由美と美弥子 3071

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    「ほら、もっとこっちに来な。 マンツーマンの実演付き特別授業だ。 フェラチオ講座としようかね」 美弥子の脚は、トイレの床に踏みこんだ。 万里亜は便器に座っている。 女教師はその前で、男性が用を足す方向で立っている。 美弥子は、女教師の体側から万里亜の横顔を臨むかたちだ。 いや。 女教師ではない。 肌のきめが、記憶の中の女教師とはまったく違う。 当時の女教師は、40の坂をかなり越えていたはずだ。 肌からは艶が失われ、くすんだ翳が皮膚の下に沈んでいた。 少し押しただけで、黒ずんだ痣が出来そうだった。 しかし今、間近で見る身体は違った。 瑞々しさが漲り、産毛が金色に戦いでいる。 あたりまえだ。 これは、由美なのだ。「ほら、万里亜。 始めな。 見せてやるんだよ。 お前のフェラテクを。 こいつをフェラできれば……。 どんなデカマラでも相手できるよ」 女教師は、万里亜の髪から手を外した。 万里亜は、ディルドゥを吐き出そうとすればいつでも可能な状態だ。 しかしディルドゥは、万里亜の口中に埋もれたままだった。 万里亜の口は、太い陰茎を咥えている。 決して、見栄えの良い顔ではない。 ネットで見たアダルトグッズを思い出した。 そう。 ダッチワイフ。 その口は、男性の陰茎を受け入れるため、最初からまん丸に開いているのだ。 異様につぶらな瞳と、O字型に開いた口。 脳裏に焼き付いてしまう表情だった。 そして今、万里亜の顔は、そのダッチワイフそのものなのだ。 万里亜とて、それに気づいていないわけがない。 しかし、自らが不様な顔になっていることを、決して嫌ってはいない。 むしろ逆だ。 万里亜の頬には、安らかな曲線が憩っていた。由美と美弥子 3070 <目次> エロ本を拾った話
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