2017.7.16(日)
ディルドゥの和名は、張形(はりがた)。
男性器を模しており、むろん、女性の自慰において用いられる。
現在の製品は、電動で様々な動きをするものも多い。
美弥子が胸に抱きあげたディルドゥは、2つの張形が、基部で繋がったものだった。
主な用途は、女性同士による性行為である。
一般的な双頭ディルドゥは、一直線のものが多い。
すなわち、一本の棒の両端に亀頭が形作られている。
棒と云っても硬直したものではなく、柔軟に屈曲する。
これにより、様々な体位での結合が可能になるのだ。
しかし、美弥子の持つディルドゥは、この一直線形では無かった。
もっとも似ている形状は、ベランダでの布団干しに用いられる“布団挟み”だろう。
根元を固定された腕部が、クワガタムシの顎のように開閉し、布団を掴む器具だ。
美弥子のディルドゥも、布団挟みと同じく、平常時は腕部が閉じられている。
腕部の先端は亀頭となっており、閉じた状態だと、2つの亀頭が背き合って密着していた。
陰茎を模した腕部は反りを打って張り出し、根元に向けて再び収斂している。
まさに、布団挟みが閉じた形状だった。
美弥子は、大きく反りを打った陰茎部を左右の手で掴み、目の前に翳した。
開く。
カン。
バネ音が響いた。
接していた2つの亀頭が離れる。
クワガタの顎(あぎと)が開いたようだった。
カンカンカン。
禍々しいバネ音が、寝室の空気を震わせる。
ディルドゥの顎は、戦闘態勢のクワガタのように開かれた。
美弥子はディルドゥを眼前に掲げたまま、引き出し脇に造りつけられた姿見の前に身を移した。
縦長の大きな鏡で、美弥子の頭の天辺から爪先までが、楽々と収まっていた。
紺のブラウスを纏った女。
胸前に掲げたディルドゥが大きく開き、美弥子の顔は、ちょうどその顎の中に収まっている。
美弥子は尻を振り、ブラウスのドレープを揺らす。
ブラウスの裾は、ウェストの下までしかない。
すなわち、美弥子の下腹部は丸見えだった。
美弥子は、尻を振りながら、腰を落としていく。
膝が外側に割れていく。
左右の長い脚が“く”の字に折れ、まるで高足蟹のようだった。
男性器を模しており、むろん、女性の自慰において用いられる。
現在の製品は、電動で様々な動きをするものも多い。
美弥子が胸に抱きあげたディルドゥは、2つの張形が、基部で繋がったものだった。
主な用途は、女性同士による性行為である。
一般的な双頭ディルドゥは、一直線のものが多い。
すなわち、一本の棒の両端に亀頭が形作られている。
棒と云っても硬直したものではなく、柔軟に屈曲する。
これにより、様々な体位での結合が可能になるのだ。
しかし、美弥子の持つディルドゥは、この一直線形では無かった。
もっとも似ている形状は、ベランダでの布団干しに用いられる“布団挟み”だろう。
根元を固定された腕部が、クワガタムシの顎のように開閉し、布団を掴む器具だ。
美弥子のディルドゥも、布団挟みと同じく、平常時は腕部が閉じられている。
腕部の先端は亀頭となっており、閉じた状態だと、2つの亀頭が背き合って密着していた。
陰茎を模した腕部は反りを打って張り出し、根元に向けて再び収斂している。
まさに、布団挟みが閉じた形状だった。
美弥子は、大きく反りを打った陰茎部を左右の手で掴み、目の前に翳した。
開く。
カン。
バネ音が響いた。
接していた2つの亀頭が離れる。
クワガタの顎(あぎと)が開いたようだった。
カンカンカン。
禍々しいバネ音が、寝室の空気を震わせる。
ディルドゥの顎は、戦闘態勢のクワガタのように開かれた。
美弥子はディルドゥを眼前に掲げたまま、引き出し脇に造りつけられた姿見の前に身を移した。
縦長の大きな鏡で、美弥子の頭の天辺から爪先までが、楽々と収まっていた。
紺のブラウスを纏った女。
胸前に掲げたディルドゥが大きく開き、美弥子の顔は、ちょうどその顎の中に収まっている。
美弥子は尻を振り、ブラウスのドレープを揺らす。
ブラウスの裾は、ウェストの下までしかない。
すなわち、美弥子の下腹部は丸見えだった。
美弥子は、尻を振りながら、腰を落としていく。
膝が外側に割れていく。
左右の長い脚が“く”の字に折れ、まるで高足蟹のようだった。
コメント一覧
-
––––––
1. Mikiko- 2017/07/16 08:24
-
今日は何の日
7月16日は、『外国人力士の日』だそうです。
1972(昭和47)年7月16日。
ハワイ出身の高見山大五郎が、外国人力士として初めて幕内優勝した日。
このとき、高見山、28歳。
↓これが、当場所の星取り表です。
http://sumo-hositori.com/S40/S47-7.html
高見山は、前頭4枚目。
13勝2敗での平幕優勝です(負けたのは、貴ノ花と琴櫻)。
貴ノ花(22歳)が関脇で、12勝3敗(翌場所後、大関昇進)。
ということは、優勝が決まったのは、千秋楽です。
16日が千秋楽と云うことは、初日は2日です。
早いですよね。
当時は、夏の巡業が早くから始まったんでしょうか?
この星取り表、実に面白いです。
波乱の場所でした。
1人横綱の北の富士(30歳)が全休。
大関の大麒麟(30歳)は4日目から休場。
清国(30歳)と琴櫻(31歳)は、それぞれ9勝6敗と8勝7敗。
輪島(24歳)が関脇で、8勝7敗(翌場所後、貴ノ花と同時に大関昇進)。
前頭筆頭に豊山(24歳)がいますが、この人は2代目(最高位・小結)です。
スゴいのは、関脇が5人もいたことです。
今なら、絶対に考えられません。
3大関は、全員30歳を超えてましたから……。
新大関が待ち望まれてたんでしょう。
北の湖が前頭7枚目で、9勝6敗。
このときまだ、19歳です。
-
––––––
2. ハーレクイン- 2017/07/16 12:10
-
ディルドゥの日
久しぶりだね、美弥ちゃん。
わたしにとっては、『由美美弥』の原点です。
高見山大五郎
偉大な先覚者です。
♪戸締り用心~ があまりに有名になっちゃいましたが。
-
––––––
3. Mikiko- 2017/07/16 12:26
-
『トリフィドの日』
そういうSFがありました。
高見山大五郎。
対戦した横綱11人は、今も最高記録です。
-
––––––
4. ハーレクイン- 2017/07/16 17:01
-
『トリフィド時代』
とする出版社もありました。
原題は『The Day of the Triffids』
三本足で歩く食肉植物が世界を支配する、という終末物です。
はっきり言って、小説としてはあまり面白くありません(すまぬ、ウィンダム;作者)。
♪一日一回良いことを~
-
––––––
5. Mikiko- 2017/07/16 18:20
-
“時代”の方が、ニュアンス的には正しいのでしょうが……
『トリフィドの日』の方が、ずっとセンスは上です。
-
––––––
6. ハーレクイン- 2017/07/16 23:41
-
トリフィドの日
同感ですが、やはり面白くはありません(しつこいぞ、おっさん)。
文庫本(新書かな)を持ってるはずなんですが、どこへ行ったかなあ。