由美と美弥子 3089

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Mikiko’s Room
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2020-07-22 05:44:37
家に帰ると、まず花屋で撮った動画を見る。 笑顔を振りまきながら花を選ぶ姿。 女店員と2人で、切り花の入ったブリキのバケツを運ぶ姿。 すべて表の顔だ。 あの女性に性慾があるとは思えないほど、エレガントな仕草だった。 しかし、本性は違うのだ。 立ちバックで背後から突き立てられ……。 最後には、男の精液を顔面一杯に浴びる。 それがあの女の正体なのだ。 ある日ついに、勇気を振り絞って花屋に入った。 ちょうど母の日を前にし、男性が花屋に入りやすい時期だった。 しかし、相手をしてくれたのは女店員の方だった。 オーナーは奥のレジ前で、電卓を打っていた。 黒縁の眼鏡を掛けていた。 老眼鏡だろう。 それもまた白髪に似合っていた。 あの顔に、思い切り精液をかけられたら……。 男は、女店員の話を聞きながら腰を引いた。 陰茎が痛いほどに勃起していた。 男は、ついに行動を起こすことにした。 これまでの自分は、安全な場所にいるだけだった。 しかし、それでは何も始まらないのだ。 まずは、女性の部屋番号を特定したい。 部屋番号というのは、マンションによって特性がある。 端から5番目だから5号室とは限らない。 4号室を忌み、飛ばしてある場合もある。 9号室もそうだ。 中には、4階がない建物さえある。 この場合、下から4段目、端から4番目の部屋は……。 404ではなく、505だ。 これを確実に調べるためには、女性の部屋まで行き、部屋番号を確認することだ。 しかし、部外者がマンション内部に入りこむのは危険だ。 そもそも、入れないところもある。 施錠されたエントランスの扉の前に、インターホンが設置され……。 連絡した部屋から解錠してもらうシステムだ。 でも、そうしたマンションならおそらく……。 エントランスホールには、郵便受けが並んでいるはずだ。 男は、見咎められた場合に備え、架空のダイレクトメールの束を作った。 Webデザイナーという仕事柄、お手の物だった。 これを郵便受けに入れるふりをし、管理人などに見咎められたら退散すればいい。 手ぶらで郵便受け前をうろつくのは避けたい。 おそらく、監視カメラがセットしてあるだろうから。由美と美弥子 3088 <目次> エロ本を拾った話