グエンドリンの冒険

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マゾヒズムに花束を!
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2022-09-10 09:00:22
ジョン・ウイリーの代表作にグエンドリンの冒険というのがあります。 金髪でグラマラスなグウェンドリンは、親の遺産で細々と田舎に暮らす世間知らずな少女。 彼女がさまざまな困難に巻き込まれながら、悪漢に拘束され虐められるという、典型的なボンデージ・コミックです。 この物語の悪役でグウェンドリンの最大の敵が、髭をはやしたチビの三流貴族、ダーシー卿 (Sir d'Arcy)。 英国のSardaxは、この古典的な素材をもとに 換骨奪胎した「グウェンドリンの復讐」というシリーズを描いています。 本来ならば、S男的キャラのダーシー卿を、M女ではなかったけれどもかよわき乙女的なグウェンドリン嬢が支配して虐めるという、これまた典型的な逆転の構図が描かれる。 古典的・伝統的な Fem-Dom ファンタジーの王道をいく物語が、Sardax の見事な筆致で楽しめます。 この絵では、ペニスに紐をつけられているようで、ぶらチンポの伝統を踏襲しているように見えます。 原作のファンが見たらどう思うのか微妙ですが、S男性なら憤慨するのでしょうか。 FemDom嗜好で、元ネタのダーシー卿がS系だと知っていれば、この構図はたまらない。 これも言い方を変えるといわゆる「二次創作」あるいは、パクリの一種という見方もありえるのでしょうが、原作をリスペクトした、新しいオリジナリティという見方も可能だと、僕は思います。 まぁ、パクリばっかりやって自己満足してる僕が言うのもおこがましいとは思いますけど、Sardaxのこのやり方は筋が通っていて、粋だと感じる。 仮にパクリだとしても、その手法、見せ方に巧みの芸があり、感動させてくれる。 彼は一流の芸術家・画家だと思う。【関連エントリー】■ Sardaxの世界