由美と美弥子 3005

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     こんな形で他人の性行為を覗いていることに、激しい昂奮を覚えた。 女教授の店でも、似たようなシチュエーションは体験していたが……。 あそこはあくまで、覗かせるのが目的の店だ。 しかし今、覗いているのは、ありふれた日常に開く裂け目だった。 秘められるべきシーンだ。 我慢できなかった。 スカートを掬いあげた美弥子の両手が、ショーツを捲り下ろす。 白桃のような巨大な相臀が剥き出た感触を、はっきりと自覚した。 裸の尻に、湿気の籠もる大気を感じた。 美弥子は、片手で陰核を押さえた。 陰核は、触覚のごとく突きあがっていた。 大きさも形も、幼児の陰茎ほどもあるだろう。 熱かった。 美弥子は、その熱い肉芽に手の平を添えると、下腹部に押しつけた。 冷えた皮膚の感触が心地よかった。 それ以上に、圧迫感が堪らない。 もう、抑え切れない。 美弥子は陰核を押しつけながら、恥骨で転がし始める。 声が出そうだった。 懸命に歯を食いしばった。 板塀の隙間を凝視する。 学生のオナニーも、明らかに佳境に入っていた。 オーバルを描く指先が、輪郭を消していた。 被さった学生の手の指も、輪郭を消していた。 乳首を弾き続けているのだ。「イク!」 学生が宣言した。 ゴン。 学生の後頭部が、建屋の壁を打った。 学生の上体が跳ねた。 電気ショックを受けたようだった。 股間の手の平は、輪郭を取り戻していた。 それでも、陰核を押しつけ続けている。 学生の身体は、悦楽の余韻を欲しいままに痙攣を貪っていた。 その跳ね踊る手脚から、法悦の深さが容易に想像できた。 自分もそこに飛びこみたい。 美弥子は歯を食いしばり、陰核を練り転がした。 イ……。 イク。 そのときだった。 まずいと思った。 由美に公園で調教を受けて以来、クセになってしまっていたことだ。 けっして、室内では起こらないのだが……。 久々の野外での昂奮で、習慣が蘇ってしまったようだ。 すなわち、便意だ。由美と美弥子 3004 <目次> 由美と美弥子 3006
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