ヒトイヌ催眠 ヒトイヌペットとして躾けられる催眠音声

サークル「ヒプノン」さんの催眠音声作品。

今回紹介する作品は、上品でSっ気のあるお姉さんが
Mな男性に催眠を使った変態プレイを提供します。

人でありながら犬扱いされる快感を追求したサービスが行われており
催眠は全身に特殊な液体を塗り込みながら温感と脱力感を与え
エッチは散歩や犬の芸を通じて見られる快感と見下される快感を膨らませます。
お姉さんの犬になりきって
お姉さんがヒトイヌ化の調教を施すお話。

「ようこそ ここはヒトイヌペット体験の会場なんだけど…あなたはお客さんで 合ってるよね?」
お姉さんは上品で穏やかな声の女性。
ヒトイヌペット体験に興味を持った主人公に確認すると
これからするプレイの内容を大まかに説明します。

本作品は女性に見下されたり人々に痴態を見られる快感を味わわせることを目的に
彼女が90分程度の時間をほぼ半々に分けて催眠とエッチをします。
体験ツアーっぽい設定でサービスするため彼女が彼を痛めつけるシーンは特になく
M男の中に眠る欲求を膨らませてから悶えさせるシチュ重視の責めを繰り出します。

「ヒトイヌプレイっていうのはね 人の腕や脚を折りたたんで本物のワンちゃんみたいにして、ワンちゃんとして躾けられる、そういうプレイだよ」
タイトルになってるヒトイヌとは人でありながら犬のように扱われる存在。
四つん這いになり腕と脚を曲げ4本の足で歩行し
彼女が教える芸を身に着けご褒美にエッチな快感をもらいます。

ヒトイヌについては冒頭の説明パートで簡単な練習をしますから
最初はピンと来なかったとしても次第に掴めるでしょう。
シチュやプレイが国屋敷さんの「マゾ犬ペット化催眠」シリーズに似ています(声優さんも一緒)。
現実世界ではできない変態プレイをやって欲望を発散させるM向け作品です。

ちなみに主人公が体を動かす描写があっても実際にせずすべて脳内で補完します。
その後のシーンも含めて本作品はイメージを主軸に据えたアプローチを行います。

催眠はおよそ34分間。
ベッドに横になって楽な姿勢を取り、まずは彼女が鳴らす音に合わせてゆっくり深呼吸します。

「体からは 意識が抜けている だから空っぽの体は 力が完全に抜けて ぐったりと重くなっている」
「だんだん 体との距離が離れていく 離れて 離れて 重なるところも少なくなっていって」

「きぃーん」という高い音で息を吸い、「ぽーん」というそれより低い音で吐き出しながら
その両方で短い暗示を入れてリラックスさせます。
また少し経つとベッドに寝てる自分をイメージし、現実世界の自分から心だけを離していきます。

本作品はイメージ力が非常に重要となるため、催眠の序盤からそれが膨らむようにリードします。
内容は結構簡単なので余程苦手な人でもない限りついていけるんじゃないかなと。

心身がある程度落ち着いた後はいよいよヒトイヌ化に取り掛かります。
18分ほどをかけて右足→左足→胴体→右腕→左腕の順に特殊な液体を塗りつけ
そのたびに体が温かくなったり重くなる暗示を入れます。

「こうやってぬーりぬりってするたびに あなたの力がもっと抜けて抜けて ふにゃふにゃになる」
「ぬーりぬり」を小まめに言いながら状況説明をするあたりはイメージしやすくて良いです。
しかし肝心の温感や脱力感を与える暗示が少なく
塗られた結果自分がどういう感覚を味わってるかが伝わりにくくなってます。

イメージ主体だから実況寄りにしたのでしょうけど
それを主観的に認識できなければ臨場感が大幅に落ちてしまいます。
もう少し暗示の比重を上げて変化を実感できるように働きかけたほうがいいと思います。
私が聴いた時も残念ながら脱力した感覚はほとんどありませんでした。

「ほら かーっと顔が赤くなって エッチな事 いやらしい事がしたくなって たまらなくなる」
そして最後はエッチに向けた準備として体の感度を強化します。
先ほど塗った液体にはそういう効果があるらしく
ストレートに暗示を入れたりカウントを数えてその感覚を伝えます。

直前の脱力が弱いことを考えれば
このシーンの前に一度大きく深化させる動作を挟んで欲しかったです。
催眠状態が浅い状態でイメージ主体のエッチをしても楽しみにくいですし
有料処女作=サークルの威光がまだそれほどない状況も考えれば多少手厚くしたほうが安定します。

見た目のヒトイヌ化を進めながら技術を行使するテーマに沿った催眠です。
聴き手の心を一度現実から切り離し、イメージの中にあるヒトイヌの自分と繋げることを目的に
長めの深呼吸から入って液体を塗るイメージを交えた分割弛緩法
体が敏感になる暗示と後になるほど普段の自分とは違う存在になるよう導きます。

以前にVOICEROIDを使った無料作品をいくつか制作されてるだけあって
テーマと技術の絡め方や流れの作り方については上手です。
しかし脱力以降のシーンにもっと丁寧さや慎重さが欲しいです。
あそこで暗示をもっと入念に入れていればよりスムーズに進められたと思います。
躾けられる快感と見られる快感
エッチシーンは2パート36分間。
プレイはリードの装着、お散歩、芸を覚える、リード責め、足へおちんちんを擦りつけるです。

エッチな効果音はありません。
セルフもありません。

「それじゃあまずはお散歩 いこっか」
催眠を使って主人公を四つん這いで歩くヒトイヌに変えたお姉さんは
本格的な躾をする前に彼を今いる暗い世界から公園へと案内します。

エッチはご主人様にあたる彼女が言ったことをイメージします。
最初の「しつけ」はヒトイヌとしての心構えを身につけるメインパート(約28分)。
首ではなくカリの段差にリードをつけてから光の差す場所へと移動し
そこからさらに近くの公園まで彼女との散歩を楽しみます。

「だんだん だんだん 私の手が あなたのおちんちんに近づいていって ピタっと触れる そしてあなたのカリ首を 優しく包んで きゅっ」
「全身が性感帯になってるのに 全身余すところなく視線に晒される 背筋はゾクゾク 手も足も快感の電流が走ってもうめちゃくちゃ」

エッチに入った後も彼女は引き続き穏やか。
催眠と同じく何をしてるかわかりやすく語ってイメージ力を膨らませ
光の先にある普通の世界に移動したところから周りにいる人々の視線を感じさせます。

ヒトイヌになった彼は先ほど塗りつけた液体が固まってラバースーツのようになってますが
首から上とおちんちんは丸出しにしてる状態です。
そんな姿を見たら当然人々は注目しますから、その視線を通じて羞恥心を与えます。
一風変わった露出プレイとでも言えばいいのでしょうか、なかなか面白い責め方だと思います。

「ぴくっ ぴくっ ぴくっ 快感が際限なく膨らんで膨らんで もうイク寸前」
公園に着いたところで始まる躾も変わったものばかり。
横になり腹を見せる服従のポーズをしたかと思えば
先ほど取り付けたリールを小刻みに引っ張って彼の敏感な部分を刺激します。
そして絶頂だけは禁止し彼女に従う喜びを教えます。

ただでさえ恥ずかしい格好をしてるところへ
性的に感じたり絶頂する別の恥ずかしさを追加するわけです。
引き続き視線も適度に意識させるなど、様々な要素を使って心をとことん責めてくれます。

もうひとつの「ご褒美」はさらに変態的なプレイ(約8分)。
これまでの躾を無事やり遂げた彼に彼女の足で気持ちよくなる権利を与えます。

「ほら 私の足に負けて もっと情けないヒトイヌになっちゃおう?」
一般的な足コキとは違い彼が彼女の足におちんちんを擦りつけるというもので
手、口、おっぱい、おまんこといったメジャーな部位を敢えて使わず
人々が見守る中でヘコヘコさせてMの欲求を一気に発散させます。

普通の人にとっては屈辱的でしょうけど、属性のある人ならご褒美に感じるのではないでしょうか。
体への責めを弱くする代わりに刺激的なシチュをいくつも用意しドライしやすくしています。

このように、ヒトイヌになりきってご主人様に従う独特なエッチが繰り広げられてます。
シチュは面白いのだが
後半から始まる奇抜なエッチが耳を惹く作品です。

お姉さんは主人公にヒトイヌの醍醐味を味わってもらおうと
まずは催眠を使って手足の動きを封じ、さらに体の感度を上げて普段と別の存在にします。
そしてエッチは散歩や芸の仕込みなど実際の犬に近いことをやらせて羞恥に悶えさせます。

穏やかでちょっぴりSっ気のあるお姉さんがM男を犬扱いする変態的なシチュ
深呼吸と脱力に特化してるイメージ重視の催眠
従う快感と見られる快感を組み合わせて心を盛り上げるタイトル通りのエッチ。
ヒトイヌや躾といった作品独自の要素が光るように作品を組み立ててます。

「ほらっ もっと 溢れ出した快感は止まらない!」
特にエッチはプレイ自体が個性的なものばかりですし
イメージ力が高まってる状況を利用し周りの視線も活用してます。
彼女に一対一で躾けられるよりも見られながらのほうが当然変態度は上がりますから
体をいじらないハンデを補うのに大変役立ってます。
催眠パートとは違い暗示の入れ方やボリュームがしっかりしていて安定感がありました。

絶頂シーンは2回。
淫語そこそこ、ちゅぱ音と喘ぎ声はありません。

エッチは良いのだけど催眠にやや難があると判断し
今回はこちらの点数とさせていただきました。

CV:紅月ことねさん
総時間 1:32:23

オススメ度
■■■■■■□□□□ 6点


体験版はこちらにあります