セックスにオーガズムは必要なのか?イクことに拘る49歳主婦の本当の願望とは③

セックスにオーガズムは必要なのか?イクことに拘る49歳主婦の本当の願望とは③の画像
画像2枚
40代で出張ホストになった男! 64view
    動画リンク0本 埋め込み動画0本
    オーガズムを求めて心理的障害を自ら崩して快楽が突き抜けていく感覚は、これまでの自分の価値観やこだわり、プライドや、過去の嫌な記憶をすべて棄て去って、自分自身から“自由”になる、吹っ切れる感覚に似ている。千鶴子は、なかなかソコに辿りつけなかった。邪魔をしていたのは“自由になることへの恐怖”自由は「自己責任」だから・・・経験が少ないということは、知らないことを知りたいという素直さがある。『嫌』を知っているということは必ず改善策がある。心理障害を壊すための荒治療がトンデモないミラクルを起こすことがある。人生の帳尻合わせを始めた女には、不思議なパワーがある!千鶴子は、49歳まで“女”として精一杯生きてきたつもりだった。でも、全然諦めきれない49歳。なぜなら人生においてとても大切な、自分の性欲や身体やセックスといったことを、大切だと気づかずに何10年もほったらかしにしてきたから。だから、格好悪くても、はしたなくてもつかみ取りたい。50歳になるまでに・・・「女を諦めきれない!」「オーガズムを諦めきれない!」オーガズムを求めて、千鶴子が参加したのは『乱行パーティ』だった。パーティは、大阪市内のホテルのスイートルーム。参加者は、男女合わせて10数名、年齢はわからないが、見たところ20代から40代といったところだろうか、あちこちで即席カップルが出来上がっている。感じのいい男ふたりが、いつしか彼女の横にやってきて、酒を勧める。ひとりは40歳前後、もうひとりは30代半ばだろうか、ふたりとも物腰が柔らかく、軽い世間話で千鶴子をリラックスさせようとしているのがわかった。そのうち、10数名いる男女が、それぞれ入り乱れていく・・・初めて見る光景に驚く間もなく、千鶴子もほろ酔い気分で、男たちに身を任せた。もちろん、ふたりの男に責められるなんて生まれ初めてである。全身くまなくソフトに触られて、とても気持ちよかった。信じられないくらい濡れていた。マンコに新鮮な刺激が走り、脳天を突き抜ける。クリトリスを柔らかい舌で弄ばれ、そのまま気が遠のく感じがした。「今日は、このままイケるかもしれない・・・」初めて経験できるオーガズムに期待を寄せて、その時を待っていた。頃合いを見計らって、ひとりが上半身を後ろから抱きしめてくれ若い方が千鶴子の中に入ってくる・・・ずっとつづいていた興奮や気持ちよさがすっと消えた。何も感じない!入っていることはもちろんわかるし、出し入れしているのもわかる。だけど、それが気持ちよさにつながらない。後ろから抱いている男が、ソフトに胸を触っているのは、ある程度、気持ちいい。上半身は気持ちいいが、下半身は何も感じない。入っていることはもちろんわかるし、ピストンされているのもわかる。でも、それが気持ちよさにはつながらない。後ろから抱いてくれる男が、ずっとソフトに胸を触っていて、それはそれである程度、気持ちいい。上半身は気持ちいい、でも下半身は何も感じない。チンコを出し入れされながらクリトリスも触られて、それはかえって不快だった。クリトリスはそこそこ感じるはずなのに、何が気持ちよくて、何が気持ちよくないのかが、わからなくなっていた。しばらくたつと、後ろから抱きしめていた男が、今度はバックで責めてくる。先ほど挿入されていた男にフェラをしながら、後ろから別の男を受け入れている。聞いて想像すると、興奮するような絵柄なのだが、彼女はそれでも、ほとんど何も感じなかった。そのうち、感情が乱れてきた千鶴子は、泣きだしてしまった。「イケない自分に情けなくて悲しくて、私、何をやっているんだろう」と思った。主宰者が慌てて飛んできて「何かありましたか?」と言ってくれたが、誰が悪いわけじゃない。感じない私が悪いだけ・・・どうしようもない孤独感結局、千鶴子は、そのまま中断して帰るしかなかった。彼らふたりには悪いことをしたが、「ここでは私の欲求は満たせない」そう思うしかなかった。パーティを紹介してくれた同僚の彼女にその報告をすると「あまり深刻に考えないで、また別の所に行ってみたら?紹介するわよ」と言ってくれたが、千鶴子は、他でも感じなかったら、と思うと怖くて身がすくむ思いだった。それ以来、3ヶ月勤めた熟女系ヘルスにも終止符をうった。「今を変えたい!」と踏み出したものの、動き出したら怖くなり過去に引っ張られる。今までの自分と変化したい自分が綱引きしている状態である。長年染み付いた「性質」は、そう簡単には変わらない。ならば決めた方向に向かって行動し続けるしかない。そうすることで“今”が、どんどん更新されていくのである。オーガズムを得られない女たちは、かなりドラスティックな行動をとりがちである。出張ホストを買ったり、乱行パーティに行ってみたり、単独でハプニングバーやSMバーに通ってみたり。それだけ「早く、なんとかしたい」という気持ちが強いのだろうが、千鶴子の場合、大台(50代)までに「なんとか!」という意識が強かった。「大台」とは、金額・数量など大きな区切りや境目となる、1つ上の段階を表する。49歳から50歳、年齢は1つしか変わっていないのに、40代から50代に代わりするだけで、さらに年を取ってしまった様な気持ちになる。また、女はちょうど更年期と重なる時期、肉体的にも精神的にも老いを感じる時期でもある。「女が終わる」などと表現されることがあるが、本当は「女が始まる」のである。『女子』から、生理が始まって『女性』になり閉経すると「性(産む性)」が取れて『女』になる。閉経してから「最高のセックス(快楽)」が待っているのである。「女のオーガズム」を原点に返って考えてみると、心身ともに最高にリラックスし、最高に興奮した時に得られるものである。だから本来は、心から愛する人と、互いの心身に興味を抱きながらするセックスでこそ、得られるはずのものだ。気持ちがこもらなければ、女はイケない。だから「売春」が世界最古の職業として昔からあるのではないだろうか。いちいちイッていたら、その仕事は続かない。彼女たちは気持ち入るために「キス」はしないのである。もし、機械的にオーガズムが得られたとしても、それは「虚しい快感」にしかならないのではないだろうか?しかし、千鶴子の決心は変わらない。「イクのが目的だから、虚しいことにはならないと思う。風俗の仕事を辞めてから実は出張ホストを買ったことがあるんです、かなり有名な人で、メールでは『僕が相手して、イケなかった女性はいない』と豪語していたんです。そういうことを言う男性はどうかな、ちょっと不信感を持ったけど、それでもチャンスは逃すまいと思って会いました。ダメでしたけどね。彼は、自分だけイッて終わりましたから。」千鶴子は、それ以外にも、個人でやっている性感マッサージにも依頼したが、イクまでに至らなかっただけでなく「貴女は不感症だ」とまで言われた。千鶴子と話していて、彼女が求めているものは、セックスのオーガズムだけではないように思えてきた。彼女がいう「オーガズム」には、彼女の「女として」だけではなく、「人間として」必要とされたい、愛されたいという気持ちが集約されているのではないかと。それについて彼女は否定したが、オーガズムを求める女の心理の底に共通する「どうしようもない孤独」を感じてならなかった・・・~つづく~
    SMの関連DUGA動画
    関連記事

    記事についての意見を送る

    動画が見れない、ワンクリック広告があるなど、ページに問題がある場合はご意見をお聞かせください。

    サイト名
    40代で出張ホストになった男!
    記事タイトル
    セックスにオーガズムは必要なのか?イクことに拘る49歳主婦の本当の願望とは③
    ご意見の内容
    メッセージがあればお書きください
    閉じる