「これは下ろしたてだろ。　あんた、新品は洗ってから使わないの？」「え？　絵里子さん、買ったばっかりの、洗うんすか？」　横から香織が口を出す。「化学薬品が残ってたりするからね。　あと、人が触ってる可能性があるだろ。　ヘタすりゃ、試着してる」「パンツなんか、試着できるんすか？」「店によっては、ショーツやストッキングの上からならOKってところもあるんだよ。　お前が口出すと、話が逸れるだろ。　美咲ちゃんは、洗わない派だね」「ネットで買いますから。　セットで個包装されてます」「ひょっとしてこれ、使い捨て？」「……」「呆れた。　準備万端なんじゃないか」「使い捨てのパンツなんかあるんすか？　紙おむつじゃなくて？」「あるんだよ。　30枚くらいでセットになってる。　1枚計算だと、150円くらいじゃないの。　旅行とか生理のときに使うの」「あ、旅行のときは便利っすね。　いちいち洗う必要ないし」「だろ。　美咲ちゃんは、どうして使い捨てパンツを穿いてるの？　生理じゃないよね」「……」「つまり、こうなるからだろ」　絵里子は、裏地の縦筋を、美咲の眼前に突きつけた。　美咲が顔を背ける。「香織。　舐めてあげな。　マン筋の跡」「喜んで！」　香織は、絵里子の手からショーツを引ったくった。　股間部に顔を埋め、舌を踊らせる。「止めて！」　美咲が奪い返そうと手を伸ばした。　香織が背を向ける。　その背中の後ろから、美咲が手を伸ばす。　無防備な後ろ姿を絵里子に向けていた。　絵里子はそっと近づくと、ワンピの裾を持ちあげる。　ショーツの奪還に夢中な美咲は気がつかない。　絵里子は裾の下から手を差し入れ……。　迷うことなく一撃で、美咲の性器に指を突き入れた。「ひっ」　美咲の身体が、その場に沈んだ。　ワンピの裾が舞いあがり、小さな尻が丸見えになった。　ぺたんこ座りになった裸の下半身を、ゆっくりとワンピの裾が覆っていく。由美と美弥子 3416 ＜目次＞ エロ本を拾った話