【女がセックスで得られる本当の悦びとは性の解放である～その2～】からすべては女から教えられるセックスで満たされないのは、方向性や方法が間違っているからである。性的なことに限らず『満足』を考えた時点で人間は苦しむように出来ている。刺激には孤独がつきものである。強欲なほど、男女間の性的な刺激などすぐに飽きてしまう。女が快楽を知ると性に対する欲望がどんどん大きくなり、あっという間に男を追い越してしまう。また、その欲望を上手く扱える男に出逢うことで、幸か不幸か快楽値が際限なく上がり、「この先どうしたらいいの？」の壁にぶつかる。性的な欲求を満たされなければ、何でソレを補うことはできるのか。サイト主のおじさんと連絡取れなくなってから数ヶ月後メールを着信した。脳梗塞だった・・・命には別状なかったが、軽度の運動麻痺（片麻痺）が残った。病状が落ち着くと、美幸はお見舞いに行き、使える方の手で手マンをしてもらった。久しぶりの快感だが、それ以上求めることはできない。おじさんは、これ以上サイト運営出来ないと、美幸に訴えた・・・女のほとんどが変態願望（露出・SM・フェチ・複数プレイ・痴⭐︎漢願望など）を持っているが、単独で実行に移す女は皆無である。オナニーのオカズにする女は多いが、男の手ほどきにより一気に開花することがある。しかし、基本男同伴なしで単独行動する女はいない。野外プレイとかで、俺はいつもヒヤヒヤするが女はいったんその世界に入ってしまうと自分の世界に入り込んで、何でも平気になってしまう。最初は、別の人にサイト運営を任す話も出たが、美幸は拒否した。おじさん以外、考えられなかった。それ以来、美幸の『性的願望』は叶えられなくなってしまったのである。ひとりの変態親父との出会いによって『変態性』を開花されてしまった美幸。もう、元には戻りことが出来ない。悶々としながら激しいプレイを妄想し、ひとり慰める日々がつづいた。「性的副作用」「禁断症状」の悩む・・・美幸は限界を超えていた。美幸の出した答えは二択だった。「パートナーを見つけてハプニングバーに行く」「女性用風俗を利用する」性的パートナーが見つかるまで、“女性用風俗で欲求を満たす”だった。『性的願望』を尋ねるのは仕事として当然のことで、それを叶えるのが目的。それに近い内容を用意して提供するのがプレイの初段回である。具体的な方向性が分かれば分かるほど願望を叶えやすくなる。美幸は当時42歳（歯科技工士）激しいプレイが願望だが、その出立ちはエロさをまったく感じなかった。どちらかと言うと、ちょっと陰（カゲ）のあるクールビューティーのようだった。だが、その姿はプレイに入るとすぐに豹変する。四つん這いにして、アナルにバイブ、マンコにチンコを挿入して後ろから口に手を突っ込み掻き回す・・・何をしてもイク！何処でもイク！潮やら小⭐︎便やらベッドの上は大洪水。騎乗位にすると「もっと奥！もっと突いて！」と叫びながら狂ったように腰を動かした。俺が射精した後も許してくれない。バイブや手マンで、美幸の意識が無くなるまで責めつづけた・・・ぐったりとした美幸を後に、使った玩具や、ビショビショになったシーツなどを片付けながら帰り支度をする。美幸はなかなか起き上がれなかった。俺は美幸の横に行き、身体中から溢れ出た液汁を温めたタオルで優しく拭き取った。美幸のように強い刺激を求める女は少なくはない。女が壊れるかのように激しく突かれながらイッてしまうのは、激しさに対する興奮や焦りが作用している場合がある。気持ち良くてイッたのではなく、無理にイカされたオーガズムのようなものである。そんな女とのプレイは何度もイッたように見えても、俺には電池切れのように映る。求めるだけで、自分から何も与えていない。「気持ちいい！」とか「好き！」という言葉は、その思いが相手に伝わる。つまり与えた思いは、自分のエネルギーにもなっていく。しかし、求めるだけではそれが得られず、どんどん疲弊していくだけである。その果ての電池切れ状態が、見ようによってはイッただけにように見える。これ以上、俺の心は熱くならない。良いセックスをした時は、あと髪が引かれそうになるが、ただ疲労感だけが残った。新しい世界の扉『美幸にとって都合のいい男になる！』それが今回の依頼である。女の“性的願望”や“性癖”を叶える！その上で『本人でも気づいていない欲を掻き立てる』ことをする。要は、『新たな世界の扉を開く』をすることが俺たちの使命である。「パートナーを見つけてハプニングバーに行く」ために、そのつなぎとして依頼したCLUB passion。もう2度と依頼はないと思っていた矢先、2度目の依頼が入った。「美幸の違う顔が見たい！」俺は、やる気満々の美幸に提言した。初回は美幸優位だったが、今回は俺が先導でプレイすることである。① 男から向けられる性的な欲求に応えることにより『承認欲求』を満たそうとしてしまう女。② 性だけを切り取り、自分が気持ち良くなることで、そこにオンナとしての悦びを感じて生きられる女。③ 肉体を刺激して快楽を得るのではなく、相手と共振共鳴してつながり、ひとつであるという状態（充足感）そのものに多幸感を得る女。この3つを経験して言えるのは、見える景色や感じられる世界がまったく違うということである。美幸には、③を体験してもらうこと！女の性欲は、他人とつながりたいという『集団欲』に一端である。そこには肉体の深い快楽と心の救済がある。逆にどちらか一方だけを満たそうとしても片手落ち、性欲は完全に満たされることなく、孤独感はいつまでも心身でくすぶりつづけてしまう。俺が「オーガズムは快楽の延長線上にあるのではない」と言ったのは、そう言う意味からである。 『女の歓び』という言葉は、もちろん性的な意味も含めて、古くから使われている。愛する男がオーガズムに導いてくれた時、女は、ほのかのなにものにも代えがたい幸福感を得られる。これはどんな世の中になっても、決して変わらない真実である。だが、女がセックスに悩んでいるとしたら、理由はおそらくここではないだろうか。2015年のデータだが、パートナーがいる女の68%が今の彼とのセックスに満足していないということはそう言うことだろ。女は誰でも『女の歓び』を知りたいのに手が届かない、それに悩んでいるのである。女の性欲は、快楽の一面だけでは語り切れない精神性の高いものであり、経験を積み重ねるほど知的なエロスへと進化していかないといけない。オナニーで得るオーガズムや激しいプレイでのオーガズムは、イメージの中で濃厚なエロスの世界を作り上げられば、ひとりで深い満足に到達できる。しかし、そこには人とのつながりや安心感は存在しない。むしろ、よけいに人恋しさを増幅させることになるかもしれない。オナニーや激しいプレイの後に押し寄せる「むなしさ」が、それである。『集団浴』は安心感への本能なので、到達しない限り、どこか不安を抱きつづけたり、次々と激しいプレイを求めて依存したり、自分を誤魔化しながら生きることにもなりかねない。俺たちに依頼するプレイと違い日常の中でパートナーと「イキたくて」とセックスをする女がどれくらいいるかといったら、実は少数派である。大多数の女は、やはりオーガズムを求める以外の感情によって、セックスへと駆り立てられる。では、なにを求めて女はその服を脱ぐのか？簡単に答えが思い浮かぶだろう。「愛」あるいは「人肌のぬくもり」ではないだろうか。『人はひとりでは生きられない』人は人と共にいて、初めて生きられる。誰かがそばにいる安心感は、生命維持の安心感でもある。性欲は、生きようとする本能であり、内なる生命力の現れで、なおかつ人のもっとも人間らしい愛情の源泉である。女がセックスしたいと思うのは、だれかを愛したいとき。だれかに愛されたいときひとりが寂しいとき。つまり、心の欲求である感情が先に起きて、肉体的快感への欲求は、それが救われたあとから喚起される。寂しいから人肌を求めるという行為は、心と身体が密接に結びついている女の本質を考えると、ごく自然のことである。人にはだれでも覚えがあるはず。人との触れ合いが絶たれたときの、どうしようもなく悲しい気持ちを・・・男の肌に安心感を求める、祈るような気持ちを・・・こうした女特有の人恋しさを、男の射精欲と同じ“性欲”と扱うことで、すべての歯車が狂ってしまうのである。～つづく～