「んん」　絵里子は、左手を美咲の脚から外し、乳首を摘まんだ。　ビンビンに尖らせている。　捻りあげる。「うっ」　美咲の目が開いた。「香織、顔のアップ」　美咲の目は、眼前に構えられたスマホに向けられているが……。　まだ事情が思い出せていないようだ。　もう一度、乳首を捻る。「あぅ」　目に正気が戻った。　顔が振り向いた。　絵里子と目が合う。「あ」　ようやく、自分の置かれた状況が腑に落ちたらしい。　逃れようと藻掻き始めた。　しかし、両脚は開いたまま固定されている。　腕は自由だが、絵里子をどうにかしようとしても、後ろ手では力が入らない。「や、やめて！」「ほんとに止めていいの？　こんなにぐしゃぐしゃにしてるくせして」　絵里子は、陰核を潰した指に力を籠めた。　引きずるように滑らせる。　指の腹の凹凸に、陰核が弾かれる。「ひぃ」　美咲が仰け反った。　意識が戻ると同時に、股間の感覚も花開いたのだろう。「ほぅら。　気持ちいいだろ？」「や、やめて……。　あひぃぃ。　ダメ。　それ、ダメ」「何がダメなんだい？　またイッちゃいそうだから？　いいじゃないの。　イクところ、しっかり撮ってあげるよ」「や……め……」「ほらほら」「あひぃぃぃ」「香織、ちょっと撮るのやめて、さっきのところ、見せてやりな。　寝バックでイキ狂ったところ」由美と美弥子 3360 ＜目次＞ エロ本を拾った話