由美と美弥子 3399

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「んむ」 佐耶が気づいたらしい。 佐耶の歯を、舌でノックする。 門が開いた。 佐耶の舌が迎えに来た。 絡み合う。 蛭のように。「あっ」 いきなり佐耶が、わたしを床に押し倒した。 唇を犯される。 まさしく、犯されてるみたいな口づけだった。 いや、口づけなんてものじゃない。 口吸い。 明らかに性交の一種だ。 佐耶が、重ね餅のようにのしかかってきた。 佐耶の乳房を胸に感じた。 そして太腿の付け根には、肌じゃない感触。 性毛だ。 あの真っ黒の。 わたしは両脚を広げ、佐耶の下半身を迎えた。 さらに深く迎えるため、自らの膝裏を掬いあげる。 おしめを替えられる赤ちゃんの体勢だ。 性器に、性毛とは異なる質感を感じた。 佐耶の性器だ。 お互いの性器同士が触れ合ったのだ。 わたしは甘える犬みたいに、仰向けのまま尻を振った。 それに応えて、佐耶が性器を擦りつける。 柔らかい突起の感触があった。 佐耶のクリトリスだ。 佐耶とわたしのクリトリスが、指相撲を始めた。「あぉっ」 わたしの唇が、佐耶の口を外れた。 佐耶が間近で、真っ直ぐに見下ろしてる。 視線に縫いつけられたように、わたしもその瞳を見つめる。 佐耶の額から汗が落ち始めた。 わたしは口を開け、汗を迎えた。 塩っぱかった。「あぁ。 佐耶佐耶。 イキそう」 わたしは、佐耶の背中を両手で撫で回す。 汗でぬるぬるだった。「美咲ぃぃぃ」 佐耶が狂ったように股間を擦りつけてきた。 わたしは首をもたげ、佐耶の肩越しの景色を見た。 佐耶のお尻を見たかったのだ。 イヤらしく動く小さな尻を。 見えた……。 のかも知れない。由美と美弥子 3398 <目次> エロ本を拾った話
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