女が求める男の体人は自分にない部分に惹きつけられる。電極のプラスとマイナスにもあるように、陰陽の法則である。【陰陽の法則】西洋と東洋では、考え方に違いがある。西洋では善と悪で世の中のことを考えているが、東洋では陰と陽で物事を考えている。西洋では善は良いものとし悪は悪いものととらえるが、東洋では陰も陽もどちらが良く、どちらが悪いという考えはない。陰陽の法則では、対極するものが常に助け合っていると言われている。たとえば、光が差すところには影があり、光が陽なら、影は陰になる。それぞれ性質が異なり、対極するものが世の中に「存在する」と言う事になる。【陰】 【陽】●地　　　　 天●大きい　　 小さい●暗い　　　 明るい●ゆっくり　 早い●柔らか　　 硬い●女 　　　 男●精神　　　 肉体●左　　　　 右男は陽で、女は陰である。温かさは陽で寒さは陰。季節で言えば、秋と冬は陰である。体の機能で言うと、内臓の下部にある腎機能や生殖機能も「陰」に属する。「陰」はそれ自体が寒涼性の性質のため、冷えを嫌う。女性、寒さ、冬、腎、生殖器（子宮・卵巣）などは陰に偏りがちになる。なのでバランス失調による不調が起こりやすいため意識的に「陽」を取り入れるべきということになる。「陽」と「陽」は、それぞれに正反対の性質を持ち、そのために惹かれあい、恋に落ちて、世界でただひとつの愛を育もうとする。いつもなにかを追いかけるかのような、男のまっすぐな気性に比べて女は柔軟で対応性に富んだ性質を備えている。女の心優しいふるまいや笑顔が、知らず知らずに恋人や夫の心の落ち込みを救い、前向きな気力を奮い立たせているのである。男にとって、女の笑顔や優しさに大きな価値を感じるように、女の心の充足と安定のためにも、陽である男の力が重要なのだ。女のカラダにとって、男のカラダの一番の魅力は何だろう！「チンコ？」もちろん自分にないもの（男性器）は魅力的なもののひとつというのは間違いないないが、残念ながら一番ではない。「たくましい筋肉？」惜しい！男の豊かな筋肉に、多くの女が魅力を感じるのも、もうひとつ先の理由がある。その答えは「体温」である。男のカラダは筋肉量が多く、基礎代謝も女より高い。このことは、愛・セックス・快楽で、深い意味と意義を持っている。基礎体温をつけたことのある女ならわかると思うが、女の体温は変動が大きく、周期によって不安定である。もちろん、筋肉量も少なく冷え性気味なのだ。体温の上下動は、血液循環や神経活動に影響することから、気持ちも上下動する。楽しかったと思えば、落ち込み、満たされたかと思えば、いわれのない孤独感や、肌さみしさに襲われる。そんなときに、男の熱い肌のぬくもりに包まれると、女の心はスルスルと癒されカラダも心もホッと息を吹き返す。『男は陽』火にたとえられる。『女は陰』水にたとえられる。水をあたためるには、火が必要である。パッと燃え上がる火と違い、あたためるまで時間もかかるが、一度あたたまると冷めにくいのも、水の特徴。不安定な心とカラダをあたためてくれる男を、長くじっくり愛して笑顔で癒すことができるのが女の性である。何か特別な努力をしなくても、男女は異なるカラダの作りでお互いを支え合い、愛を生み出せるようにできていることを、多くの人は気づいていない。ほんらいは、そこへ向かおうとするのが、性的欲求なのである。女の性欲に火を灯す一緒に風呂に入って、スケベな愛撫やエロいことをしたいのを我慢してひたすらまりなの体にピタッとくっついて体温を上げてあげることに集中する。でも湯船の中でも、まりなの足はなかなかあたたまらない。ベッドに入ってからも、あえて性的なタッチは封印して、俺の体温で彼女をあたためるために、添い寝する。ぎゅーと抱きしめながらお互いの体温や、呼吸を感じていると、まりなの体が少し火照ってくるが、手足はまだ冷たいままだった。当然まりなにとっては、男と一緒に風呂に入り、体を隅々まで洗ってもらい、湯船で足裏マッサージ、ひたすら体をあたためるために尽くされ、ベッドでも男と裸で抱き合うこと自体、初めての経験だった。「ナオトさん、だいぶあたたまってきたよ、こんなことまでしてもらって本当に嬉しいです・・・」感動したまりなは涙目で、俺の胸に顔をうずめた・・・セックスは、肌と肌の触れ合いである。セックス＝即挿入だったまりなにとってただまったり裸で抱き合って寝てるだけでも新鮮な心地良さを感じていた。挿入のあるセックスが「肉体的な快楽」だとしたら、抱き合うだけのセックスは「精神的な快楽」である。お互いの体温やぬくもりを感じ合う時間を持つようにすると、さらにふたりの絆は深まってくる。声・体温・匂い・・・。五感をすべてフル稼働させると、相手のエネルギーや愛情を感じられて、幸福感に満ちたセックスを楽しめるはずである。キスして、乳吸って、クンニ、手マンなどの前戯だけが愛撫ではない。「女はデリケートな生き物」だという言葉の意味を、よく理解できていたなら、どうすれば、女が悦ぶかは自ずと答えは出てくるはずである。ここまでやって、彼女の冷えた体をあたためてあげれば、あとは難しいことは何もいらない。女とのセックスで難しいのは、いつもいつも女が乗り気ではないということ。たとえ乗り気でも濡れなくて、入らないときもある。そういうときは、いったん「今日は、セックス抜きでいいや」と決めた上で、女に十分なケアをしてあげれば、絶対に途中から向こうのやる気が満々になってくる。じっと体を密着させ抱きしめていると、まりなの方から積極的にキスを求め始めた。あたたまったまりなの体から、だんだん性的な欲望が目覚め始める・・・俺のような年代の男にとっての本当のエロスというものは、その女の持つ品位から生まれる。「品」のいい女が喘ぎ囁くから、そこに強烈なエロスが生まれる。下品な女にいくら耳元で囁かれても、ただ家路が恋しくなるだけである。まりなのように、どんなことがあっても決して淫らな言葉など口にしない、できない女が小さい声で「挿れて…」と囁いた。その甘くせつない声で、俺のチンコは奮い勃った。ここまでお互いの性器にはまったく触れていない。大きくなったチンコをまりなの太ももに押し当てていると、足を開く。俺は大きく開いたまりなの股の間にス～ッと入り込んだ。抱き合ったまま、まりなの中心に向かって腰を動かすと、自らチンコが膣口に当たるように腰を下げた。そして再度「挿れて、お願い…」膣口から溢れ出た愛液を絡めるようにゆっくりチンコを収めていく。マンコはそれを、一番深いところまで招き入れる・・・「う、う～～～ん」低い声が漏れるとともに腟壁がチンコに絡みつく。これが「私は濡れにくくて性交痛なんです」と言っていたマンコなのか！まりなの膣口は愛液で潤い、何の抵抗もなく膣の奥深くに到達した。「あ、ああ！い、いい！」そう喘ぐと「このままずっと抱きしめていて…」小刻みに腰を震わせながら囁いた・・・～つづく～