こうしてキーボードを叩いているのはある日の思いつきと何より止められない情動によるものであると先にお伝えしておこう今の私に大いなる影響を与えてきた〈彼女たち〉と私の記憶何の取り留めもない思うがままの記憶と感情の羅列になると思われるのでこの先の時間の消費については自己責任でお願いしたい愁いに沈むそんな時が彼女にはあった私のとても大切な友人である彼女彼女の目にはいつも愁いが凪いで映っていた愁いを知っているのは失いを知っているからだと彼女は言ったいつも失ってばかりの人生に日々絶望してはその絶望にすら麻痺を覚えて全てが冷たく灰色に見える世界自分が存在しているのかそれさえもあやふやで実感することができない幼い頃から彼女のことを知っている私は桜が綻んだようなあたたかな笑顔が日ごとに陰りと、色香を孕んでいくのを目の当たりにしていたその理由を当時の私は知ろうとすることをせずただ目の前の彼女だけを見つめていた当時の私の思考と感覚では彼女のことを理解することは出来なかっただろう幼い時分から彼女がこのような感覚で過ごしていたと聞かされたのは大人と呼ばれるこのことにも慣れて随分と経ってからだった彼女がこのように生々しく私に告白をしてくれたのが大人になってからでよかったと胸を撫でおろしたのは私だけの秘密であるが1人の人間として自我が芽生える以前に彼女は女の性を自覚していたそんな彼女だからこそ人の欲望に対する嫌悪感そして自分もその他と同じように欲望を持つ生き物としてしか生きられない欲望に抗いたくも抗えないということを痛いほど実感していたとりわけ性に対するもの並びにそれに付随するものに対しては特段敏感であった幼い彼女にとって周囲にありふれている無自覚のエロスというのは体内に何かしらを取り入れるという行為そのものだった食物、飲料、香りそのどれもが彼女にとって日常に溢れ、転がるエロスであり彼女の感覚を刺激しうるものであった給食のミートソーススパゲティの芯のない麺の触感牛肉のミンチとギトギトしたトマトソースが原型を崩し、嫌にまとまって喉を通過していく感覚自分ではない他のものが体内に入ってくるというその事実は彼女にとって特別でありそしてその食物が好きなものであればあるほど神聖なものであり、貴重な体験であると思っていたそんな彼女が小学生時に一番表情を曇らせていた瞬間がおかわりをするために教室の前方へ同級生たちが群がる時であった彼女は静かに嗚咽を飲み込むが如く微笑みを浮かべて席に戻って来た隣人に良かったね、と言葉を投げかける右手で左手首を強く握りながら彼女の目には群がる同級生がどうして恥じらうこともなく自分の欲望を周囲に巻き散らかしてその果てに嬉しそうにしているのかが理解できなかった純度の高い欲望であればある程他人には隠さなければならないのにどうして食物に群がる獣のような欲望をどうして、と先程も申し上げたが、私は彼女のことをよく見ていた気づけば目を奪われていたという方が正しいだろうか凛とした背筋をした彼女はいつもどことなく儚げで同級生という認識以前にひとりの女性だっただから、とは言い切れないのは私の記憶が曖昧だからなのかそれとも言葉にさえすることを憚られるような感情が動いていたからなのか今となっては確かめようのないものであるからただ、見ていたという事実だけ此処に述べさせてもらうそんな彼女の、彼女たちの記憶の片鱗そして、今の私が在るに至る大切な欠片たちをこうしてたまに吐き出していこうと思うひとまず、今日はここまで 　　♦ランキング参戦中♦タップ or クリックで入場してね！ ↓　↓　↓　↓　↓ ◆販売動画購入はこちら◆　　　　↓ ↓ ↓　　　ダウンロード版のみ10％OFFにて購入可能決済方法：クレジットカード、とらコイン、コンビニ決済、銀行振り込み（pay-easy)　　　ダウンロード版、ストリーミング再生版決済方法：クレジットカード、BitCash、あと払い（ペイディ）、楽天ID決済（楽天ペイ）、銀行振り込み決済　　You can find our movies with English subtitles on IWC.◆Fantia　白檀のファンクラブ◆セッション動画やここでしか見られない貴重な動画の数々は必見です！