由美と美弥子 3047

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     万里亜の話は、ウソではなかった。 コンビニの店員は、おそらく美弥子と同年代だろう。 しかし、とてもそうは思えないほど幼く見えた。 あの子がアパートに帰って……。 美弥子の裸を想像しながら、オナニーする。 考えただけで、惑乱しそうだった。 部屋に入り、鍵を閉めると……。 彼は、着ているものを脱ぎ捨てる。 全裸。 中学生のような華奢な身体だ。 しかし、小さな陰茎は、精一杯勃起している。 彼は、ワンルームに置かれたベッドに仰向けになる。 そして、美弥子の裸を思いながら……。 陰茎を擦る。 擦る。 擦る!『イ、イク!』 宣言と共に、彼の身体は海老のごとく跳ね踊る。 陰茎から放たれた精液は、クジラの潮のように噴きあがる。 天井近くまであがった精液は、放物線を描いて落下する。 彼の顔に。 しかし、彼は避けようともしない。 大きく見開いた両目には、瞳がなかった。 その真っ白な海に、精液が叩きつけられる。 練乳のように。 鼻にも。 唇にも。 彼の幼い顔は、工作糊を塗ったみたいに埋め尽くされていく。「ちょっと、美弥ちゃん。 まーた、自分の世界に入っちゃった」「仕事中に、これはちょっと困るわね」「ですよね。 わたしが上司として、厳しく指導します。 仕事中に妄想はしないこと。 特に、エロい妄想は」「してません」「万里亜さん、どう思います? この大ウソ。 さっきの顔を見てたら、丸わかりですよね」「確かに。 さっきの店員くん、今の美弥子さんの顔だけでイケると思うわ」「あとで、一緒に行って来ましょうよ。 3人で」「イヤよ」 美弥子は、缶ビールのパックを持ってキッチンに逃げた。 大型の冷蔵庫には、缶ビールがパックごと入った。由美と美弥子 3046 <目次> エロ本を拾った話
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