カルチャスクールといえば、裏モノではもはや定番と化したナンパスポット。ケーキや陶芸、ワインなど、これまで散々取り上げられてきたが、最近はゴスペルがことのほか熱いらしい。なんでも出席者の割以上がオンナで、しかも煩わしい実技がないため、尻軽姉ちゃんがカラオケ感覚で集まっていると聞く。行くしかありませんね。オカマ講師と梶芽衣子似。これじゃあな〜『ケイコとマナブ』をパラパラめくり新宿の〇教室を予約。「あら、珍しい〜。男性は大歓迎ですのよ」受付に現れたのはオカマキャラのいとうせいこう似。「低いパー卜の歌い手が現れて嬉しいわ〜」と妙にテンションが高い。不安を抱きながら、講習代を払い、控え室へ。薄暗い室でポツリ待機していたら、オカマせいこうが梶芽衣子似の参加者を連れてきた。いかにも幸薄そうな観音ツラがなんとも寒い。こんなんしかおらんのかい。「それでは始めましょう」へ？メンバーは３人だけ？電話じや数十人の会員がいると言ってたのに、これじやあ詐欺じやんよ〜。「曲は〜す。は〜い、恥ずかしがらずにぃ〜体全身でリズムをとってぇ〜」右へ、左へ、身体をユーラユラ。つられてオレもユーラユラ。うーん…。「おつかれさま」講習が終わった後、出口で芽衣子似に声をかけた。正直、何もソソられないが、このまま帰るのも納得いかない。ただ、それだけだったのに「私自転車なんで…」この女、一瞥もくれず、去っていきやがった。くそ〜。ゴスペルレッスンには、少人数制と多人数制の二通りがあると知ったのは、それから間もなくのこと。今度は十数名で行われるスクールを東中野に見つけ、リベンジへ出向いた。受付で全回分の講習代を払い、地下階のレッスン場に。その瞬間、オレは我が目を疑った。オンナ、女、早…。畳、面鏡張りのレッスン場にしや女子大生のピンクな香りがムンムン。参加者１４名のうち１２名がオナゴらしい。お可愛い子もおるぞ「は〜い、それでは皆さ〜ん、適当に座ってくださ〜い」講師なぜかオカマ風が多いが・・・黒の丸椅子を指差す。と、すかさずオレは、入場のときから目をつけていた新山千春似を、最後尾の左端にさりげなく追いやり、その隣を確保した。「実はオレ、ゴスペルって初めてなんだ。ケイコとマナブを見て勢いで申し込んじやったけど」「あ、私も同じ！今日、初めて申し込んだんですよ」これこれ。この軽い感じを待ってたのよね。「恥ずかしながら、土日っていつも暇してたんだよね」「わかる、わかる〜。お休みの日って意外にやることないですもんね〜笑」典型的なヒマ潰し女。もぅ、すぐにでもハメたいナリ〜。課題曲は、映画「天使にラブソングを」のテーマ曲だった。ゴスペルでは定番らしく、曲が流れるや、ピーコを始め、前列の参加者が斉に左右に揺れ始めた。リヨイホオ〜ジョオイホ〜とノリノリの波が伝播し、最後列までやってきた。照れ笑いをしつつ千春の顔を見ると、彼女も笑顔。よっしや、今日はイッたるで！ちなみに講義中、他の参加者をずっと観察していたが、マジで歌いたい連中は、２割で、後の連中は「カラオケがうまくなりたい」程度の印象だった。教室を出て、駅へ。当然、隣には千春がいる。「全然ついていけなかった」「私も、英語の発音なんてサッパリだったよぅぇ〜ん」聞けば、千春は埼玉在住の図書館司書で、わざわざレッスンのために出て来たらしい。「普段は大宮ばっかりでつまんないんですよー」「じや、新宿で緒にメシでも食ってく？」「そうねー」我ながら驚くべきスムーズな展開で、南口の居酒屋からバーをハシゴ。その間千春は、出会いの少ない図書館勤務をしきりに愚痴った。遊ぶには、ちょいと危険度高いが、セーターに抑圧された豊満なお乳の魅力には勝てまへん。オレは飲み屋へ行くと偽ると、タクシーで自宅のワンルームへと向った。「え〜困る〜」「大丈夫オレ、すんげえ早いから」意味不明な理屈で部屋まで連れこみ、缶ビールを一本空けたところでベッドイン。千春は「いつもはこんな軽くないんだよ」なんて言い訳してたけど、一度挿れてしまえば乱れに乱れ、最後はオレのマイクをくわえて離さなかった。ジョイホ〜週間後オレは再びレッスンに出向き、千葉の女子大生と携帯番号を交換その翌週、彼女のアパー卜で手料理と共に女体を味わった。参加費わずか千円で学生がよりどりみどり。ゴスペル教室は、噂以上の金脈かもしれない。もう一つ真面目な女性がエッチに豹変するとより興奮するという話