由美と美弥子 3124

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Mikiko’s Room
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2020-09-09 06:16:36
「ずいぶん都合がいいね」「女はそういうものなの。 だから……。 毎回、たくさん、中に出してちょうだい。 なんだか、生理が戻りそうな気さえしてるの」「戻ったら困るじゃないか」「不便になっちゃうものね。 中出し出来なくなるから」「そしたら、彼氏みたいに顔にかけるわけ? せっかくの一発が、もったいない気がする」「若い証拠。 顔は、彼の分で十分足りてるわ。 あなたのは、子宮深くいただくから。 ほら、もう元気になってきてる」 ホテルの一室だった。 この日は、ラブホではなかった。 シティホテルのデイユースだ。 設備的には、ラブホには及ばない。 特に、バスルームはそうだ。 しかし、女性はときおり、シティホテルをリクエストした。 ラブホは、目的がはっきりした場所だ。 そこに入る2人の目的は、もちろん商談などではない。 性交だ。 しかし、シティホテルは違う。 性交以外の目的で使う客の方が多い場所だ。 女性の興味は、フロントスタッフの反応にあった。 デイユースの男女2人連れ、しかも部屋がダブルであれば……。 ほぼ間違いなく、目的は性交のはず。 しかし、確証はない。 ましてや、女性と覗き男の場合では、さらにその確証は揺らいでしまうだろう。 60に近い白髪女性と、30代の小太り男なのだ。 どう考えても、夫婦には見えない。 親子でもないだろう。 ダブルの部屋なのだから。 としたらやはり……。 不倫。 女性上司とその部下。 これが、もっとも腑に落ちる想像かも知れない。「今日のフロントさん。 ちょっとどぎまぎしてたわよね。 初々しかったわ。 新人さんかしら。 あんな子でも、恋人とかいるんでしょうね」「今どきの子だからね」「セックス、してるのかしら?」「今の子は、付き合うということは、セックスするってことらしいよ」「ほんとに?」「初デートでするって聞いた」「考えられないわね。 わたしの時代では。 ちょっと暑くない?」「空調、下げれば?」「さっきから下げてるんだけど。 ほら。 20度の表示になってるでしょ」由美と美弥子 3123 <目次> エロ本を拾った話