『燕嵐闇中顧話』は、政略結婚と純愛が組み合わさった切ない中華風ファンタジーです。
二人の出会いや結婚に至る背景もきちんと描かれ、しっかりとしたストーリー構成に読者の満足が高い作品です。
作者の画力が高いので、中華風の衣装や背景などが細かい部分まできれいに描かれています。
少女漫画風でありながら、エッチシーンはガッツリ描写されており、純愛とエロが同時に楽しめる作品に仕上がっています。
特に、大柄の偉丈夫であるヒーローに対し、小柄で小動物のような愛らしいヒロインのギャップがおすすめポイント。
身長差カップルが好きな人にはたまらない組み合わせです。
目次
あらすじ
とある時代、小国の姫である春燕は、蛮族の侵攻から国を守るため政略結婚をすることになる。
強国・南安国の属国になる証として南安国太守の息子が治める北斗州に嫁入りする。
子どものように小柄でありながらも自分の立場を理解している春燕は、役目をしっかり果たすつもりで床入りする。
その床入りの場で分かったことは、自分の夫となった男が幼いころ関わりのあった泰嵐であるということ。
しかも当時、不本意な形で離れ離れになったきり会えなくなった二人だった。
幼いころの淡い想いを成就させた形で二人の初夜は盛り上がる。
しかし物語の最後に泰嵐の秘密が明らかになり・・・。
キャラ
【春燕(しゅんえん)】
年齢:十代(成年の儀は済ませている)
性格:勝ち気で真面目
立場:小国の姫
政略の駒に使われる自分の立場を理解している。
小柄だが元気がよく、幼いころは走り回っていた。
【泰嵐(たいらん)】
年齢:十代(おそらく春燕と同年代)
性格:一途で真面目
立場:太守の息子
幼いころは病弱で寝込むことが多かった。
体が弱いことが原因で都から離れた土地に預けられていた。
そこで春燕と出会う。
レビュー
幼いころに出会った春燕と泰嵐は、すぐに仲良くなります。
病弱な泰嵐に対して元気な春燕。
春燕は、泰嵐の望みをかなえてあげようとしますが、それが原因で泰嵐は体調を崩してしまいます。
大切な客人である泰嵐に大変なことをしたと叱られ、その咎で一族は追放。
そして二人はそれっきり離れ離れになります。
そんな甘酸っぱい思い出がエッチシーンの合間に回想として出てきます。
この思い出があることで、二人の再会と政略結婚の萌え度が高まるんですよね。
最初は、春燕があまりにも小柄なので「子供を身代わりに立てたのではなかろうな?」と疑いの目を向けられてしまいます。
実際に春燕は背が小さくて泰嵐の胸くらいまでしか身長がありません。
しかし、おっぱいはしっかりあります!
立派な大人の女性です。
「自分の手で確かめてみたら良いでしょう⁉」と春燕は啖呵を切りますが、本当に泰嵐の「手」で確かめられちゃいます。
結局、春燕はおいしく食べらてしまいますが、メインのエッチシーンはとても丁寧に描かれていて満足度が高いです。
丁寧で優しい手つきの反面、統治者として身についた上から目線のクールな口調が泰嵐の魅力をアップさせています。
物語の最後は、泰嵐の意味深な言葉で終わりますが、この続きのお話もありそうな・・・そんな予感のする終わり方です。
Hシーン
何度も言いますが、春燕は小柄なのに胸は大きいです!
しかも若さのせいなのか硬そうなんですよね。
中身がパンパンに詰まっている感じがイラストから伝わってきます。
自分も切羽詰まっているのに丁寧に春燕をほぐす泰嵐の表情にも注目です。
クールだけど時々その仮面がはがれる瞬間に萌えてください。
そして二人の体格差もポイントの一つです。
大柄な泰嵐のものを必死で受け入れる春燕がかわいい!
体格差カップルが好きな人にとっては、後半の盛り上がりで春燕が後ろ向きに抱えられたまま下から突き上げられるところが一番のおススメシーンです。
春燕が小さすぎて子どもを抱っこするみたいにエッチできちゃう。
あの体位ができるって、相当な体格差です。
それにしても初夜だっていうのに何回やっているのでしょうか。
春燕が元気そうだから許されるかもしれませんが、最後の会話の後にも「もう1回」やってそうです。
エッチシーンは、かなり濃厚で、しかも泰嵐の前戯が丁寧です。
処女なのに春燕は、激しくイっちゃいます。
イキすぎて涙があふれるところ、事後直後に力が入らず大股広げて脱力しているところも注目です。
エッチ自体は、王道ノーマルなので女性も安心して読めます。
まとめ
中華風ファンタジーの『燕嵐闇中顧話』は、「えんらんけいちゅうこわ」と読むのですが、中国語ではなく作者の造語です。
お話を読むと、このネーミングの意味がわかります。
中華風の衣装は、唐の時代をイメージして描いたとのことですが、エロさとかわいさを追求したらオリジナルな感じになったようです。
それぞれの衣装がかわいいので、一度読んで余裕が出たら、細かい描写にも注目してみましょう。
冒頭に出てくる春燕のお兄さんの衣装も個人的には気になりました。
画力の高さから読者の評判も「べた褒め」のものが多く、かなり満足度の高い作品です。
物語の最後の部分では、ストーリーの続きがありそうな雰囲気のまま終わりとなります。
ストーリーに深みがあることから「続編望む」の声が多いのも納得です。
最終ページに二人が並んだ後ろ姿の描写がありますが、これを見ると「春蘭って本当に小さいんだな」と感じます。
時代物や政略結婚などのカテゴリーが好きな人、体格差カップルが好きな人に特におすすめです。
総合評価
タイトル | 燕嵐闇中顧話 |
---|---|
おすすめ度 | [usr 5.0 size=17] |
商品発売日 | 2021年05月28日 |
値段 | 770円 |
サークル名 | 360 |
作家名 | コナ |
元ネタ | オリジナル |
シリーズ名 | |
ジャンル | 断面図 ラブラブ/あまあま 初体験 シリアス ファンタジー 純愛 ティーンズラブ ノーマルプレイ |
ページ数 | 47P |