由美と美弥子 3120

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    ■ 覗き男と女性の関係は、もちろんあのホテルが最後ではなかった。 むしろ、あれが最初だった。 2人は、逢瀬を続けた。 そう。 逢瀬と呼んでもいいだろう。 少なくとも、脅迫者と被脅迫者の関係ではなかった。 2回目からは、ラブホテルを利用するようになった。 2時間ほどのショートタイムでの利用なら、3,000円程度だ。 もちろん、2人分の料金だった。 1度関係を持ってしまえば、もうシティホテルを気取る必要もない。 頻繁に会うのなら、ラブホの方がコスパは格段に優れている。 設備も、そのためのものになっている。 何より、バスルームが広いのが良かった。 ちゃんと洗い場のあるホテルもあった。 そこで女性に身体を洗ってもらっているときが、男にとって至福の時間だった。 こんな瞬間が、まさか自分に訪れるとは……。 まさに、夢のようだった。 逢瀬を重ねるうち……。 女性が、花屋の店頭で見せる清楚な佇まいとは、全く違う本性を有することが明らかになってきた。 ラブホの風呂場で、ソープ嬢のようなサービスをしてみせることもあった。 ネットで調べたという。 石鹸を塗った身体で、男の後ろから抱きついて、乳房で背中を洗ってくれたりした。 萎びた乳房が心地よかった。 押しつけられた乳首が、背中で円を描いていた。 女性が最も好むプレイは、風呂椅子に座った男の太腿に跨がるというものだった。 男の肩に両手を廻し、跨がったまま腰を前後させるのだ。 太腿には、女性の陰毛と陰唇の柔らかさが如実に伝わった。 男は、女性の萎びた乳房を握りながら、指先で乳首を潰した。 お返しとばかりに女性は、男の陰茎を片手で握った。 そんなにしたら出てしまうという訴えも無視し、激しく扱いた。「あぅ」 男は呻きながら、石鹸混じりの精液を噴出させるのだった。「大丈夫よ、若いんだから。 何度でも」 実際、そうだった。 女性との逢瀬では、泊まることはなかった。 会っている時間は、せいぜい2時間あまりだった。 しかしその間に男は、最低3回は射精していた。 というより、させられていたと云うべきか。 もう、どちらが脅迫者かわからない。由美と美弥子 3119 <目次> エロ本を拾った話
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