由美と美弥子 3079

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    ■ 覗き男の趣味は、もともとは天体観測だった。 小学生のころ、夜の屋上で行われた天体観測会がきっかけだった。 夜の校舎、その上に広がる星空。 毎日通っていた校舎が、夜はまったく違う顔を見せた。 わくわくするような、それでいてなんだか切ない。 切なかったのはたぶん、一緒に参加していた同じクラスの女の子のせいだ。 好きだという感情は、当時はまだ認識できていなかっただろう。 でも授業中、座っている彼女の後ろ姿を見るだけで、甘い稲妻のような痛みが、胸を過ぎった。 もちろん彼女とは、2人きりで話をすることも無かった。 そして、5年生の夏、彼女は転校していってしまった。 天体観測には、彼女との思い出が詰まっていた。 天の川を見つけたときの、満面の微笑みは忘れられない。 以来、貯めたお年玉で望遠鏡を買い、自宅のベランダからも観測を続けた。 星空を見つめている間は、彼女と一緒にいる気持ちになれた。 といって、大学は天文学には進まなかった。 天体に興味があったわけではなく……。 天体観測の雰囲気が好きだったということだ。 理系の科目も得意ではなかったので、東京の中堅どころの私大経済学部を出た。 普通に就職したが、会社勤めには向いていないことがはっきりとわかった。 何度か転職するうち、東京での暮らし自体に疲れてきた。 どこにいても、人の波。 自分の身が、大波に翻弄され続ける木の葉のように思えた。 彼の脳裏には、出張で1度だけ訪れた東海地方の青い空が、いつも映るようになった。 時間が止まったみたいな街。 そうだ。 あの街でまた天体観測をしよう。 東京のアパートは、窓の向かいが雑居ビルの壁だったのだ。 東海地方に移り住んで、最初は会社員として勤めたが、やはりそのなりわいには馴染めなかった。 しかし、そこで携わった仕事で光明を見つけた。 ウェブデザインだった。 図工の成績が良かったわけではないので……。 自分にクリエイティブな才能があるとは、まったく自覚していなかった。 しかしどうやら、コンピューターを使ってのデザインには才能があったらしい。由美と美弥子 3078 <目次> エロ本を拾った話
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