【全編バイノーラル収録!】文芸部員2人と癒し湯けむり温泉旅行~奥手メガネっ子×大胆ギャルの恋愛強化合宿編~

サークル「ココナッツの夏!」さんの同人音声作品。

今回紹介する作品は、ほぼ正反対の性格を持つ2人のJDが
合宿を名目に男性部員と温泉旅行へ出かけてより親密な関係になります。

2人のキャラや仲の良さを全面に押し出した純愛ストーリーが繰り広げられており
最中に交わされるテンポの良い掛け合いやお互いを気遣う思いの強さ
そしてエッチで見せる普段とは違う姿を通じて彼女たちを魅力的に描いてます。
なかなか付き合わない友人への援護射撃
文芸部員のアキやその友人みのりと温泉旅行に行くお話。

「今日も誰も来ないねー ほとんどが幽霊部員」
アキは穏やかで物静かな声の女の子。
「おっはようございまーす マイスイートアキと そのおまけクン」
みのりは砕けた口調で話す明るい声の女の子。
主人公とアキが2人きりの部室で雑談してるところへ乱入すると
間もなく来る春休みの予定を確認してから温泉合宿を提案します。

本作品は彼のことが大好きなのにその想いを伝えられずにいるアキを助けようと
みのりが合宿を名目に2人を温泉へ連れていき仲良くなれるお膳立てをします。
耳かき、エッチ、添い寝とサービス自体はスタンダードなもので揃え
その代わりに最中の会話やシチュで個性を出してます。

みのり「アキもアキだよ 男の子が誘いやすいようにお膳立てするのも 女の甲斐性だよ?」
アキ「そんな 私なんかと遊んでも楽しく… それに人の多いところは苦手だし」
アキとみのりはほぼ正反対の属性を持つ女性。
前者は文芸部員のイメージにぴったりな本好きの大人しいキャラで
今回の旅行についても「自分と一緒に行ってもつまらないから」と言って控えめに反対します。
それを後者が大胆ギャルらしい積極的なアプローチで上手に説得します。

しかしそれはあくまで普段の話。
物語の山場となるエッチシーンに入ると2人の態度や立場が大きく逆転します。
恥じらうみのりをアキがリードするシーンもありますからそのギャップに驚くでしょうね。
そしてこの演出が彼女たちの魅力をより引き立てるのに役立ってます。

もうひとつの大きな特徴はセリフの内容。
女性が複数人登場する作品の場合、彼女たちが個別あるいは同時に主人公へ語りかけるのが普通なのですが
本作品では2人が掛け合うシーンを多めに用意することで仲の良さを表現してます。
あくまで体感ですが総時間の3割くらいを掛け合いに費やしてます。

声優さんたちがスタジオで同時収録しただけあって会話のテンポがとても良く
お互いがお互いを信頼し、主人公と恋人になることを本気で願ってるのがわかります。
女の友情を大きく取り入れてる18禁同人音声はレアですから
普段色んな作品を聴いてる人ほど他とは何かが違うと感じるでしょう。
押し引きを織り交ぜた軽妙な駆け引き
3人が目的地の旅館に到着した直後の14分間はドラマパート。
Track02は部屋に着いてから大きな温泉に行くまでの様子を、Track03は女湯でアキとみのりがする会話を楽しみます。

アキ「だ、だ、だ、だって 3人で一緒の部屋なんてそんな!」
みのり「だーかーら 2人っきりじゃないんだから そんなに騒ぐことじゃないっしょ?」
アキは宿の手配をみのりにすべて任せてたらしく
主人公と同じ部屋で寝泊まりすることを知った途端に抗議します。
でもみのりはそれを予想してたかのように「自分も一緒だから」と言って納得させます。
相手の気持ちを汲み取ったやり取りをするところに仲の良さを感じました。

アキ自身も彼と一緒になるのを嫌がってるわけではありません。
奥手な性格だから突然の展開に戸惑ってるだけです。
彼女たちの掛け合いを通じて彼に対する気持ちが垣間見えるのが面白いなと。

またここからはバックで何らかの環境音が流れます。
部屋にいるときは鳥の声、お風呂場ではお湯の音と場所によって切り替わる細かな演出です。

サービスと呼べる行為が登場するのはTrack04から(約21分)。
宿への移動中に荷物持ちを頑張ってくれた彼へのご褒美に
膝枕の状態でみのりは右耳、アキは左耳を耳かき棒と梵天でお掃除します。

耳かき棒は「ずすっ そりゅっ」という平べったくて滑らかな音
梵天は「すすっ ぷすぷす」という面積広く柔らかい音が使われており
奥から手前へ掻き出したり壁を優しく引っかく、間を長めに取って軸を回転させるといったように
器具によって音の質感や動きが大きく変わります。

2人とも流れは一緒なのですが、みのりのほうがやや慣れた手つきなのと
息吹きを挟んでくる点で多少の違いがあります(アキは息吹き無し)。
要所をきっちり押さえた手堅い耳かきという印象を受けました。

アキ「なかなか 難しい」
みのり「どうよ アキの太もも気持ちいい?」
最中の会話は宿のことやお互いの魅力に関することが中心。
特に後者はスタイルの良さ、髪の綺麗さ、おっぱいの大きさなどを手放しで褒め称えます。
主人公にお世話してるのに敢えて2人の掛け合いをメインに据えてるのが珍しいなと。
癒しつつ彼女たちへの感情移入度を高める本作品らしい表現方法です。
メガネっ子文芸部員も酒が入ると…
エッチシーンは34分間。
プレイはキス、手コキ、耳舐め、両耳舐めです。
手コキの際に効果音が鳴ります。

アキ「えっと じゃあまず き、キス しよっか」
みのり「そう…だね うん いいんじゃないかな」
耳かきの最後で部屋に備え付けてある露天風呂に入ることを提案したみのりは
そこでアキに主人公へ告白させることに成功し、そのまま一気にキスへと持ち込みます。

エッチは終始彼女たちが責め続けます。
最初の14分間は恋人気分を盛り上げることを見据えた比較的ソフトなプレイ。
キスから入りおちんちんの愛撫→片耳舐めと一歩ずつ大胆なものへと進みます。
ちなみに彼女たちは挿し絵のようにタオルを体に巻いたまま接します。

アキ「あぁ ほんとだ 硬くて それに脈打ってて すご…」
みのり「おちんちんのおもてっかわを 清楚な指使いで優しく撫でられながら 裏筋は飛び切り卑猥に うねうねーと優しくやらしく撫でられて」
そしてここでも彼女たちはまったく違う仕草と反応を見せます。
戸惑いながらも彼とこういう関係になれたことを喜ぶアキ、そんな彼女を実演形式でリードするみのり。
これまでと同じく2人の特徴をそのまま反映させたスタイルで進めます。
手コキを湯船の揺れる音で表現するなど雰囲気作りにもこだわってます。

「なんでみのりもエッチに参加するの?」と思う方がきっといるでしょう。
このへんの事情は耳かき終了後からエッチ開始までの17分間できちんと語られてます。
非常に面白いシーンなのですいませんが本レビューでは完全に伏せさせていただきます。

最初のほうで説明した2人の立場逆転が鮮明に出るのは後半から。
片方が耳を舐め、もう片方がしゃべってたのが両耳舐めへとシフトし
そこに潜望鏡スタイルでの手コキを加えて気持ちいい射精に導きます。

みのり「どう? 気持ちいい? あたしとアキの恋人繋ぎしてる間に おちんちん割り込んで まったく悪いちんちんだね」
アキ「そんな悪いおちんちんは 私とみのりが退治しちゃうぞー みたいな」
これまでのやり取りですっかり吹っ切れたのでしょう。
腰を上げておちんちんだけ湯船から出した主人公の姿勢を潜水艦と言ったみのりに対し
「潜望鏡だよ」と訂正してエロの知識が豊富な事をさり気なくアピールしたり
吐き出された精液を手で集めて飲み干すなど、普段よりもずっと積極的なアキを見せてくれます。
そんな彼女を見てみのりも協力しておちんちんを責めようとします。

左右で耳舐めのタイプが違うところもいいですね。
具体的にはアキ(左)は狭めの範囲を舌でこそぐ、みのり(右)は広めの範囲を唇でしゃぶるように責めます。
左のほうが刺激が強く、右のほうがエロく感じるのではないでしょうか。
音によってもアキがこの間だけ奥手な女の子から大胆な女性に変わってることが伝わってきます。

このように、女性たちの性格や心情を色濃く反映させたラブラブなエッチが繰り広げられてます。
キャラが立ってる作品
登場する2人の女性に萌えながら癒されたり抜ける作品です。

みのりは文芸部員として一緒の時間をよく過ごしてるのになかなか進展しないアキと主人公をくっつけようと
3人だけになれる機会を設け、そこで色んなアプローチをかけて少しずつ心を近づけます。
そして露天風呂に入った後は恋人同士になってより深く気持ちいいことをします。

性格や属性が大きく違う女性たちが一緒に会話やサービスをするシチュ
主人公へ直接話しかけるだけでなく2人が掛け合うシーンも多めに用意した作り
エッチシーンで見せるアキの大胆さとみのりの初々しさ。
パートナーの存在をできるだけ近く大きくしながら物語を組み立ててます。

みのり「アキ 好き…だよ」
アキ「私も みのりのこと 大好き…だよ」
この作品を聴いて最も感銘を受けたのはアキとみのりの繋がりをとても大事にしてることです。
音声作品はシステムの関係で語り手が聴き手へ一方的に働きかけるようにできてます。
本作品の場合は「アキ→主人公」「みのり→主人公」ですね。
そこへ「アキ↔みのり」を多めに加えることでキャラに個性と深みを与えてます。

たぶんこのレビューを読んだ人の多くはみのりを脇役と認識するのではないでしょうか。
でも実際はアキに負けないくらいの魅力を持ってます。
友人のためにとことん尽くす姿勢やエッチで見せる素直で可愛らしい姿が素敵です。

エッチは3人がくっつく過程を大事にしてるおかげでプレイ自体は割かしソフトです。
その代わり感情移入度が高いですから1回抜くのは余裕でしょう。
完全女性上位ですがM向けの要素はまったくなくほぼノーマル向けです。
もし今後続編が出るならより踏み込んだプレイを期待してます。

射精シーンは1回。
効果音とちゅぱ音それなり、淫語そこそこ、喘ぎ声はありません。

以上のことからサークルさんでは初の満点とさせていただきました。
おまけは長めのフリートークとNG集です。

CV:アキ…こやまはるさん みのり…逢坂成美さん
総時間 3:11:56(本編…1:51:30 おまけ…1:20:26)

オススメ度
■■■■■■■■■■ 10点


体験版はこちらにあります