由美と美弥子 3299

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「あぎゃ」 蓋に映った亀頭が、膨れあがったように見えた……。 刹那、亀頭が爆発した。 真っ白い溶岩流が噴出した。 瞬時に蓋の裏が白く覆われた。「おご」 薫は、首を前に突き出していた。 おそらくその目には、もう瞳がないだろう。 しかしその身体は、若い噴火を続けていた。 蓋を流れ下りた精液が、雪崩のように弁当の表面を覆っていく。「かはぁ」 ビニール人形の栓を抜いたみたいに、薫の身体から空気が抜けた。 支える間もなく、典子の前にくたくたと折りたたまれた。 肛門にディルドゥが刺さっているので、尻だけを突きあげた姿勢だった。 そのまま顔面で床を滑りながら、OLの足元に這いつくばった。 薫の肛門を跳ね出た陰茎が、典子の腹に貼りつく。「いかがだったかしら? この子のパフォーマンス。 良かった?」 OLはランチボックスを掲げながら、ガクガクと頷いた。 ソーセージと卵焼きが、薫の精液を纏っていた。 しかし、ドレッシングらしい白さは失われつつあった。 透明な餡に包まれたようだった。「ほんとにそれ、食べるつもり?」 OLは、立てていたランチボックスの蓋を手前に開き、表面を覗きこんだ。 自分の顔が映っているだろう。 流れ残った精液の餡で、その顔は歪んで見えるはずだ。 整った薫の顔と、醜く歪んだ自らの顔。 改めてそれを比べているのかも知れない。 OLは、蓋に向けて舌を突き出した。 舐めた。 いや。 そんな生やさしいものではない。 舌の表面全体を蓋裏に貼り付け、そのまま滑らせた。 舌の表には、こそぎ取られた精液が盛りあがった。 かすかな白さが蘇っていた。 舌が、口中に折りたたまれた。 味わっていた。由美と美弥子 3298 <目次> エロ本を拾った話
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