由美と美弥子 3211

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■ 3日後の土曜日。 バスの時刻表に合わせた10時過ぎ、彼女は再び訪ねて来ました。 ショルダーバッグをたすき掛けにして、重そうな袋を両手に提げてました。「あの。 そこのコンビニで、ビール買ってきました。 飲み会で、副工場長がいつも飲んでるとおっしゃってたスーパードライです」 両手の袋から取り出したのは、500ml缶の6本パックが2つでした。 この日全部飲むつもりなわけではなく、お礼の意味なのでしょう。 相変わらず、気の回ることに感心しました。 午前中、パソコンのある寝室に2人で籠もり、お昼過ぎに出て来ました。 昼食は、わたしの車で、近くの蕎麦屋に行きました。 ビールが飲めないのが残念ですが、それは夕方のお楽しみです。 ここらが蕎麦の産地に近く、美味しい蕎麦が食べられることは、最近知りました。「履歴書だと……。 きみは、高校まで大宮だったみたいだね。 ここの生まれじゃないの?」「いえ。 生まれも育ちも、大宮駅近くの商店街です」「都会っ子だね。 今はここに住んでるんだよね?」「お店を継いだ兄が結婚して、お嫁さんが妊娠したのを機に家を出ました。 2階の住居スペースは狭くて、小姑が居候を続ける余裕はありませんでしたから。 当時勤めてた会社に近かったのと、家賃が安かったのでここに移ったんです」「それからずっと?」「はい。 気に入っちゃって。 空気の匂いが、大宮とはぜんぜん違います。 田んぼの匂いなんでしょうか。 アパートの部屋の窓から、トンボが入って来たりして。 今はもう、頼まれても実家の2階に住む気にはなれません」「蕎麦も旨いしね」「はい」 彼女は、ざる蕎麦でした。 あまり器用じゃない食べ方です。 途中、つゆがメガネに飛びました。 彼女は恥ずかしそうにメガネを取り、ポケットティッシュで拭きました。「あら、あなた。 メガネを取ると、すごく綺麗よ。 どうしてコンタクトにしないの?」「……。 メガネしてる方が、なんか安心なんです。 高校のころからですから」 彼女にとってメガネは、心理的なシールドの役目をしているのかも知れません。 すいません。 書いてたらなんか、興が乗ってきてしまって。 この後はまた、小説風に綴らせていただきます。由美と美弥子 3210 <目次> エロ本を拾った話
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