満たしたい性的願望本当は好きな人が受け止めてくれたら・・・本当は好きな人が満たしてくれたら・・・本当は好きな人が強く優しく抱いてくれたら・・・本当は好きな人の前で全部さらけ出せたら・・・それをさせない男たち、それをさせられない男たち。「もったいない！」そんな男たちを想う女たちはこんなにも官能的でエロく、けな気で力強く美しいのに・・・「こんな姿を知らないなんて！本当にもったいない！」俺たちに依頼する、夫や大好きな彼氏がいる女を見るといつもそう思う。女にとって「一番素直になれる相手」というのは、夫や彼氏ではなく「別の男」に違いない。夫やパートナーが好きだから、大事に思っているからこそ「女の全部」はさらけ出せない。すべてが壊れてもいいと、女の欲望と豊潤で熟れた女性器をさらけ出し、果てしなく痴態と愉悦の限り貪れる相手は、やはりパートナー以外の「別の男」である。女のカラダが硬直し痙攣しのけぞり、もう止まらない。女の悦びに波打つ肢体・・・喉の奥からもれていた小さな声が、さらに女を襲う快感の前に、そのカラダをわずかに痙攣させ、その小さかった声は、部屋中に響き渡る「男心を振るわす喘ぎ声」に変わる。そして、あまりの快感にイキ切った女は、白いベッドに、その汗ばんで互いの体液にまみれた裸体を投げ出している。『女が燃えすぎて、男が困ることはない！』女が燃えれば、燃えるほど、狂気の如く乱れれば、乱れるほど、男の愛おしさが増していく。俺たちにとって、己の射精の快感など、その快楽の極みによって作り出された「女の醜態」を観る悦びの前には、何の意味も持たないのである。夫やパートナーに「その女の持つ潜在的魅力」を見出してもらえなかった彼女たちが性の悦びに目覚めていくのを確かめるほど、俺たちにとって楽しく、嬉しく、誇らしいことはない。その女としての開花の過程に関わったということは、とりもなおさず、その女の記憶の中に、俺とのひと時が刻まれるかもしれない。イクというのは、イク側が選択しているのである。この人で感じたい「イキたい・・・」と思うからハグだけでもイキそうになる。俺たちがイカせているわけでは決してない。だから、俺とのプレイの中で「女の醜態」をさらけ出し、イキ狂う女には感謝しかない。「いつも俺を選んでくれてありがとう！」と思うのである。女も40代になると、自分の性的願望をかなり意識するようになる。その年代で性欲が高まる女も多い。パートナーがいるからといって、自分の性生活を満たすためには、勇気ある一歩を踏み出さなければならないこともある。「ずっと誰かに言いたかった！」俺たちは「これまで誰にも言えずに苦しんできたこと」40代女が背負っている様々な事情や性的な悩みを聞くことが多い。抱いている性的な願望を恋人に素直の話せないという久美子はバツ2の45歳。「こんなことを言うと変態だと思われるかもしれない・・・」女もある程度の年齢になれば、自分の性的嗜好を意識するようになる。昔と比べて、それを口に出しても非難されない風潮もあるが、それでもまだまだ、パートナーに本当の欲求は伝えにくい。久美子は19歳で妊娠して結婚。立て続けに2人の男の子を出産。離婚理由は、夫の借金とDV。結婚していた17年間に夫以外の男性経験人数は3人、離婚後は5人という。そのうちのひとりと再婚し、子どもをひとり授かったが、離婚に至った。最初の夫との子どもは、25歳、24歳で、長男は結婚、次男は就職で東京。現在は、7歳になる三男と2人暮らしである。離婚してからは、以前からの夢だったカフェを経営している。待ち合わせは、昼営業が終わったそのカフェだった。久美子曰く「最初の旦那以外つきあったのがM男ばっかりで、セックスも私が奉仕するだけで、じつは満足していない・・・」「どんなことをしたいの？」と聞くと「たとえばレ⭐︎イプみたいなものや、自由を奪われてイッてもイッても許してもらえないみたいな、いつもするばかりだから、そういうのをされてみたい」よくよく聞いてみると、最初の旦那はかなり支配欲が強く、その強引なセックスは久美子を虜にしたが、セックスでの主従関係が私生活にも及び耐えられなり離婚。「ほんとうにセックス以外はクズ男だったの、17年間もよく耐えたわ！」あっからかんとした顔で、そう答えた。「2人目の旦那さんは？」と聞くと「あとはその反動でM男ばっかり」と嘆く。離婚後もセックスパートナーはひとりいるが、やはり満たされない・・・女の“支配されたい欲求”カフェで見る久美子は、なんでもテキパキこなし、その働く姿や言動はどうしてもSっぽい姉御肌に見える。言い寄ってくるのがMっぽい男が多いのは分かる気がする。「2番目の旦那は、それはそれは優しく、家事も何でも手伝ってくれたわ。でもMなの（笑）」話を聞いていくと、久美子の言う「M」とは、SMの「M」だけでなく、マグロの「M」をかけていることがわかってきた。「いつも咥えて、勃たして、私が上に乗っかってやるパターン」男が横になったまま、なにもしないで、全部女にさせているのか！と思うと羨ましい気もするのだが・・・「久美子さんはどうなりたいの？」と聞くと「私をいたぶって、カラダを拘束してイッもイッても許してもらえないように、めちゃくちゃに壊して欲しい」と答えた。変態が「許される」のは、他人に迷惑をかけないことが大前提である。変態を受け入れてくれるのは、赤の他人ではなくて、そういう役割を仕事にして、自分自身も許されている人とか、性（性癖が合致した）パートナーだけである。だからこそ希少でありがたくて、自分のことも少しだけ許せるようになって生きていけるのである。ちょっぴり強引な男に惹かれる。「妄想の中では、無理やり犯されるシチュエーションや、自分をモノのように扱う男に身を委ねる姿を想像して興奮を覚える」そんな女も多いだろう。そんな“支配されたい欲求”を満たそうと依頼したのだった。【女が本能でセックスしたい男とは？（その2）】から引用『女は弱い男を支配するよりも、強い男に支配されたがる。』悪名高い独裁者、アドルフ・ヒトラーの名言『普段はSですが、夜はM。夜だけは愛する人に支配されたい』杉本彩（歌手・女優）『私は、リーダーにはなりたくないです。私は女性らしく密かに豊かな生活を送りたいです。私と一緒に寝てくれる男が欲しい。彼の願望、彼の快楽、彼の性欲、彼の仕事、彼の男らしさ・・・それが私には重要です。仕事で一生懸命に頑張る事も、知的、芸術的な面でいることも特に心配していません。しかし、一人の女性として、おお、神様、女性として支配されていたい。自分で出来ることすべてに執着せずに自立することも厭わないけれどそうじゃなく私は今、男性の方から言い寄られ求愛されてファックされているのです。』アナイス・ニン（フランス人作家）彼女はベッドルームで支配されたいのです。ホテル、車、野外、オフィスビルのトイレでもOK！ベッドルームで彼女はメス。強いオスはメスを支配します。アナイス・ニンはとても有名な作家です。男中心な社会でも、とても強くてタフな女性だった。ところがベッドルームではただのメス。それは彼女が女でいることを望んだからなのだ。アナイス・ニンは女の本能に忠実に生きた女だったのかも知れない。女は本能的に頼り甲斐のある男に惹かれるのである。それは女の心理の中に守って欲しい、引っ張って欲しいという願望があるからだ。＜引用ここまで＞「男の人に支配されたい？」と聞くと、おそらく女の半数くらいは「はい」と答えるのではないかと思う。「いいえ」と答えた女の中にも「自分が認めた男なら、支配されるのも良いかな」と考えている女も少なからずいるはずである。支配されたいと思う女たちは、支配されることで解放され性欲がうながされて快感を覚えるのである。これは太古の昔（ギャートルズ時代）から女は強い男に守られることにより自分と子どもの命（安全、安全が）が担保されるからで、DNAに深く刻まれている事実である。また脳科学から見ても、女の性欲は、圧倒的な支配や抑圧された時に、高まるという。女にとって、支配される恐怖と性欲は紙一重で、本能的に危険だと感じたとき、その女が自分で強さを感じる瞬間だったり、すべての感覚を完全に奪われることでやっと気持ちが楽になったり、相手にすべて委ねられる安心感だったりが、快楽につながるのである。～つづく～