由美と美弥子 3242

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 普段の清楚な表情からは、想像だに出来ない変貌だった。 長いオナニー生活で、イキ顔を人に見せることがなかったため……。 こんな無防備な表情が放置されて来たのかも知れない。 しかしわたしは、その不様とも言える顔に、いっそう昂まりを覚えた。 嗜虐心が、会心の焔となって燃えさかった。「が。 が、が、が」 槻本くんが……。 いや、槻本くんにはもう意識がない。 槻本くんの身体が、痙攣を始めた。 細い脚が、間欠的にわたしの腰を締めつける。「昭夫、危ない。 また抜けなくなるわよ」 閉経が近いであろう吉崎さんは、妊娠の可能性も高くはないだろう。 しかし、槻本くんの年齢なら、まだまだ子宮は現役のはずだ。 中で出すわけにはいかない。 槻本くんの痙攣は、膣でも起こっていた。 膣壁が、オナホールさながらに陰茎を締めつける。 一気に追いこまれた。 まずい。 わたしは、海老のごとく腰を突きあげ、陰茎をひっこ抜いた。 間に合った。 わたしは、腰を締めつける槻本くんの両脚を、着ぐるみを脱ぐように押し下げた。 槻本くんの呪縛から抜けた身体は、一瞬でソファーに飛び乗った。 掴んだ陰茎を、槻本くんの死に顔に向ける。「出る」 宣言と同時に、精液が噴出した。 顎が落ちて開いた口に、精液が飛びこんでいく。 逸れた精液が、槻本くんの頬に貼りついた。 わずかに、血の色が混じっていた。 それもそのはずだ。 わたしの陰茎には、編み目のように血の筋が纏わっていたからだ。 やはりそうだった。 槻本くんは、処女だったのだ。 志津子は呆然とした顔で、わたしの陰茎を見つめていた。 妻の眼前で、部下の処女を奪ったのだ。 こんな幸せな男があるだろうか。 ありがとう、神様。 ありがとう、愛しき女たち。 わたしの両膝が、ソファーの座面に落ちた。 わたしの上体が、ゆっくりと2人の女に被さっていく。 わたしの意識は……。 充足の煙となって、後ろ頭から抜けていった。由美と美弥子 3241 <目次> エロ本を拾った話
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