由美と美弥子 3199

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 志津子は、器用にウエストサイドのボタンを外し、ファスナーを引き下ろした。 パンティはすでに脱いでしまっている。 ファスナーの隙間がモーゼの海のように開き、真っ白い肌が現れた。 志津子が布地を両手で掴み、引き下ろす。 吉崎さんの尻が持ちあがり、明らかに志津子をアシストした。 チェック柄のウールの布地が、真っ白い肌に似合っていた。 しかし、その布地は、あっという間に退場した。 足首から抜け、フローリングを滑った。 吉崎さんは、一糸纏わぬ姿となった。 尻を床に着け、上体を起こした姿なので……。 腹部には、何層もの肉の括れが出来ていた。 肉屋の店頭を思い出す。 純白のボンレスハムだ。 そしてその下には、漆黒の繁みが戦いでいる。 残念ながら、繁みの中までは見えない。「こっちのおっぱいも、わたしが咥えてあげるから……。 百合枝、オナニーしなさい」 志津子の口が、吉崎さんのもう一方の乳房に吸いついた。「ひぃぃぃ」 吉崎さんが仰け反る。 さすがに、2人から乳首を吸われた経験はないのだろう。 初めての感覚に翻弄されているようだ。 吉崎さんが、後ろ手を着いた。 上体を支えられないのだろうか。 わたしは片手を、吉崎さんの背中に回した。 湿っているどころではない。 明らかに汗が伝っている。 舐めたいと思った。 抱き起こす。 後ろに着いていた手が持ちあがったようだ。 脇の下が緩んだ。 そこだと思った。 わたしは乳首から唇を離すと、頭をスライドさせた。 目指すはもちろん、脇の下だ。 思いのほか防御は甘かった。 鼻と唇が、脇の下に潜りこんだ。「あ、ダメ」 吉崎さんが、悲痛な声をあげた。 理由はすぐにわかった。 そして、常に香水を着けているわけも。 脇が臭うのだ。 しかし、決して強烈な臭気ではない。 ごく軽いワキガだろう。 わたしにとっては、ネガティブな不快臭ではなかった。 むしろ、芳香だ。 わたしは脇の下に吸いつき、舐めた。 舌の表面全体を腋に密着させ、雑巾のように汗を拭う。由美と美弥子 3198 <目次> エロ本を拾った話
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