意識は、柔らかなマシュマロにも似た幸福感に包まれながら……。 立ちのぼる湯気となって……。 消えた。由美と美弥子 3118 <目次> エロ本を拾った話
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