由美と美弥子 3291

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 典子は、体側に向け片脚の膝を持ちあげる。 そのまま膝から先を立ちあげる。 頭上まであがった踵に手首を巻きつけ、足裏を掴む。 Y字バランスだった。 平均台では、欠かせないルーティンだ。 しかし今の典子は、レオタードを着ていない。 下半身にレギンスは穿いているが……。 股間が大きく刳り抜かれたサスペンダータイプだ。 そして、その股間にも陰毛がない。 すなわち性器は、これ以上ないほど剥き出されていた。 陰唇が開き、襞が突出しているだろう。 そしてその奥は、明らかに濡れ光っているはずだ。 OLは、唖然とした表情を隠そうともしていない。 思いがけないものばかりを、次々と見せられるのだから無理もない。 子供が口を開けてサーカスを見ているようなものだ。「薫くん。 いつもの」 薫が典子に寄り添い、腰を落とす。 なにしろ、脚の長さがまったく違う。 薫は、自らの手で陰茎の位置を調節し……。 そして挿入する。「あっひぃ」 もちろんこれは、演技の嬌声だ。 挿入されたことを客に知らせる合図のようなものだ。 実際、この体位では、快感はほとんど感じられない。 体勢を維持することに意識が集中してしまうからだ。 見せるための体位だ。 効果は、OLの表情を見る限り十分なようだ。 薫が挿出を始めた。 典子のバランスを崩さないよう、ゆっくりとしたペースだ。 そのペースは、薫の昂ぶりを抑えてくれるはずだ。「OLさん。 こんな体位、見たことある」 OLは、束ねた後ろ髪が跳ねあがるほど顔を横振った。由美と美弥子 3290 <目次> エロ本を拾った話
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