気を交流させる挿入女は本能的に性エネルギーを開いて欲しいと願っている。女の心の奥は緊張と不安でいっぱいだ。それを男は分かっていない。男は女の心と体のバランスを理解して、女の性エネルギーを解放してあげなければならない。それが男の役割であり幸せなのだから・・・ セックスは、ほんらい性エネルギーの交換であり、タントラやヨガでいう男女のチャクラ（気）が共振共鳴して、エネルギーは融合され、霊的な深い部分からも、最大の愛の交換となり、最高のエネルギー交換になる。男と女の「陽と陰」の性エネルギーを交換することで深いエクスタシーに達するのである。優しい愛撫、ハグやキスなど、気の交流が感じられる抱擁からそのままチンコの挿入に進んでいく。「さあ、今から挿入するぞ～」と意気込むのではなく、すべてはお互いの気持ち、気の流れに任せることが大事である。亀頭を膣口にあてがい1分以上かけてゆっくりと挿入していく。チンコを挿入しても、決して動かず、オーガズムや射精を前提としない、お互いの気の流れに任せる。抱きあって体を密着した状態（密着正常位）や、女を膝の上に乗せて（対面座位）、横になったバックスタイルでスプーンが重なるような体制（ナマケモノの体位）いずれも、男がしっかりと抱きしめる形なので、女も安心してリラックスできて性感を感じ取れる体位である。このとき、お互いの体の信頼関係（性病感染・妊娠の心配など）が取れていれば、コンドームは装着しないようにする。ゴム製のコンドームはお互いの気の電気エネルギーの交流を阻害するからである。（0.01ミリの呪縛からの解放）決して焦らず平穏な心持ちで、ゆっくりチンコを女の体内に入れて呼吸を整え、挿入後は、そのまましばらくじっと動かさない状態をつづける。お互いに心と呼吸を合わせて同期されるイメージを持つことが大事なこと。お互いの性エネルギー、性の気をゆっくりとした波長をイメージして同期させてていく。興奮の波は高い状態でオーガズムまではいかない高原（プラトー）状態を維持して高まる性エネルギーの快楽を楽しむ。射精やオーガズムをゴールにするのではなく、お互いがずっと気持ちよく感じている状態がつづいている。そしてゆっくり呼吸をしながら、吐く息に合わせて女の体に、チンコから気を送り込み、吐く息に合わせてチンコを膣奥にぐいっと押し込んでいく。吸う息に合わせて、チンコを引くようにしながら女の性エネルギーを自分の体内に取り込む。このときに、相手の性エネルギーの流れを体中に感じていく。この状態をゆっくり20分くらい持続して行う。そして挿入している（されている）こと自体忘れてお互いに目をつぶり瞑想状態に入り込んでいく。次第に動きも止まり一瞬、気が遠のく瞬間が訪れる出現する時もある。その時、お互いの生命エネルギーと魂は一体となる。訪れるオーガズム次第にお互いの性エネルギーの波長が重なり合い、共鳴し合う現象が起きてくる。そのまま女は、高原状態から一気にオーガズムに達していくことも多々ある。それは自分でコントロールできない“波”が体の中から湧き起こるイメージ。その“波”は、子宮から生まれ、体を痙攣させながらどんどん大きくなる。その痙攣のコントロールはできない。繰り返し、何度も何度も、子宮から溢れ出てくる快感の波・・・これがすべての女が、体の中に秘めている、女特有の本当のオーガズムである。男は静かにその歓喜を受け止めて大きな慈愛で包み込む・・・あるときは、男もオーガズムを迎えて射精に至ることもある。それもすべて自然の流れの中に身を委ねる・・・そうすることで、これまで味わったことのない快楽と幸福感が訪れるのだ。チンコが萎えてもそのまま結合状態を維持しながら、お互いの気と魂が共鳴しているのを感じながら抱擁をつづける・・・性エネルギーの気によるセックスは、心と体にくつろぎ感をもたらし、性的な満足度と愛情の深まりを感じとることができる。これらは東洋的な性愛術であり、西洋的な性器の局所のオーガズム快楽追求とは次元を異にした、精神的な充足感を満たしてくれるのである。新たな世界の扉が開くこの気の交流を行うセックスの習得は、多くの女たちに快楽と幸福感をもたらすだけではなく、男にもその性のエネルギーの波動に身を委ねることで女の優れた性エネルギーを取り込むことができる。女は「充電器」にたとえることができる。女は“愛のエネルギー”を、自ら「発電」できるのである。男はもともと外で戦っている生き物。外で使って減ってしまったエネルギーを、大好きな女とセックスすることでフル充電されるのである。戦いで疲れている身体を、家族を守るために使ったエネルギーを、大切にしている女からセックスを通して「充電」していた。そしてまた、戦いに出かけて行くのである。“女”は存在しているだけで、価値のあるものなのである。昔の人々はそれを知っていたのである。男の性器はチンポコ（珍しい鉾）であり、女の性器は鞘（さや）である。鉾（ほこ）を鞘（さや）に納める（挿入）というのは戦いを止めること。挿入してピストンをするのは、まだ戦っているということである。男が動きを止めたとき、女はそのエネルギーを受け取りオーガズムを迎える。そのオーガズムに達したときに最大の性エネルギーは放出され男は癒される。セックスはただでさえ素晴らしくて気持ちいいものだが、さらに奥深い領域があることをほとんどの人は知らない。それは、肌と肌、性器と性器といった肉体の領域を超えたところにあるから。肉体にはどこまでいっても触れ合う面、擦れ合う面という境界線があり、物理的に分離している。肉体の領域で刺激と快楽を得ることができても、境界線があることで分離されてしまい“ひとつである”という感覚には至ることはできない。だがお互いの性エネルギーの振動が共振共鳴したとき“ひとつである”という感覚に至ることができるのである。これは相手の顔や肉体、思考や感情を超えた本質での出会いかもしれない。ふたりが共振共鳴することで、性的なものより、新たな質の悦びが湧き上がる。肉体を刺激して快楽を得ることではなく相手と共振共鳴してつながること。そして、このひとつであるという状態そのものが「ひとつに溶け合うオーガズム」になるのである。大事なことは、オナニーが自分とつながることであるならば、セックスとは相手とつながること。相手とつながり、溶け合ってひとつになることである。いったん「ひとつに溶け合うオーガズム」を体得した女は、逆になだらかな女のオーガズム曲線を熟練によって、急激な男のオーガズム曲線に合わせてイクことができるようになっていく。いわゆる「同時イキ」が可能になるわけだ。オーガズムは膣で迎えたり、射精を伴うものだけだと思っている人が多いけれど、“ひとつである”ことそのものが既にオーガズムなのである。それも、スッキリするといった性的なオーガズムとは明らかに次元の違うものである。ふたりが溶け合い“ひとつである”というオーガズムを体験していくことで、もはや性的なオーガズムは目的ではなくなり、セックスの質が変わってくる。射精に向かって一直線になるせっかちな男優位なセックスも、女を満足させようと一生懸命感じさせるセックスもいいけれども、新たな世界の扉が開いてくる。そして、セックスの質が変わっていくことで、結びつきが強くなり、さらに波長が合ってくると、ベッドを離れても、同じことを考えていたり、離れていても同じようなテーマのことが起こったりといった、いわゆるシンクロニシティが起こってくる。肉体としての関係から、魂としてのスピリットな関係へと移行していくことに気づくことにもなるだろう。『たかがセックス！されどセックス！』セックスは「神聖な行為」であって、「男女に最高の喜びと幸せをもたらす」ことを理解しなければならない。そうすることで、女がセックスを通して「女神」になることを実感できるのである・・・だからいくつになってもセックスはやめられない！すべての女が「女神」だと信じて・・・