由美と美弥子 3031

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     万里亜は、ディルドゥを握っていた手を、少年の肩に置いた。 すでに、ディルドゥを支持する必要がないと云うことだ。 少年の両肩は、万里亜の両腕で固定された。 万里亜の尻が、うねり始めた。 独特の動きだった。 腰も太腿も動かないのに、尻だけが自在に可動するのだ。 似た動きをする尻は、YouTubeで見たことがあった。 タヒチアンダンサーだった。 腰蓑を跳ねあげながら、尻だけを激しく振動させる踊りだ。 万里亜には、あのダンスの嗜みがあるのではないか。 もちろん今、少年の肛門にディルドゥが突き刺さっている状態では、可動域は大きく取れない。 しかし、小さい範囲の動きではあるが、機械が唸り出したような正確な振動は見事だった。 尻の輪郭が消えていた。「ひぃぃぃぃ。 せ、先生、先生!」 少年が悲鳴をあげた。 声が裏返っているので、薫かどうかは判断できなかった。 少年の訴えの意味するところは、由美にも理解できた。 決して、苦痛を訴えているのではない。 おそらく……。 絶頂が近いことを、懸命に告げているのだ。 万里亜は少年の肩から片手を外し、腰のストラップからバラ鞭を抜き取った。 鞭ごと、前方の床に向かって投げた。 そこには、女教授がまだ仰向いたままだった。 バラ鞭の柄が、女教授の頬を打ち、ばらけた房は女教授の顔を覆った。 女教授の身体が、ピクリと跳ねた。 意識が戻ったようだ。 顔面を覆うバラ鞭を取り除けながら、半身を起こした。 まるで、海藻の狭間に顔を出した海獣のようだった。 少年の方を向き直った女教授は、一瞬で正気に戻ったようだ。 少年の、肘を曲げて持ちあげた腕の先では、両拳が握られていた。 手首の折れた、いわゆる“にゃんにゃんポーズ”だった。 両膝は内側に屈曲し、内股になっていた。 どう見ても、女性の仕草だ。 薫は華奢ではあったが、これほど女性っぽくはなかった。 やはり違うのか。 それとも、万里亜に調教されたのだろうか。由美と美弥子 3030 <目次> エロ本を拾った話
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