女体化催眠・勇者様のオナホ妖精

サークル「いぶき屋」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、魔王の侵略によって乱れた世界に住む妖精の女王が
そこを救う手助けをしてもらう代わりに珍しいエッチをプレゼントします。

体が小さい妖精になりきって勇者とSEXするのが特徴で
催眠パートは彼女たちの世界に行く様子に技術を絡めて少しずつ丁寧に誘導し
エッチは陵辱っぽさが出ないよう穏やかな描写を多めに交えて体格差エッチの快感を伝えます。
勇者とのエッチな儀式
妖精の女王に催眠をかけられ彼女や勇者とエッチするお話。

「ごきげんよう。わたしの声が聞こえていますか? そう、そこのあなたですよ」
女王は上品で穏やかな声の女性。
別の世界から主人公の心に語りかけ挨拶すると
自分たちを救う手伝いをして欲しいとお願いします。

本作品はファンタジー世界によく出てくる妖精になりきってエッチするのを目的に
彼女が110分をほぼ半々に分けてそれに沿った催眠とエッチをします。
「オナホ妖精」の名の通り手のひらサイズの女性に生まれ変わり
おまんこを十分ほぐした後で人間の彼と繋がる非常に変わったプレイが楽しめます。

「妖精の体は魔力で作られているから、柔らかくて丈夫なので、体格差のあるお相手でも傷付くことはありません」
自分の全身と同じくらい大きなおちんちんを受け入れるため
シチュだけを見ると陵辱っぽく感じますが
実際は痛みや苦しみには触れず、快感を前面に押し出すノーマル~ややM向けの内容です。
事前の準備もかなり入念にやりますし、途中で聴くのが辛く感じることはまずないでしょう。

ストーリーを簡単に説明しますと、女王のいる異世界では現在魔王軍が暴れており
それに対抗しようと勇者が現れ旅をしています。
しかし魔王を倒すには「精霊の指輪」という特殊なアイテムが必要で
その封印を解くために勇者が処女の妖精と交わる必要があるそうです。
女王を初めとする他の妖精たちは既に処女を失ってるため彼がその役に選ばれました。

このへんの事情は冒頭の小話パートで全部教えてくれますから
音声を聴く前から頭に入れておく必要はありません。
独自の設定があることを踏まえて催眠、エッチいずれも世界観を崩さないよう気をつけながら進めます。

ちなみに声は女性ですが女性の聴き手でも一応聴けるように作られてます。
私が聴いた限りでも性差を感じる描写は特にありませんでした。
女体化のやり方が男性から女性の姿に変えるのとは違うのが大きいです。
妖精たちとの触れ合いを通じて妖精に
催眠はおよそ48分間。
楽な姿勢になって目を瞑り、まずは深呼吸や簡単なストレッチで心身をほぐします。

「大きな風船が、おなかの中で膨らんだり、しぼんだりするのを想像してみましょう」
「ぐーっと、手足を緊張させたままで、次は首から上も力を入れていきます」

深呼吸は合図を出さず好きなペースでやらせながらコツやイメージを教え
ストレッチは腕、脚、顔、胴体と後になるほど範囲を広げ、最後にカウントを数えて一気に力を抜きます。
小話パートよりもずっと緩やかでぼんやりした女王の声が心地よく
普段よりも時間がゆっくり流れてる感覚がして落ち着きました。

ストレッチは今のやり方だと約2分間ずっと力を入れ続けることになってきついので
各パーツを個別に脱力していったほうが無理なくできると思います。

お次はいよいよ彼女がいる妖精の世界に移動します。
緑豊かな森をイメージし、そこで鳴る鈴を頼りに妖精たちがよく集まる場所を探します。
そして無事会えた後は心だけを切り離してあちらに向かいます。

「鈴が鳴るたび、意識が吸い寄せられる。心の奥へ、もっと奥へ。想像の世界の深い場所へ、さらに深くへ」
「あなたの意識も、ぐるぐる、ぐるぐる回りだす。体が少しづつ光の渦に包まれて、感覚が薄れていく。らせんを描いて回る光の中で、体の感覚がだんだん消えていく」

イメージ力が膨らむよう周りの情景を語りながら
鈴が鳴るシーンではそれに合わせて深化する暗示を入れ
心を切り離すシーンは光が回る様子に合わせて感覚がぼやける暗示を入れます。

普通の催眠音声よりもストーリー性を重視してあるおかげで没入しやすく
後になるほど意識のぼやけや体の重さが強くなりました。
最後にはカウントを数えながら小まめに暗示を入れて催眠を深めやすくもしています。
時間に余裕があるのを利用し各シーンをじっくり進めていて良いです。

本題の妖精化は15分ほど。
妖精の国で一番神聖な場所にあたる小さな池で蓮のつぼみに入り
それが咲いた後は生まれ変わった自分の体を確認します。

「輪になって、ゆっくりと回る小さな妖精たち。その姿が、なんだか少しづつ大きく見えてくる。蓮の花のつぼみも、だんだん、大きくなっている」
つぼみに入るシーンで周りのものが大きく見えるように働きかけるのが印象的でした。
妖精は人間よりも遥かに体が小さいですから、当然見えるものも人間の時より大きくなります。
「あなたの体が小さくなる」と暗示を入れるよりもイメージしやすく効果的です。
容姿の確認は体つき、性器、背中の羽など差が出やすいところを中心に行います。

エッチを始める手前までの様子を物語形式で描いた堅実な催眠です。
聴き手を女王の世界に案内し、そこの妖精にすることを目的に
深呼吸やストレッチで気持ちを落ち着けてから移動する様子をわかりやすく描き
その中に状況に合った暗示を込めて少しずつ作品の世界に引き込みます。

有料処女作ということで全体に余裕を持たせ、シーンごとにやることを変えながら丁寧に進めてました。
イメージの内容も森、鈴、池、蓮など自然に関するものばかりでわかりやすいです。
女王が非常にゆっくり語りかけてくるので寝落ちする人がそれなりにいるでしょう。
落差の大きいエッチ
エッチシーンは49分間。
プレイは女王によるオイルマッサージ/手マン、勇者による胸の愛撫/おちんちんにオイルを塗る/おちんちんへのキス/SEXです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「それでは、これから大切な儀式、勇者様とのエッチの前に、思い切り気持ちよくなるための準備をしましょう」
催眠を使って主人公を可愛い妖精に変え、儀式の会場へと案内した女王は
勇者を相手にする前に全身へオイルを塗り込み体の感度を上げます。

エッチは前半は彼女が、後半は勇者が責めます。
最初の24分間は儀式に向けて心身の準備を整えるシーン。
全身を上から下に流す感じで媚薬効果のあるオイルを塗り込み
それから乳首やおまんこといった性感帯に的を絞って気持ちよくします。

「だんだん揉みほぐされて、体の中がトロトロになっているような感覚。下腹部を輪を描くように撫でられると、内側から熱く溶けていく」
「割れ目に沿って、ぬーり、ぬーり。切なくて、我慢できないときは、もっと声を出してもいいのよ」

彼女は彼に儀式を手伝って欲しくて呼んだわけですから
エッチに入っても引き続き穏やかな声と態度で接します。
どこをどんな風にマッサージしてるか実況しながらその都度感度の上がる暗示を入れ
それと同時に心を開放するよう働きかけて快感に没頭させます。

本作品のエッチは特大のおちんちんを受け入れる変わった内容ですから
心のケアにも結構気を遣ってリードします。
実況と同時に入れる暗示が気持ちよくなるものだけだったので
彼女がおまんこに指を入れるシーンでは軽い異物感も覚えさせたほうが臨場感が増したと思います。

続く25分間はお待ちかねのSEX。
勇者が登場し、全身を手に持って胸を愛撫してから極太おちんちんを挿入します。

勇者はまだ童貞らしく女性との接し方をあまり理解してません。
だから主人公が痛みを感じないよう繊細なタッチを続けます。
儀式から連想される割り切ったものとは随分違って穏やかな空気が漂ってます。

「ペニスをしごきあげるための道具のように扱われているのに、気持ち良くて思考が飛んでいきそう。あなたの体を掴んでいる指も、同時に胸をいじくって刺激してくる。気持ちいい」
しかしSEXを始めたあたりからそれが一気に変わります。
これまで一度もなかった絶頂シーンが何度も訪れ
それに合わせて彼女がガンガン暗示を入れて追い込んでくれます。
オナホ扱いされるのに今まで通り穏やかに進めてたらシチュに合いませんから
SEXをする前と後で責め方を大きく変えてメリハリをつけてます。

おちんちんが入ってる様子はあまり触れず、得られる快感を前面に押し出す感じです。
リアルに描写するとグロくなるからこうしたのでしょう。
セリフの表現や展開をできるだけ柔らかくして受け入れやすくしています。
柔らかい作品
一歩間違えば陵辱に繋がるエッチをソフトなタッチで描いた作品です。

妖精の女王は自分たちの世界で頑張ってる勇者を助けるために
異世界にいる主人公の心に語りかけ、快感と引き換えに儀式への参加をお願いします。
そして了承してもらった後は長めの時間をかけて妖精に変え、心身を十分ほぐしてから儀式に送り出します。

小柄な妖精になりきって勇者とエッチするファンタジー要素の強いシチュ
現実世界から女王の世界に移動する様子に技術を絡めた流れのある催眠
じっくり性感を高めてから一気に追い込む緩急をつけたエッチ。
作品の特徴を押さえたうえで多くの人が無理なく聴けるよう調節してます。

「絶頂したあなたの膣の中で締め付けられてもペニスの動きは止まらない。激しさを増す快感を、あなたはイキながら受け止め続ける」
中でもエッチは今まで聴いてきたどの女体化作品にも当てはまらないプレイで面白かったです。
やり方次第ではとてつもなくハードになるものをとことん穏やかに表現してました。
サークルさんが「M向けシチュではない」とおっしゃられてる通り
M性が低い人でも受け入れられるあたりの内容に収まってます。
仮想プレイなので控えめな音量で効果音を入れておいても良かったかもしれません。

催眠は有料処女作として見る分には十分な品質を持ってます。
イメージに暗示を上手く忍び込ませられるようになるとより高度なものが生まれると思います。
これは大手のサークルさんがやられてることなので、今後経験を積むうちに掴めるのではないかなと。

絶頂シーンは5回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

CV:分倍河原シホさん
総時間 1:51:39

オススメ度
■■■■■■■□□□ 7点


体験版はこちらにあります

追記
2019年4月11日の24時まで20%OFFの777円で販売されてます。