天性の、恥ずかしい性癖 第191話:『奥座敷のトクリュウ ―― 豪邸の防犯講座、去勢される犯人役 ――』
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2026-05-23 20:00:00
SM狂いの人妻と、童貞たちの無策 高山真菜の一声で、昼下がりの並木邸に女たちが次々と集まってきた。「今日はトクリュウ対策の集まりよ」表向きの名目は、「子育てや地域の安全について話し合う会」。だが、その実態は、表向きの趣旨とはまったく異なる、女たちだけの秘密の社交の場だった。夫や子どもたちが出払った後の豪邸には、どこか張りつめた期待と、抑えきれない高揚感が漂っていた。奥の和室で襖が静かに閉められると、室内の空気は一変する。加納秋子は、集まりの中心人物の一人として、誰よりも大胆に振る舞っていた。並木裕子は、自分の変化をどこか客観的に見つめながらも、その場の熱気に身を委ねていた。宮崎絵里子は負けじと艶やかな笑みを浮かべ、高山真菜は、会を取り仕切る立場として、女たちの熱気を静かに見守っていた。犯人役として招かれた男の子らは事情を察すると、人妻のひとりをベッドに押し倒し、豊かな乳房を揉み上げながら、甘い言葉やら脅し文句をを囁き、懸命に愛撫を繰り返していた。それほど数多くの女を知らない彼らのしてみれば、女どもの肉体は思ったほど燃え上がらなかったのだ。 その中のひとりはSMプレイを好む。 童貞然の彼らでは、まったく歯が立たないのである。『一度寝た』と豪語するある人妻にしても、本命は別のところにあった。やがて、それぞれの思いは、目に見えない競争心へと変わっていく。誰が最も大胆に振る舞えるのか。誰が最も周囲を惹きつけるのか。誰が最も自分の殻を破れるのか。女たちは互いの様子をそれとなく窺いながら、言葉にしないまま、自分の存在を示そうとしていた。一方その頃、並木亜門は、自分の知らなかった妻の一面に思いを巡らせていた。家庭では見せない表情、抑え込まれていた感情、そして日常の奥に潜んでいた変化。戸惑いと興奮、そして複雑な感情が入り混じり、彼の胸中は静かに揺れていた。この秘密の集まりで露わになっていたのは、単なる背徳感ではない。日々の役割や責任の中で押し込められていた感情が、少しずつ形を変えて表に現れていたのだ。妻たちは「新しい自分」を見つけることに高揚し、夫たちは「知らなかった配偶者の一面」に複雑な思いを抱く。そうして夫婦それぞれの欲望と戸惑いが交錯し、互いの関係は、静かに、しかし確実に変化していく。襖の向こうで交わされる視線、言葉にならない感情、そしてこれまでとは異なる距離感。その昼下がり、並木邸で始まった出来事は、参加した者たちの心に、もう後戻りのできない波紋を広げていった。>※完全オリジナル作品です。二次創作ではありません。#オリジナル #官能小説 #一次創作 #知佳の美貌録この話が気に入ったら、ランキングバナーをポチッと押していただけると励みになります。
