由美と美弥子 3329

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■ 夏の暑い日のことだった。 スーパーでの買物中に、彼女を見かけた。 絵里子が見ても、挙動がおかしかった。 お菓子の棚だった。 手に取ったチョコレートの箱を、スカートのポケットに突っこんだ。 絵里子は、彼女が棚を離れる前に近づき、後ろから声を掛けた。「戻しなさい」 彼女は、雷に撃たれたようにビクリとした。「見られてたわよ。 保安員に」 彼女は、憐れなほどうろたえた。 これはウソだった。 しかし、これほど稚拙な万引きでは、ほんとうに見られていてもおかしくない。 監視カメラもあるし。 彼女の万引きを止めたのは、決して彼女のためを思ってのことではなかった。 住民から万引き犯が出れば、マンションの資産価値も下がりかねない。 彼女がチョコレートの箱を戻すのを確認し、絵里子は自分の買物に戻った。 スーパーを出て、歩き出したときだった。 彼女が、道路脇に突っ立っていた。 一瞬、因縁でも付けられるのかと思った。 しかし、近づいて来た目を見て、違うことがわかった。 絵里子の前まで来ると、彼女は深く頭を下げた。「さっきの、初めてよね」「はい」 声を出して気が緩んだのか、涙が後を追って零れ落ちた。 人目があるので、彼女の腕を取り、舗道脇のポケットパークに促した。 ベンチに座る。「良かったわ。 初めてのときに止められて」「すみませんでした」「どうしたの? チョコレートがほしかったわけじゃなかったんでしょ?」「春に就職したんですけど……。 わたしトロいから。 最初は親切に教えてくれてた先輩も……。 だんだん言葉がキツくなって。 それが、職場全体に広がってったっていうか……。 わたしを怒るのがブームみたいになったって感じで」「それで、辞めたのね」「はい」由美と美弥子 3328 <目次> エロ本を拾った話
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