由美と美弥子 3341

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Mikiko’s Room
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2021-07-14 06:08:20
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■ 以来、香織は、絵里子の子分になった。 「子分」というと、なんだかコミカルなニュアンスだが、まさしくそんな感じなのだ。 「手下」と言ってもいいのかも知れない。 子分としての働きの褒美は、もちろん寝バックで突き刺されることだった。 ひとつは、膣イキが癖になったのだろうが……。 もうひとつの理由は、真性の被虐体質にあるようだ。 うつ伏せに押さえつけられて犯されるというシチュエーションが……。 激しい昂奮と快感をもたらすらしい。 絵里子は香織を待つ間、ダイニングチェアに座りながら、美咲を見下ろしていた。 美咲は、ダイニングテーブル脇で膨らませたエアーベッドに、仰向けで寝ていた。 クラッシュナッツのピザに埋めこんで食べさせた、睡眠導入剤がまだ効いているのだ。 アルコールとの相乗効果もあるのだろう、深い眠りに沈んだままのようだ。 玄関のチャイムが鳴った。 絵里子は椅子を立ち、廊下にあるインターホンの親機を覗きこんだ。 香織だった。 相変わらず垢抜けない格好だ。 赤のカットソーにデニムのスカート。 絵里子は通話ボタンを押した。「周りに誰かいる?」「いません」 絵里子は玄関に向かった。 サンダルを履いてたたきに下り、ドアスコープを塞ぐマグネットを外す。 マグネットは、100均で購入した。 ドアスコープというのは、外からも内部が見えてしまうものなのだ。 なので普段は、マグネットで蓋をしてある。 スコープの向こうには、香織が所在なさげに立っていた。「誰もいないわね?」「いません」 U字ロックを外し、サムターンを回して解錠する。 ドアを細めに開く。 絵里子の姿を見るなり、香織は目を剥いた。 無理もない。 絵里子は全裸で……。 いや、正確には全裸ではない。 股間には、ペニスバンドが装着されている。 むしろ、全裸よりも異常な姿だ。「周りに誰かいないか、やけに気にすると思ったら……。 そういうことっすか。 昼間っから飛ばしてますね。 酒臭いし」由美と美弥子 3340 <目次> エロ本を拾った話