チンコでの膣内前戯愛撫だけが前戯ではない。挿入してからもしばらく動かずあえて「前戯」に徹するということである。その最大の理由は「膣内の温度を上げる」ということ。膣内とチンコが馴染んだら、膣内全体をマッサージして温度を上げることをイメージして、優しく腰を動かす。もちろんアダルトグッズや指も、この段階ではよくない。グッズはそれ自体冷たいし、指ではスポットになり膣内全体をほぐすことはできない。前戯というと、手マンやクンニという常識みたいなところがあってテクニック重視の見方があるがこの場合大事なのは前戯としてのピストン。射精が目的のピストンではなく、快感スポットを見つめながら膣内の温度を上げることが目的のピストン、すなわちチンコで行う膣内の前戯である。規則的なリズムで、突いては引く、突いては引くを繰り返すピストンはまったく無意味なので、同じ体位でも突く場所や当たる場所を微妙に変えていく。大切なことは、女の反応が良かった場所をしっかり覚えておくこと。そして、一度挿入したら抜かないこと。膣内の温度を上げることが目的では、体位を変えるたびにいちいち抜いていたらせっかく温まった膣内の温度が一気にさめて、女の興奮度も一緒に下がってしまうのである。ということは、あまり体位を変えない方がいいということ。無理な体位だと、抜くつもりはなくても抜けることもあるし、一番ダメなのは、体位を変える過程で、女が痛がったりするとそこで一気に気持ちもさめてしまうことである。前戯で大切なのは、テクニックの流れではなく、盛り上がった気持ちをいかに途切れさせないかということ。ということは、前戯で大切なことは、何をするかじゃなく、むしろ、何をしないかが大事だということになる。快感スポットが見つかったなら、もうそのままイカせたらと思う気持ちをグッと我慢して、焦らして焦らして女の興奮を高めていくことこそが、本当に気持ちいいセックスの極意であることを忘れてはいけない。膣内前戯を繰り返し、女が喘ぎ出したときに、女の体に何が起こっているかというと、膣内全体がほぐれ温度が十分にあたたまっている状態であるということ。女の膣内がほぐれてあたたまっているということは、何をしても痛みを感じない状態になっているので、ここで初めて激しいピストンでも耐えれるのである。まりなは初めての依頼で、性交痛がなかったこと、膣内の気持ちよさを少し掴んだようだったが、旦那とのセックスでは、性交痛と膣内の違和感は変わらなかった。それから、旦那とのセックスを上書きするように月に一度依頼するようになり、半年後、自ら快感を貪り見事に絶頂を迎えた・・・実は女が本当にイクとき、AVなんかでよくある「アアン、イイ～、イク～！」という声ではない。こういう声を出すのは、感じているけれども我を忘れてイク段階にはまだ達していないか、まだセックスの経験が少なくでイッたことのないかのどちらか。すごく感じているときは「イイ」とか「イク」とか、そんなちゃんと発音する余裕なんてないのが本当である。まりなは大きく体を反らし、息を止めたあと大きな痙攣を繰り返した。その波は何度も何度も訪れ、自分でコンロールが効かなくなったカラダに身を任せながら漂っていた・・・女は、見つめ合ったとき、手が触れあったとき、ハグが心地よかったとき、良い匂いを感じたとき、とろけるようなキスをしたとき・・・それらを「もっとしたいなぁ～」と欲求が起こったとき、そんな瞬間が脳が興奮しだすときである。男と女は、興奮のスピードがまったく違うことを理解しないといけない。男はスタートダッシュのまま興奮が跳ね上がってそのままのテンションで射精に向かってしまう愚かな生き物である。でも女の興奮はすごく緩やかで遅くて、男のスピードだと興奮しきらないまま挿入されて終わってしまうことが多々ある。脳が刺激を好意的に受け取れる状態になりきってないということは、されたことが全体的に「痛い・不快・くすぐったい」に感じてしまう。よく言う「フェザータッチ」も、脳が興奮状態になっていなければ、くすぐったい、ただの違和感「やめてくれっ！」て、なってしまう。いきなりマンコに指入れることや、ましてこの時点の挿入など、痛さ以外何者でもないのである。女が欲情するとき男は自分が興奮しているから女も早く興奮させようと、ついつい強い刺激をしてしまう。相手を気持ちよくしたいと言いつつ、実は相手のためになっていない行為である。ここでもう一度まとめると、オーガズムは肉体の痙攣と精神の解放が合わさった状態のことである。ただ、ハッキリした大きな痙攣でなくてもオーガズムの波は絶頂期の前の段階である高原期に入れば脳内でおきていく。女が興奮期から高原期に入るまでの脳の働きが変わるためには「安心」が必要不可欠である。女は、抱擁やキスなどのスキンシップで、リラックスして初めて安心する。抱きしめられたり体の体温や呼吸感じながらを愛撫されることで、幸せホルモン、オキシトシンが分泌する。さらに時間をかけて抱擁、愛撫をつづけることで、脳内ではトランスが深まっていく。脳内がだんだん理性から本能を支配する働きに変わっていき「もっと、もっと」と性的な刺激が欲しくなる。ここまでくると、どこを触れても、その刺激を性的な刺激と脳が認識して、脳内麻薬が出だすのである。全身が気持ちいい状態がつづき、ドーパミンが一定量超したときに、一気に昇りつめ（イッてるーって状態）脱力する。快感（緊張）からの解放（緩和）でオーガズムを迎えるのである。恋人や好きな男とのセックスが満たされやすいのは、幸せホルモン（オキシトシン）が出やすいからだが、その後に、好きな人の前で乱れていい！受け止めてもらえる！という安心を得てから刺激を積み重ねないと興奮に行きつかない。恋人じゃないどうでもいい男とのセックスで興奮できるのは、乱れたとこを見せてもいい相手だ！すべてを受け止めてもらえる！という安心が生まれるからである。安心がないまま自分だけがムラムラ興奮して、女が準備できていないのにエロモードで触ってしまう。それはどれだけソフトに触ろうが、どれだけゆっくり触ろうが相手の女は不快に感じてしまうのである。オキシトシンが出ないと脳が本能的にならないし、本能的にならないと興奮しない。見つめて、抱きしめて、撫でて、ゆったりお互いの体温や呼吸を感じて…そうやっているうちに相手がもっと触って欲しいとなりだしたら、手を動かす。とにかく相手が欲しがるまで、愛撫（内側から溢れ出る愛が撫でる）をつづける。「もうちょっと欲しいな」を積み重ねて、後からついていくイメージで興奮を助走させていく。安心して脳が本能的に刺激を欲しがり興奮状態になれば、それから何をしても気持ちいい領域になる。まりなのような「セックスが気持ちよくない！性交痛」の女に、そんなことを、すっ飛ばしていきなり乳を揉まれ挿入となれば、そりゃ「痛い」となるのも当然。中で感じない！イケないとか当たり前である。ハッキリいってしまうと、体の相性やチンコのサイズとかは関係ない！話の繰り返しになるが、触れば絶対に気持ちいい体の部位や、こうすれば女は絶対にイクというテクニックはなくて、すべての刺激は脳が良いか悪いかを判断していることを理解しないといけない。脳がしっかり性的興奮して欲情していれば、初めての挿入でも気持ちよく感じるものである。女が欲情（エロモード）するには心と体が変化するのに段階があり順序がある。そこを飛ばしても気持ちよくならないしイクこともできない。手マンやクンニに対する技だけ知識を持っていても無意味であるのだ。依頼が始まって2年半が過ぎようとしたとき「やって離婚が成立しました！これからは遊び放題！」と報告がきた。離婚を決意してから約1年、ようやく、まりなは自分自身で「女の人生」の一歩を踏み出した。いつもエアコンの設定温度28℃で汗だくになっていた依頼も、この頃には通常の室温でも冷えない体になっていた・・・『女は選ぶ性』女は子宮で男を選んでいる！世の中のすべての人を愛することはできない。だが、生まれたままの人が、目の前にいるひとときだけでも、愛の交換を信じる勇気を持って欲しい。もし、愛の「気」が返ってこなかったら、その人から離れる勇気も必要である。貴女だけを誰よりも愛し、貴女に感謝して、母性的で、女神のように優しく笑う貴女の最適なパートナーを、貴女の肉体（女性器）が見つけてくれるだろう・・・■力で物事を動かすのではなく、心で動かす。力で物事を動かすと必ず力で押し返される！女は我慢で出来ているのである。俺はあらためて肝に銘じた！！！注 : 決して離婚の勧めではありません！