中高年女性向け風俗これだけ長い年月、女性専用の風俗に携わるとは思わなかった。30歳から約5年間、Reiの元で男娼（エスコート・ボーイ）として女たちの性的な依頼を受けるようになった。その時の女たちは40代～50代が中心で、みんな俺より歳上だった。淫乱スケベ熟女たちの洗礼を受け、自ら経験することで『女の奥深さ』を知ることになる。その後、数年のブランクがあり、40代になって躊躇なく出張ホストデビューすることになった。出張ホストになってからは20代～60代まで、幅広い女たちの依頼を受けるようになっていくが、気がつけば男娼時代の時のように40代50代の依頼が多くなっていた。今現在、CLUB passionは関西最古の女性用風俗であり、依頼する女たちも40代～50代がメインの希少な存在になっているのは事実である。もちろんその過程で俺も30代から50代になり、もうすぐアラカンになる。これまで4桁はいっていないが、数多くの女たちのあらゆる性欲や性癖、願望に真面目に向き合い、さらに『女の神秘』を実感していった。良い（楽しい）セックスをするために必要なことは、『セックスの知識と経験』である。新しい女の依頼を受けることで日々更新され、バージョンアップする。今の俺は、過去依頼してくれた女たちの『作品』と言って過言はない。男娼時代からの客は“メンバー”という名で、差別化を図っているが、年々その依頼は少なくなっている。なんと言っても、みんなアラカン（アラウンド還暦）やからね（笑）「ナオトもいい感じで歳を重ねたね（笑）」このブログを見つけ20年ぶりに依頼した佳恵から最初に出た言葉だった。佳恵のように、性について長年あきらめてきたつもりが60代になってやっぱりあきらめきれなかったという女はたくさんいる。50代になると常に更年期という自身の体の変革期への不安、それにともなう老後の心配などがつきまとう。だが一方で、そんな不安を吹き飛ばすように「目覚める」女がいるのも事実。『本当の女は閉経してから！！』いくつになっても性をあきらめなくていい女をあきらめなくていい自分をあきらめなくていい女性ー性＝女『女性は性（産む性）が取れると“女”になるのである！』昔の40～50代と今の40～50代を比べると、昔の40～50代の方が断然淫乱でエロい！性に対しての探究心や好奇心も旺盛で、その時その場を、奔放に楽しんだ。自分の性癖や願望に対しても素直で、俺たちには何でも話した。「あれはすごく良かった」「今度はこんなことがしたい」「私はここをこうするとすごく感じるの」から始まって「あれは良くなかった」とダメだしされることもしばしば、自分の願望に対して貪欲だった。「性癖が分からない」という女は、今までどんなセックスをしてきたかを思い起こせばいい、理想を妄想をしてみるのも良いだろう。飯を食ってたら好きな食べ物くらいできるだろうし、食べたい料理もあるはずだ。自分の好きなことも分からないようでは、楽しめるはずはないのである。佳恵の家に行く前には、必ずハンドタオルを水で濡らしてチンコの汚れや臭いを落とキレイにしてから出かけたものだ。なぜなら、家に入るとすぐにフェラされるからである。初めての行った時に「洗ってないから」と拒否しても、無理やり咥えられ、それ以来、佳恵の家に行く前の恒例行事になった。今の女たちは「どんなセックスがしたい？」と聞いてもすぐに答えれないことが多い。聞かれてすぐに具体的なセックスを浮かんだ人は、女でも男でもセックスで自分が満足できるだけでなく、相手も満足させることができる人である。俺のプライベートな飲み仲間と酒の席で「お前らどんなエッチがしたい？」と聞いたときに「自分がイケば良くない？」とか「その場の流れ、ノリでやってるから良く分からん」という答えが返ってくる。1人だけ「まず両手を縛って目隠して・・・」と具体的に答えた奴がいた。女でも男でも、ちゃんと答えられる人ほど、充実した性生活を送っている。「両手縛って」と言った奴は、女にやさしく、女の扱いに慣れている。奥さん以外にも彼女がいて、素敵なセックスライフを送っているようだった。独身女のセーフティーネット女でも「自分からキスをして、自分から服を脱がして、パンツをずらしてフェラ、相手の目を見ながらゆっくりしごいてから舐めよう」具体的なイメージが出来ているかどうか。パッと浮かばないと、やって上げることはできない。事細かにイメージできるか？イメージできるようにしていけばすぐにできる。それによって、最初にどういう言葉をかけるか、どういう風に始めるかがイメージできるのである。『快感を呼び起こすには、何事も順序や流れがある！』佳恵はいつも、俺が行ったときに、今度はどうしようかというイメージを膨らませながらマンコを濡らしていたといっていた。そんな佳恵を含め、40代以降の女たちの悩みは、性的なことばかりではない。特に独身女たちに襲いかかるのは“孤独死”という現実である。【孤独死（こどくし）】主に一人暮らしの人が誰にも看取られること無く、当人に住居内などで生活中の突発的な疾病などによって死亡することを指す。特に重篤化しても助けを呼べず亡くなっている状況を表す。引用先 : wikipedia生涯未婚率が増え独身世帯が増えるのと同じように孤独死を遂げる女も増加傾向にあるという。40代未婚者の孤独死が増加孤独死で多いのは高齢者だと思われがちだが近年若い層にリスクが高まっているのである。「Tバックの女王」飯島愛（享年36）フジッコのCM山口美江（享年51）大原麗子（享年62）アイドルの川越美和（享年35）桂文枝と不倫関係にあった歌手、紫艶（享年41）などなどみんな遺体が発見されたのは数日経ってからだった。40代になれば立派な中年であり、若い時のように無理が利かず、体にも変化が訪れる。これまで通りの生活では糖尿病など体調を崩してしまいがちだが既婚者のように注意してくれる人もおらず大変な結果になってしまう場合も少なくはない。孤独死になりやすい人の特徴は、親や兄弟との関係が薄かったり、組織が苦手で“おひとりさま文化の浸透”によって、ひとりで行動するのが楽になっているなど、友人と会う機会が減り、変化に気付かれないまま逝ってしまうことも・・・また、糖尿病や精神疾患などすでに発症している場合はもちろん、脳梗塞や心筋梗塞など、自宅での発作に気づいてもらえない。一人暮らしの寂しさを紛らすために酒に溺れてしまい、アルコール中毒になってしまうのも孤独死につながることがある。そして他にも、台風や地震などの災害によって孤立してしまうことも要因になってしまうこともある。それは未婚だけで無く、子供が独立して一人暮らしになったシングルマザーとて同じことである。男女ともに、性の快楽を得なくても、生きていくことはできる。ところが、人は、ひとりで生きていくことはできない。人は人といて、はじめて生きられるのである。誰かがそばにいる安心感は、生命維持の安心感でもある。だからこそ、人はみんな社会に属し、家族に寄り添い、友人を作り、より居心地の良い関係を作ろうと、日々努力するのである。そしてその努力は、人からの共感や共鳴で報われる。もっと誰かに深く理解してもらいたい、強い安心感に包まれたい。また、自分の存在で誰かを癒し、安心させてあげたいと、感じるのである。性は、まさにその延長上にある、身も心もひとつになりたい、つながりたいという願望でもあるのだ。俺たちは、今現在も依頼がある無いに関わらず、また未婚・離婚を問わず、縁が深かった“おひとりさま”をメールで『安否確認』している。孤独死は1時間に3人が陥っているという。女に至っては、年間4,981人が死後4日以上経過して発見されている。5月19日現在の新型コロナウィルスによる死亡者が763人からみるといかに多いかがわかる。無理に孤独死を恐れなくても、いくつになっても性を楽しむ余裕が、老後を楽しく過ごす秘訣かもしれない。俺たちが「訪問介護（マンコのお世話まで）」する日は近いかもしれない。俺たちは、そんな女たちのセーフティーネットになれるように切望しているのである。「あっ！そうや！俺もシングルファザーやった（苦笑）」