由美と美弥子 3072

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     万里亜の片手が、陰茎にかかった。 美弥子が覗く側の左手だった。 手の指は、陰茎の背に添えられた。 おそらく、下向きのベクトルをかけたのだろう。 バネの反発を抑えるためだ。 万里亜の頭が、前後に動き始めた。 冷静に見れば、滑稽な動作かも知れない。 鳩が歩むときのように、小刻みに顔が前後している。 しかし、欲情した心で見るその動きは、この上なく扇情的なものに映った。 美弥子は、熱を持った陰核を指先で潰した。 握れるほどのサイズはない。 大ぶりな美弥子の手ではなおさらだ。 従って、陰核への刺激は常に指先で行っていた。 擦過ではない。 摘まんだまま、小刻みに引くのだ。 体内に埋もれた陰核脚が伸縮し、肛門を絞るような悦楽が体幹を駆けあがる。「は……。 はんが」「美弥子……。 今日は、やけに早いじゃないか。 ま、無理もないけどね。 ルーバー越しの景色とは違うからね。 目の前の光景は。 それじゃ、お前に合わせて、こちらも急いでやろうかね」 女教師は、万里亜の頭を両手で掴んだ。「懐かしいね、この感触。 万里亜……。 お前はほんとうに、頭の形が良いよ。 まん丸で。 尼さんみたいに頭を剃ったら、さぞ綺麗だろうね。 どうだい? いっそ、頭を丸めるかい?」 両手で頭を押さえられながらも、万里亜の顔は、かすかに上下したように見えた。 美弥子の脳裏に、剃髪した万里亜の姿が映った。 万里亜は、一糸も纏っていない。 髪を失った頭は、この上なく小さかった。 青々とした剃り跡が、目に染みるようだ。 一毛も纏わぬ万里亜の身体。 そう、股間部にも性毛はない。 その代わりに……。 巨大な陰核が載っている。 白毫が股間にあるようだ。 そうだ。 まさに、性神。 股間に白毫を持つ神なのだ。由美と美弥子 3071 <目次> エロ本を拾った話
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