性的トラウマの闇長い年月快楽を知らずに来た女が、初めてその快楽に触れた時の乱れ方は半端ない。気持ちも変えられる！体も変えられる！最初の第一歩は、自分次第！経験が少ないということは『知らないこと』を『知りたい』という素直さがある。『嫌』を知っているということ必ず改善策がある。「自信がない」と「出来ない」はイコールではない。勝手にそう思い込んで、自信のなさと自分が何か出来ないことに因果のこじつけをしている人が多いけど、単純に言うと「自信がない」けど「やってみる」しかないのである。その結果、何かを良いものを得られることで自信になる。自信とは「自分を信じて上げること」自信を待ってたら一生出来ないのである。麻里奈は、彼の優しい愛撫を受けながら「彼の愛を受け止めたい」「気持ちよくなりたい」と念じながら身を委ねていた・・・しかし、彼の愛撫が性器の迫ってくると、気持ち良さに身体が緩もうとすることに抵抗しようとする自分の硬さも強烈に感じるようになっていく。「どうして私はこうなんだろう・・・」思えば思うほど、両親との関係、セックスをいやらしいものと否定する自分、歴代の彼氏や元夫との苦痛に満ちた記憶がよみがえり、締め付けるかのように苦しくなっていく。「今を変えたい！」そう踏み出してみたものの、動き出したら怖くなり過去に引っ張られる・・・今までの自分と、変化したい自分が綱引きをしている状態である。長年、染み付いた性質は、そう簡単には変えられない。ならば、自分が決めた方向に向かって行動し続けるしかない！心理障壁を崩して「快感」が突き抜けていく感覚は、自分の価値観や拘りプライドや、過去の嫌な記憶をすべて放り投げて、自分自身から『自由（解放）』になる＝吹っ切れる感覚とよく似ている。麻里奈は、なかなかソコに辿りつけなかった。邪魔をしていたのは『自由（解放）になる事への恐怖』だった・・・硬ばっていく体を感じながら、いつしか頭の中で「早くこの時が過ぎてほしい」と考えるようになっていく。彼は、正常位で何度か挿入を試みるが、硬ばった麻里奈のマンコはそれを拒んでいるようだった・・・まるで、マグロではなくミイラとやっているようである。当然のように彼のチンコは萎えてしまい、撃沈してしまった。麻里奈の脳裏には過去の「悪夢」が甦った・・・「やっぱり上手くいかなかった・・・」麻里奈の思い通りの結果！今を変えれなかったのは、誰のセイでもなく、麻里奈本人なのである。それから、もう一度彼と機会があったが、結果は変わらなかった・・・「こんな女とは二度としたくない！チンコも勃てへんわ！」彼の心の声が聞こえるてくるようだった。麻里奈の選択肢は、ふたつ！このままで一生終えるか？自分を変えるのか？麻里奈の決断は早かった。最終手段として、ネットで見つけてあったCLUB passionに依頼するという決断だった。「私は、全然諦め切れない40代のナースです。なぜなら女の人生においてとても大切な自分の身体や膣や性行為といったことを、大切だと気づかずに何10年とほったらかしにしてきたからです。ですから、この年になって、格好悪くても、はしたなくてもつかみとりたいのです。」麻里奈の依頼内容をまとめると『性的トラウマの改善』と『オーガズム不全の改善』のふたつ。このふたつは、別のように見えるが根本はひとつである。要するに、『セックスの良さを知って、イキまくりたい！』ということだ。トラウマを力に変える何かを改善したい、大きく変えたいときは、足そうとするのではなく止めることを探してみる。やる事や考えることを減らしてシンプルにしていくことで本質に近づく。『性的トラウマの改善』や『オーガズム不全の改善』は、俺たちの創業理念である● すべての女がセックスで幸せを感じること● 本当のセックスの素晴らしさや楽しさを伝えること● 女が本来の輝きを取り戻すサポートをすることを実践すことに他ならないのである。まず『性的トラウマの改善』をするためには、なぜそうなったかを知る必要がある。原因が分かれば、必ず改善策があり、上書きが出来る。性的なトラウマは性的なことでしか改善出来ない、比較的簡単なものである。また『男性恐怖症克服』に関しても同じことが言える。一見すごく真面目そうで、性的なことに嫌悪しそうなタイプの女の方が壊しやすい。俺が聞いてもなかなかヘビーなトラウマを持っていたにも関わらず、いざプレイに入っていくと思いもよらない反応を見せることが多い。経験が少ないことは、知りたいことを知りたいという素直さがある。『嫌』を知っているということは改善策が必ずある。トラウマや男性恐怖症などの心理障害を壊すための荒治療が、とんでもないミラクルを起こすこともある。人生の帳尻合わせを始めた女には、不思議なパワーがある！15歳でレイ プに遭い、そのストレスから摂食障害とうつ、アトピー性皮膚炎を繰り返し、苦しんでいた女が、自らの性と正面から向き合い、オーガズム体験を追求する中で、生命の源を目覚めさせ、そのすべてを解放することが出来た女がいた。親にも相談できず、叔父から長年に渡り性的虐待を受けていた女が、自らその呪縛を解き放ち、女に生まれてきて良かったと体を震わせながら涙した女がいた。最初に会ったときは、オドオドして俺の目も見れない口数も少なかった女が、いったんエロモードに入ると同時に、悲鳴にも似た喘ぎ声で「こんなのがやりたかったの～！！」などと人格が壊れたかのようになる女もいた。このようになった女はプレイが終わると号泣する女が多い。これは内に秘めたる感情を吐き出した証拠。普段、本人も気づかない心の奥深くに閉じ込めていた、ほんらい誰でも持っているはずの性的欲求や女の快楽の追求が、心の奥でどんどん鬱積（うっせき）していく・・・『トラウマ』というブレーキによって、せき止めていた欲求が、歯止めを外すことによって感情からも歯止めが外れる、涙堪えきれなくなり、号泣してしまう。心理療法でいうところのカタルシス（発散）である。内に秘めたるものを吐き出し、すべてを解放することで、エロ（性的興奮）モードに入ることができる。性の解放は、究極の自己解放である。たがが外れた時、今まで押さえ込んできたコトはふわっと軽くなり、自意識や拘りなど、どうでも良くなってくる。性的に開放されると少しずつ生きやすくなってくるはずである。俺たちとの“非日常”が“日常”を修復していく。非日常という「刺激」や「癒し」そして楽しさがあるから現実の問題がより明確になることもある。パートナーや家族との関係はそうだろうか。他人に惑わされていないだろうか自分を大切にしているだろうか丁寧に生きているだろうかそこには、日常だけでは気づかない問いがある。麻里奈は、この“非日常”を受け入れられるだろうか・・・そして麻里奈にミラクルはおきるのだろうか・・・～つづく～