前回の話は、コチラ
皆、不安と恐怖でいっぱいだった。
アンドリューは冷静でいようと呼びかけた。
しかし人形のキンタマは一日ごとに減っていった。
その度に一人殺されていった。
僕は誰のことも信じられず、部屋にこもる時間が増えていった。
なんだか静かで、それも不安を掻き立てた。
落ち着かないので、恐る恐るリビングに行った。
人の気配は感じられなかった。
棚の人形を見たら、、、、
キンタマが残っている人形は1体だけだった。
「これは僕だ!!残っているのは自分だけか!!」
怖くなって部屋に戻ろうとしたその瞬間、、、、
「ギャ~~~!!!」
何者かが僕の肩をポンと叩いたのだった。
「安心したまえ。私はシュナイダー博士だ」
「助けて。殺さないでくれ、、、、」
「いや、もう終わったんだよ。舟に乗って帰ろう。怖い思いをさせてすまなかった。この出来事の真相は帰ってから教えよう」
恐怖の時間はやっと終わった。
舟の中ではずっと茫然としていた。
自分のアパートに帰り、シャワーを浴びた。
あの忌まわしい出来事を洗い流すように強めにお湯を出した。
(フゥ~~~。早く忘れたい、、、、でも、犯人は誰だったんだろう?)
そう思った瞬間、シャッとシャワーカーテンが開いた。
突然、金髪の女が僕の大事なモノを握った。
「私が犯人よ。こうやってタマを潰して、チンチンをねじ切ったのよ」
「マ、マリア!!生きていたのか!!」
「ええ。疑われたから、殺されたフリをしたの」
「僕を殺すのか?」
「冗談よ、ウフフ。あなたは殺さないわ」
「一体、なにしに?」
「あなたを起こしに来たの。手紙を受け取ってから今までのことは、全部頭の中の出来事なの。真相は博士が教えてくれるわ」
目が覚めると、そこにシュナイダー博士が立っていた。
「お目覚めかね。実は、君は多重人格殺人者だったんだよ。九つの殺人格を持っていたんだ。その9人は多くの強姦殺人を犯した。治療のため彼らを消し去る人格を君の頭に送り込んだ。マリアという女性だ。彼女は見事に9人の殺人格を削除した」
「そうだったんですね」
「治療は無事成功した。入院生活はもう終わり。君は社会に戻れるよ」
僕は新しい名前をもらい、勤め先を斡旋してもらった。
明日は初出勤の日だ。
遅刻しないように早めに寝ることにした。
(んんっ?なんだか下半身を触られているような、、、、)
(これは、、、イチモツを握られているのか、、、、)
(gif画像 スマホの方はタップして下さい)
「ハッ!!もしかして、マリア、、、、あっ!もう時間だ。用意しなくっちゃ」
[一方、シュナイダー博士はというと、、、、]
「史上最悪の連続レイプ殺人犯の治療に成功した!論文を出せば、、、、ククククッ。本を出版すれば、、、、フフフフッ。テレビ出演、講演の依頼が殺到するんだろうな。忙しくなるわい。ハ~ッハッハハハ!!!」
ところが、、、、
「あっ!マリアを消すのを忘れた!!!」
しかし、、、
「まあ、いいか。あの女、ドМは殺さないから、、、、」
*** おわり ***