由美と美弥子 3104

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    「こんなことになるなら、もっとお洒落な下着にすればよかったわ。 ひょっとしたら、脅迫者と差し違えて死ぬことになるかも知れないと思ってたから……。 上下とも、シンプルな白の下着にしたの。 もちろん、下ろしたてだけど。 検死とかのとき、恥ずかしくないようにね 死装束」 女性は、ワイドパンツに手を掛けた。「あ、スリッパ、取ってきます」 女性の足元は、この日のファッションには少し似つかわしくない、デッキシューズだった。 おそらく、脅迫者と立ち回ることも考え……。 ヒールのある靴はやめたのだろう。 男は、入口のシューズボックスに備え付けの使い捨てスリッパを、2足持ってきた。 1足を女性の足元に揃え、再び女性から少し離れた。 自分の脚元にも1足を並べ、ローファーを脱いで履き替える。 女性は素直にスリッパを履くと、ワイドパンツを下ろした。 ブラの間から、そばかすの浮いた胸元が覗いた。 胸の上部の肉は落ち、クーパー靭帯は伸びきっている。 乳房はブラに包まれて支えられているのだ。 男は唾を飲みこんだ。 ワイドパンツの下の脚は、まだパンティストッキングに包まれていた。 パンストでデッキシューズを履くものだろうかと思ったが……。 本来であれば、足元はもっとファッショナブルなシューズになるのだろう。 ストッキングはベージュだったが、腰回りから太腿の半ばまでの色が濃くなっていた。 シェイプ効果でもあるのだろうか。 それでも、白いショーツは透けて見えた。 女性は、皮を剥くように丁寧にストッキングを脱ぎ落とした。 筋張った細い脚が剥き出しになった。 女性はストッキングを軽くたたみ、ベッドに置いた。 再び男に向き直る。 ブラとショーツだけの姿だった。 スマートであるが故に、服を脱ぐと逆に残酷な光景が現れた。 腹部には、皺が寄っていた。「まだ、わたしだけ脱がせるつもり?」「ええ。 脅迫者の特権ですから。 すべて、お願いします」由美と美弥子 3103 <目次> エロ本を拾った話
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