甘々いじめ ~ちょっぴりSで意地悪な先輩に弱味を握られいじめられちゃう~

サークル「ファイナルえびパスタ」さんの同人音声作品。

今回紹介するサークルさんの処女作は、主人公に十分な好意を抱いてる先輩が
彼の弱みを握ったのをきっかけにややM向けのエッチをします。

オナニーを見せてもらう代わりに自分の体へ精液をぶっかけることを許可したり
緩急をつけた寸止め手コキを繰り返しながら優しい言葉をかけるなど
意地悪と甘やかしを同じくらいのバランスで共存させた愛のあるサービスが楽しめます。
好きだからいじめたくなるの
先輩と3種類のエッチをするお話。

「あぁ……こんにちは、待ってましたよー? 後輩くん」
先輩は穏やかでしっとりした声のお姉さん。
主人公が生徒会室に置き忘れたスマホを偶然見つけると
彼の目の前でそれを起動し中に入ってる画像を確認します。

本作品は彼女のことが好きで以前から盗撮をしていた彼へのお仕置きに
およそ110分に渡って2つの要素を併せ持った独特なエッチをします。
相思相愛だけどそのことをお互いに知らなかった2人の関係を踏まえて
本来の目的を果たしつつ愛情を注いで心の距離を近づけようとします。

「どうしてこんなに、私の事ばっかり――それも、ちょっぴりえっちな奴ばっかり隠し撮りしたのか……教えて欲しいなー……♪」
彼女は才色兼備の生徒会長らしく丁寧な口調と穏やかな物腰で接する一方で
彼にちょくちょく意地悪してその反応を楽しみます。
そして彼が泣きそうになったり可愛そうな状況に陥ったらすぐさま助けて甘やかします。

彼を可愛がりたいんだけど、それだけだとS心が満たされないからついいじめてしまう感じです。
彼もそれなりにMなので2人の属性に合ったサービスと呼ぶのが妥当でしょう。
相反する要素を上手く融合させてるおかげで意地悪なプレイなのに終始あまあまな雰囲気が漂ってます。

プレイのほうはオナニー、寸止め手コキ、オナホコキとシーンごとにメインのプレイをひとつ用意し
ソフトな言葉責めも積極的にしながら気持ちいい射精に向けて心身をバランスよく刺激します。
サークルさんがこの手のシチュを相当に好きなのか
全体の流れ、プレイ構成、セリフ選び、細かな責め方など色んな部分が処女作とは思えないほど練られてます。

例えば2番目と3番目のシーンにはふたつのルートが用意されており
選んだ結果によってプレイの内容や責めっぷりにそれなりの変化があります。
全部をひとつのお話にしようとするとどうしても整合が難しくなりますから
こういう風にしたほうが作者のやりたいことを反映させやすいし、聴き手にとっても別の楽しみが生まれます。

Sだけど世話好きな先輩がMで弱い後輩を優しく弄ぶ。
ややMな人が喜ぶ要素をいくつも盛り込んだ純愛系の作品です。
男の子を男に変えるエッチ
エッチシーンは6パート80分間。
プレイはオナニー、パンツ鑑賞、手コキ、耳舐め、太ももコキ、オナホコキです。
オナニー、手コキ、太ももコキ、オナホコキの際に効果音が鳴ります。

「今日のお仕置きはー……今から私の目の前で、いつもシてるみたいにオナニーしてみせてください♪」
盗撮のことを先生に告げない代わりに絶対服従を了承させた先輩は
早速主人公に裸になってもらい、可愛らしいおちんちんやオナニーを嬉しそうに眺めます。

エッチは年上の彼女が終始リードします。
一番最初の「先輩の目の前でオナニー実演」は視線をテーマにしたプレイ(約17分)。
彼の裸体を軽く鑑賞してからオナニーの指示を出し
さらに彼女自身がオカズになって恥ずかしい射精に導きます。

「へぇ……もっとグロテスクなものを想像してたけれどイメージと違うかなぁ……♪ ちっちゃくて、可愛らしくて」
「ほら、私の目を見て……♪ 恥ずかしくても視線を逸らしたらダメですからね……♪」

彼女は彼のことを溺愛してるのでダメなところも含めて全部受け止めます。
実年齢よりも小さいおちんちんを貶すどころか「可愛い」と褒め称え
見られてることに興奮する彼と目を合わせてそれをより強く意識させます。
彼女は罰と呼んでますが、M男にとってはご褒美と言ったほうがしっくりくるプレイです。

パートの中盤からスカートをたくし上げてパンツを見せるのもポイント。
彼が恥ずかしい思いをしてるからこそ、自分もそれに近い状況に置いて一体感を高めます。
そして最後は精液を体で受け止め好きな女性を汚す快感も満たしてあげます。
主導権を握りつつ相手が求めるものを与えるところに愛の深さを感じました。

最も時間の長いパートは次の「意地悪寸止め焦らし手コキ」(約34分)。
後日主人公を再び呼び出した先輩が変わったやり方で彼の軟弱な心を鍛えます。
ちなみにここは無事耐え抜いた場合と途中で暴発した場合の2パターンあります。

「これじゃあダメなんですか?♪ もー……ワガママな後輩くんだなぁ……♪ しょうがないなぁ……それじゃあ少しずつ扱くスピード早くしてあげます♪」
1回目は敏感なカリを激しく集中攻撃し、2回目は一転して射精できない力と速度でしごくなど
1回ごとに責め方のスタイルを切り替えながら何度も寸止めさせます。
そして射精を禁止する以外は彼のリクエストをある程度受け入れて辛さと苦しさを和らげます。

時間に対する寸止め回数がそれほど多くないのできついってほどではありません。
すぐ感じ射精してしまう今の彼より少しでも我慢強くしようと手加減して意地悪します。
こんな風に彼女は彼を立派な男に育てる方向でエッチを進めます。

3番目の「オナホ相手に腰振り交尾ごっこ」は最も実戦に近いプレイ(約29分)。
さらに後日、いつもより上機嫌な先輩が通販で買ったオナホを取り出し
それを自分のおまんこに見立てて女性を責める方法を教えます。

「いつか、目の前の意地悪な先輩をおちんちんで乱暴に分からせちゃうことができるかもしれませんよ♪」
今のままでは彼とまともにSEXするのは難しいと考えてるのでしょう。
挿入しただけで降参しそうになる彼を少しでも奮い立たせようとしきりに応援します。
そしてシーンの中盤には彼にとある選択を迫ります。

「○○したい」「○○させたい」とパート名がぼかしてあるので内容は伏せますが
ここでどちらを選ぶかによって展開がやや変わります。

後輩をいじめたい一方で強くなってもらいたいとも思う先輩
その期待に応えようと頑張るけどやっぱり負けてしまう後輩。
2人の関係や属性を上手に絡み合わせた独特なイチャラブエッチが繰り広げられてます。
バランスの良い作品
タイトルの「甘々いじめ」を忠実に反映させた良質な作品です。

先輩は可愛くて頼りない主人公を少しでも逞しくしようと
自分の盗撮画像を見つけたことをきっかけに意地悪なエッチをします。
そして声、言葉、態度は普段通り甘くする代わりにプレイのほうをややハードにします。

ちょっぴりSで意地悪な先輩がMな後輩を優しく弄ぶシチュ
意地悪さと甘さを兼ね備えた彼女らしいエッチ、そこに込められた彼に対する深い愛情。
「愛のムチ」と表現するのがぴったりな比較的マイルドないじめを行います。

「後輩くんがどんな風にオナニーするかは前回見せてもらったから、どこが感じるのかはぜーんぶ分かってるんですよ……♪」
特に3番目の要素はプレイが持つ厳しさを色んな方法で中和する気遣いが随所に見られます。
最初のパートでひとまずオナニーを見せてもらってどうすれば彼が感じるかを勉強したり
彼に嫌われない程度の回数に寸止めを留めてるのがいい例です。
相手をもてなす気持ちを強く持って意地悪するから受け入れやすく感じるわけです。

エッチはどのシーンも時間と内容が充実していて抜きやすいです。
純粋な快感の強さは寸止め手コキが一番でしょうけど、オナニーには見られる快感や見せつける快感
オナホコキには女性に負かされる快感と別の良さがあります。
射精シーンのバランスも丁度良く完成度が高いです。

射精シーンは6回。
くちゅ音多め、淫語それなり、ちゅぱ音ごく僅か、喘ぎ声はありません。

CV:一之瀬りとさん
総時間 1:51:17

オススメ度
■■■■■■■■■□ 9点


体験版はこちらにあります