由美と美弥子 3489

由美と美弥子 3489の画像
画像0枚
-
Mikiko’s Room 3view
  • Niconico
  • Niconico
動画リンク2本 埋め込み動画0本
■ 3人連れ立って、絵里子の部屋を出る。 昼下がりの外廊下は閑散としていた。 電線でカラスが鳴いている。「香織、似合ってるよ、それ」「そうっすか」 香織は、犬の首輪を着けていた。 美咲のときみたいに、首輪を隠すバンダナは巻いていなかった。 ラフなトレーナーとデニムスカートなら、首輪のままでも違和感がないと思ったのだ。 案の定だった。 ぜんぜん変じゃない。 普通にチョーカーに見える。 チョーカーとは、首にぴったり沿って巻きつくデザインの首飾りだ。 ベルトで締めるチョーカーも、普通に売られている。 エレベーターホールにも人影は無かった。 下降の途中でも、乗りこんで来る住民はなかった。 1階に降りる。「2人とも、ちょっとここで待ってて」 2人を残し、絵里子はエントランスホールに出た。 エントランスには、管理人室の窓がある。 管理人が、窓の向こうに座っていることは滅多にないが……。 万が一ということもある。 管理人室の窓からは、今日の目的地への扉が見えるのだ。 エントランスのフロアタイルは、正面入口からのガラス越しの光を浴び、水を撒いたように光っていた。 管理人室の窓には……。 カーテンが閉まっていた。 窓前のカウンターには、「巡回中」の札が出ていた。 オッケーだ。 絵里子は後ろを振り返り、エレベーターホールにいる2人を手招きした。「何なんすか?」「今日の舞台はあそこだよ」 絵里子は、エントランス脇の扉を指差した。「へ? ゴミ置き場?」「ここもまた、白昼の死角のひとつだろ。 わざわざ外に出なくても、そういうところはあるものさ」 絵里子は2人を促しながら、ゴミ集積場の扉を開いた。 饐えた臭いが鼻を打つ。 しかし、思ったほどではない。 生ゴミの日じゃなかったからかも知れない。 中には、誰の姿も無かった。由美と美弥子 3488 <目次> エロ本を拾った話
美咲の出演動画
関連記事

記事についての意見を送る

動画が見れない、ワンクリック広告があるなど、ページに問題がある場合はご意見をお聞かせください。

サイト名
Mikiko’s Room
記事タイトル
由美と美弥子 3489
ご意見の内容
メッセージがあればお書きください
閉じる