由美と美弥子 3182

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     考えてみればこれは、男女の交合で、陰茎を最深部まで挿入した位置関係になるわけだ。 男の恥骨が、女のクリまで届いた状態だ。 そういえば志津子は、ピストンよりも、その体勢での揺動を好んだ。 押しつけた状態でクリを揉んでやると、ことのほか悦んだ。 ピストンをさせないため、両脚でわたしの胴を締めつけることさえあった。 これには、男にも利点がある。 追いこまれ過ぎないのだ。 ピストンを続ければ、あっという間に沸点に到達してしまう。 しかし、密着グリグリなら、亀頭に強い刺激を与えずにすむ。 射精することだけが目的で、早く逝きたい男はピストンを好むだろう。 独りよがりのセックスだ。 自分だけ終わって、あとは背を向けて寝てしまう。 取り残された奥さんは気の毒だ。 自分で慰めることもあるのではないか。 いや、余談が過ぎた。「百合枝、百合枝」 志津子の弛んだ尻肉が旋回する。 尻たぶの隈が、ぐるぐると回る。 それを見ているだけで、催眠術にかかりそうだった。「うぅ」 志津子の声ではない。 吉崎さんの太い脚が、ピクンと動いた。 どうやら、吉崎さんが目覚めるようだ。「え? 志津子さん?」「百合枝、百合枝」「ど、どうして? ここは……」「わたしの家のリビングよ。 さ、いつものように、一緒に逝こう?」「で、でも……。 あ、あぁぁ」「ぃぃでしょ? 気持ちぃぃでしょ? クリがぃぃでしょ?」「ぃいい。 いひぃぃ」「逝ってもいいのよ」「志津子さん……」「志津子って呼んで」「志津子……」「百合枝。 百合枝。 ほらほらほら」「あっひぃぃぃ。 イク、イク、イク」由美と美弥子 3181 <目次> エロ本を拾った話
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