あごクイの政治学

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マゾヒズムに花束を!
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2020-09-01 16:53:03
リタ・ヘイワースなんて女優さんをご存知の読者は、このブログにいらっしゃるのでしょうかねえ・・・ かくいう僕だってリアルタイムで知っていたわけではなくて、学生時代に映画を観た時にはすでに古典的な伝説となっていた女優さんなのですが、マゾのツボに鋭く刺さった思い出がある。 この画像はもしかして以前にも紹介しているかもしれませんが、1946年の米国映画「ギルダ」からで、妖麗なファム・ファタール的な魅力が炸裂している作品。 このアゴくいシーンに僕はやられてしまいます。 昔、「顎クイ(あごくいフェチ)」という記事も書いていて、僕はこれが大好きなのです。 まぁ、別にどうってことのない、鞭や顔面騎乗に比べれば刺激の少ないアクションではありあますが、支配と服従のプレリュードというのか、パワーバランスの駆け引きがこれから始まるんだという期待でワクワクする。 このアゴくいの後に、どのようなドラマが展開するのかというと・・・ 当然こうなる。 誰がどう考えてもそうですよね? イキナリ全裸になるかはともかくとして(それが望ましいが)、私は貴女様に絶対服従してご奉仕申し上げますという、決意表明の儀式とも言えるこの所作は、SMの伝統様式として古くから、おそらく無意識にでも行われていたと思われます。 「アゴくい」というネーミング自体は新しいのですが、このプレイスタイルは意外と古く、江戸時代からあったようです。 「NHKの大河ドラマ『真田丸』に顎クイ場面が登場 !」 誰でも気軽に出来そうでいて、これも顔面騎乗と同じで、ただやればいいってものじゃなく、女性の方に威厳と貫禄が必要で、壁ドンにも似た迫力がないとつまらない。 何よりも重要なのは「目力」で、女王様は男(奴隷)アゴの位置を調整しつつ、視線責めをする。 この見る・見られるという関係性を両者が意識して「見える化」される装置としてこの「あごクイ」アクションは機能しているわけです。 「奴隷契約書」を書いて、それを声に出して読み上げるのに匹敵する、ある意味で恥ずかしい、だけど萌えモエ〜的な場面なのです。 この気持ち、わかる人にしか、わからんでしょう(>_