由美と美弥子 3231

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「ダ、ダメです。 それ、ダメ……。 い、い……」「あら。 ひょっとして、乳首だけでイッちゃうつもり」 槻本くんの両手が、股間を外れた。 志津子の手を抑えに行ったのだ。 しかしおかげで、股間は全開となった。 惨状だった。 手の平で圧していたせいで、捲れた小陰唇が、大陰唇に貼りついていた。 テロテロに濡れ光っている。 性毛は薄かった。 恥丘の肌に沿って、倒伏したように生えている。 しかも疎らで、地肌が透けていた。 わたしは、思わず頬を緩めた。 わたしの眼下には……。 わずかなブッシュの生える草原には似つかわしくない色彩の珠が息づいていた。 そう。 まさに、息づいているのだ。 それは明らかに生命を持っていた。 もちろん、クリトリスだ。 乳首ほどではないが、こちらも大ぶりだった。 皮は見事に剥け、肉芽が突き出ている。 さきほど珠に例えたが、それは真球ではなかった。 突き出た先端が尖っている。 まさに、肉芽なのだ。 これは……。 自分で触らずにおれないだろう。 確信した。 1人の部屋で、このクリトリスと関わらずに過ごせるはずがない。 槻本くんの両手は、乳首を責める志津子の手と攻防を続けていた。 わたしの顔は、頬を緩めたまま、草原に着陸した。 唇の囲いが、クリトリスを捉えていた。「ひぃっ。 ダメっ」 考えてみれば、シャワーも浴びていないのだ。 その性器を舐められるのには、かなりな抵抗感があるはずだ。 しかし、尿臭などは感じられなかった。 もちろん、飲んでいるとき、トイレには何回か通っていた。 おそらく、入念にウォシュレットのビデを使っているのだろう。 ひょっとしたら自室では……。 ビデでオナニーしているのかも知れない。 槻本くんの両手が、わたしの頭にかかった。 押しのけようとする。 しかし、その力は、悲しいほど非力だった。 形ばかりだ。 しかも、がら空きになった乳首は、志津子がいいように嬲っていた。 力も入らなくなるだろう。由美と美弥子 3230 <目次> エロ本を拾った話
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